以前はあまりよく見ていなかったのですが、
南西部のカンチャナブリ産と北西部のタック産の
雰囲気が違っていたのに気が付いたので調べてみたことがあります。
それぞれ比較して タック・タイプ(仮)は
頭が小さく 顎は弧を描くように湾曲し 歯型が異なり 胸の形状にも違いが見られました。
タイプ標本は50mmと小型で白黒写真しか見たことはないですが
頭部が小さくタック・タイプのように見えました。
タイ北部では両タイプが得られているみたいだし、
産地が確かなのかは確認できませんが カンチャナブリ産の原名亜種も見たことがあります。
本来なら基準産地のミャンマー中東部産も比較をしたかったのですが手に入りませんでした。
調査不足ですので参考程度に。
Odontolabis mouhotii elegans Möllenkamp,1903:347-348 [Odontolabis elegans]
[Type Locality] Birma,Montes Carin-Cheba
N.Thailand,Tak
S.Thailand,Kanchanaburi (サイズは同じくらいです。)
N.Thailand Mizunuma&Nagai,1994より
左:elegans 右:sp.?
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