大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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Dorcus nepalensis
(tkyk4 at 02/24 15:22)
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D.nepalensisについてというよりはHemisodorcus属について思うことを書きます。

記載文はうまく訳せなかったので、
一般的な特徴と基準種のD.nepalensisから考察します。
♂では前胸上縁部が切れ込むこととされています。
Baba,2012(Gekkan-Mushi 492:31-34)では♀の頭部の突起が1本であることから独立属と考える旨が書かれてますが、
D.nepalensisの非常に近縁なD.donckierなどの♀は2本あるし、
Dorcus属に含まれているD.suturalisの♀も頭部の突起は1本ですし頭部の形状も似ています。
♂の前胸が切れ込まない種類もいたりしますし、
Dorcus属の亜属程度と当方は考えます。(Nipponodorcus・Paradorcus・Dureliusは節)
節(Section)は亜属の下位階級で 通常は植物にしか使わないらしいので使用するのはよくないのかもしれませんが、
使用すれば分類がわかりやすいので(^_^;)
もしかしたら節より「Infragenus」の方が正しいのかな?ちゃんと勉強したわけではないのでよくわかりませんが。


Hemisodorcus属の記載文 Thomson,1862より


Dorcus nepalensis (Hope,1831):22 [Lucanus nepalensis]
[Type Locality] Nepal
[sny] Lucanus similis Hope, 1831:22 [Nepal].
Lucanus chevrolatii Chenu, 1840:1-2 [-].
Lucanus rafflesii Hope, 1840:77-78 [Nepal,Bengal,and Assam].
Lucanus parryi Hope1843:94 [Agro Nepalensi].
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