リクエストをいただいたいので
ミークについて書き記していきたいと思います。
長くなるので何回かに分けて。

第１回はミークとジャスミンの関係性について。

まず　ジャスミンはミークの亜種とされて、
♂はずんぐりしていて　♀の上翅にはミークみたいにスジブトヒラタのような筋が出ないのが特徴です。

数を見ていくと　イリアンジャヤの各産地でミークタイプの♂♀・ジャスミンタイプの♂♀が
同所で得られることがわかりました。
最初は個体変異ではないかと思われていました。

ところが飼育をしてみると　片方のタイプの♀からは片方のタイプの♂しか出現しません。（アルファック産で確認）
よくよく考えてみると中間個体も得られていません。
同所で得られて　特徴が安定しているので
それぞれがよく似ているものの　別種であると思われます。
アルファックでの採集状況だと　発生時期もずれてる感じもあります。

交尾器の比較もしてみたことはありますが、
素人目にはそこまで違いがあるようには見えなかったので、
もっと遺伝的にかけ離れているとかあるのかもしれませんね。

同定は大型の♂や極小の♂（上翅が♀に似てくるので）や♀の同定は簡単なのですが、
中〜小型の♂は　本当にそっくりで判断に困ります。
一応　体型・頭楯・前胸・唇などで区別をしていますが、
確実に当たってるかと聞かれると　なんとも言えないです（汗）
ボラヌスもよく似ていますが
♂はやや小型でミークをずんぐりした感じで光沢が強いので区別はつくと思います。
ただ　♀はジャスミンに似ていて上翅の点刻で区別はできますが　なかなか困難です。

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