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2022年04月11日

コロナで自宅療養になったときに参考になる症例

猫とパソコン.png日本補完代替医療学会誌に
『玉屏風散を使用した
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の
1 例』という症例報告が掲載されていました。

以下は、そこからの引用です。
コロナに罹患して自宅療養となったら、
お役に立つ情報かもしれません。

新型コロナウイルスが猛威を振るって
いた 2020 年 4 月上旬は,感染症指定
医療機関の病室はほぼ満床状態であった.
また,PCR 検査も満足に行えず,
発熱が続く状態の悪い者も,
自宅待機を余儀なくされた.
今回,福岡在住の新型コロナウイルス
感染症の患者から,セカンドオピニオン
を求められ,玉屏風散を使用した 1 例を
観察研究したので報告する.

症例:
71 歳 福岡在住の男性
病名 新型コロナウイルス感染症
既往歴として小学校 5 年生の時に
陳旧性肺結核.高脂血症ならびに
軽度の高血圧症を認めるも
投薬は受けていなかった.

令和 2 年 4 月 3 日に 38℃近くの発熱と
ともに強度の全身倦怠感,
咳を認めた(発症 1 日目).
発症 2 日目に近くの総合病院を受診.
パルスオキシメターで酸素飽和度96%,
白血球数 5,800/mm3,肺の CT 検査は
異常なし.ウイルス感染症を疑われるも
自宅で様子をみるように言われた.
発症 3 日目も同様の状態が続き
熱は 38.3℃まで上昇した.
4 日目に再度受診し,入院治療を
希望するも入院はできなかった.
前日は PCR 検査はしてもらえなかったが,
この日は本人が何度も頼み込んで
やっと PCR 検査を受けることができた.  
この時点で,セカンドオピニオンを
受けた著者は,
玉屏風散(小太郎漢方製薬製)の入手を
勧めた.玉屏風散は 3 包 (4.5 g)
あたり水性エキス 2 g(オウギ 6 g,
ビャクジュツ 2 g,ボウフウ 2 g より
抽出 ) を含有している市販漢方薬で
ある.
発症 4 日目の夜から,4 回 / 日内服開始
した.
また,市販のビタミン C の摂取も
開始した.
発症 5 日目には予想通り,
PCR 陽性と判明し,急激な味覚・
嗅覚障害も出現した.
倦怠感もあり,入院の上,アビガン内服
の観察研究を希望するも入院は
できなかった.
そこで,玉屏風散を 5 包 / 日に増量し,
ハトムギ全粒熱水抽出エキス
(ハトムギ CRD エキス:株式会社 STIP
製)4 g/ 日摂取も開始した.
発症6日目には倦怠感も著明に軽減し,
高熱をみることはなく,37.2℃の微熱を
みるのみとなった.発症 7 日目には,
かなり体調も改善し,味覚・嗅覚障害も
急速に改善しだし,食欲もほぼ改善を
みた.その後は,咳,発熱を認めること
なく経過し,発症 18 日目に PCR 陰性,
発症 20 日目に PCR 陰性となったため,
玉屏風散の内服は中止し,ハトムギ CRD エキスだけを摂取継続し,現在に至って
いる.
なお,同居の妻は無症状であったが,
予防的に玉屏風散を 3 包 / 日内服ならび
にハトムギCRD エキス 4 g/ 日を摂取した.
5 月初旬に行った PCR 検査は陰性であった.

考 察
本例は新型コロナウイルス感染症に対し,
玉屏風散を使用した例であるが,
とくに有害事象は認めなかった.
玉屏風散は,風邪をひきやすく,
衛気虚(免疫力低下)に効果的な漢方薬
として知られている.COVID-19 には,
通常,清肺排毒湯が推奨されているが
1),今回は入手しやすい玉屏風散を
使用し,症状は急速に改善した.
玉屏風散は SARS 流行時に中国で
使われ,実績のある漢方薬の一つである

香港での研究によると,SARS 治療に
当たった 11 病院の職員を対象にして,
中医療法を行った結果,有意差を持って
SARS 発症を抑制した.ここで使われた
処方は玉屏風散と桑菊飲(杏仁,連翹,
薄荷,桑葉,菊花,桔梗,甘草,蘆根)
の合方であったという 2).また,柴山は
2009 年の新型インフルエンザ流行当時,
天津中医大学に在籍していて,玉屏風散 + 桑葉,陳皮,菊花を感染予防として
服薬し,予防が可能であったという 2).
したがって,本例のように自己管理を
迫られた状況では,玉屏風散内服は,
積極的に試みて良い治療法となろう.
また,ハトムギ CRD エキスは,
Th1/Th2 比が上昇することが
報告されており 3),細胞障害性 T 細胞
(CTL) や NK 細胞の活性化も期待でき
4),かつ in vitro でインフルエンザウイル
スの抑制作用も報告されているので 5),
今回は,漢方薬と併用して摂取した.

COVID-19 のセルフメディケーションと
して漢方薬内服は試みるべき方法と
考えられる.
わが国では,最近,東北大学を中心に
漢方の観察研究が始まっており,
さらなる症例の集積が望まれる.
なお,使用にあたっては,医師もしくは近くの漢方薬局で相談することが
重要であろう.食品については,
漢方と同じく抗ウイルス作用が
期待されるものや免疫調整作用を
有するものが数多く知られているので,
観察研究として有望なものを見つけ出す
さらなる努力が必要である.
COVID-19 は基本的には肺の病変が主体で
あるが,猫伝染性腹膜炎
(Feline Infectious Peritonitis;FIP) と
同じく,下痢や嘔吐など腸上皮の
ウイルス感染から発症するタイプも
存在する.したがって,治療は上気道と
肺,腸に対し同時に開始すべき
である.さらに,我々は鼻咽頭や
肺胞レベルの局所には,
エピガロカテキンガレート (EGCG)
脂肪酸モノエステル6) の空中噴霧を
はじめ,ワサビや生ニンニクの
揮発性成分を吸入する方法などの
観察研究を始めている.
抗インフルエンザ作用を有する
梅ポリフェノールを豊富に含有する
梅干しなどの明らか食品についても,
民間療法だと軽視せず,先人の知恵を
臨床に生かす努力を怠ってはいけないと
思われる.また,各種ビタミン,とくに
ビタミン C やビタミン D についても積極的に観察研究するべきであろう.
最後に,COVID-19 の治療の基本は
アビガンで,ウイルスの複製をストップ
させ,その間に,漢方や食品で
抗ウイルス作用を有するものを積極的に
摂取することが重要となろう.
臨床の現場では,アビガンと漢方薬や
食品との組み合わせは理にかなった
方法であると思われるので,
今後さらなる研究が待たれる.

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