2017年09月28日
BOYS IN TOWN
3rd Album 「BREAK THROUGH」収録
BREAK THROUGH
さてさてそれでは「BOYS IN TOWN」をレビュっていきます。
まずはサウンド面から。
イントロ・アウトロの8分のディレイのかかったアルペジオは好きですね〜。
あれですよ、「恋心」のイントロとか「ultra soul」のイントロとかで出てくるやつですよ。
この曲ではディレイのアルペジオで哀愁漂う感じを表現していますね。
また曲を通してのスピード感もとてもいいです。
歌詞の"渋谷の街の夢見る若者"と相まって非常にシックリきていますね。
曲調とメロディと歌詞のバランスという面では非常にバランスが取れていて、デビューの頃と比べると成長を感じます!(なぜか上から目線…)
そして歌詞面ですが。
先述通り、まさに「渋谷の街の夢見る若者」を唄っています。
正確には"若くてまだまだ世間知らずな"と言えるかもしれません。
歌詞の表現力が豊か(具体的)になっていますよね〜。
「黄昏の交差点(スクランブル)超えてさわいだセンター街」
「シャッターにもたれて憂鬱な始発を待ってる」
始めの2行で、まだまだ若くて世間知らずで井の中の蛙な渋谷の若者が目に浮かびます(笑)
そして夢はでっかいのだ!
俺はすっごい人間になって「輝くボディのコンバーチブルー」で「とびきりの女を連れて」もしくは「運転手付きのリムジンで」いつかここ渋谷に戻ってくるのだ!
いやぁ〜すごいピュアでストレートだね〜。
今の稲葉さんがこの歌詞を見たらどう思うんだろ?
やってやったぞ!27年前の俺!みたいな感じなのか、はたまた…
そして歌の部分でひとつ書いておきたいのが、ラストのサビですね。
「もっともっと気持ちいいことしたい」
と、唄うというより"語って"いるんですよ。
これ、後の「マグマ」や「SURVIVE」あたりで究められつつあるで稲葉さんの「語るが如く唄う」唱法といっていいんじゃないでしょうか。
その種はここ「BOYS IN TOWN」にあったんですね!
どうだっ!
はい、それではまた!
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