大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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Dorculus lombokensis
(tkyk4 at 07/11 20:52)
Prosopocoilus属に近縁なDorculus属のロンボックの特産種です。

♂♀がほぼ同型で判別が難しいですが、
歯型・前ケイ節・体形などで区別可能です。
歯型は♀が平面的になります。(内歯は♀でも出ますので 有無では区別できません)
前ケイ節は♂は先端部が長く突き出ることで区別するのですが、
中途半端な個体や 擦れている個体も多く かなり難しいです。
体形では♂は前胸が寸詰まりで幅広で 胴体もやや幅広になります。
当方はそれらを総合して判別していますが、
単品や擦れがひどい個体は非常に難しいです。

幼虫の生態は部屋を作って生活し 蛹化時は繭玉を作るそうです。
OdontolabisやNeolucanus、Aegusに近い生態をしているみたいです。


Dorculus lombokensis Okuda,2006:16-19,fig.1-2,9
[Type Locality] Mt.Rinjani,Lombok Is.,Lesser Sunda Islands,Indonesia

Paratype

Lombok Is.,Mt.Rempek

最大個体 ♀28mm

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