ミークのアルファック・ファクファク・マピアの個体群についてです。
アルファックはSsp.delisleiの基準産地です。
ファクファクからもSsp.delisleiの近い個体が得られていて
ざっとしか比較をしなかったのですが、
基準産地の個体群に比べ 体型は細身で ♀の上翅の筋の長さが異なっていました。
強引に亜種分けも可能と思われますが
研究者によってはシノニム扱いとするでしょう。
Dorcus meeki delislei Nagai et Tsukawaki,1999:16-18,figs.9-11
[Type Locality] Mt.Arfak,Lina Mts.,Manokuwari,Irian Jaya,Indonesia
上：Mts.Arfak
下：Mt.Fak Fak
マピア産はサンプル数が少なすぎるので あくまで暫定的にという感じです。
図示した♂の中の最大と2番目はマピア産のジャスミンに混ざっていたものですが
雰囲気がミークとちょっと違うので別種かもしれません。
中型個体でアルファックの個体群と比較すると、
光沢は強く 顎は細くて湾曲が強く 複眼下の突出は弱いなど違いが見られます。
♀では幅広な体型 複眼下の突出は弱い 頭楯の突出は弱い 上翅の点刻は大きいなど違いが見られます。
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