1954年、IBMとジョージタウン大学は、60以上のロシア語の文を英語に翻訳することに成功した機械翻訳システムを共同で開発しました。ただし、このシステムは実用には程遠く、語彙は250語のみで特定の構文しか翻訳できないという、今から見れば「おもちゃ」のようなものでした。その後、ルールベース機械翻訳、統計的機械翻訳、ニューラル機械翻訳といった手法が開発され、現在では、Google翻訳やDeepLなどの機械翻訳サービスが広く利用されています。機械翻訳には、大きく分けて2つの方式があります。1つはルールベース型の翻訳で、もう1つが機械学習を用いた統計ベース型の翻訳です。最近では、ルールベース型にも対訳コーパスを使った統計的なアプローチが組み込まれるようになっており、「ルール+統計型」と「ニューラルネットワーク型」で分けて考えられるケースも少なくありません。
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