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2020年08月28日

2020年の映画感想(8)★『Onward (2分の1の魔法) (2020)』

2020年の映画感想★8
あくまでも個人的な映画感想です。
ネタバレ注意!自己責任で!

『Onward (2分の1の魔法) (2020)』

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<個人的な評価:10点中8点


映画館に行ってきましたー!まだ自分自身は、このコロナ渦の中、自粛しているつもりだけど、平日の人が少ない時間などを狙ったりして外出する事もあるし、こうやって、映画館に貢献している事もあります笑。
今日は、朝一に行きましたー!!さすが、朝一。広い映画館の中、私含めて、4人しかいなかった。しかも、みんな、おひとり様!!!朝一、最高だね。
いつもは、人を避けて前方の席に座るけど、今回は、真ん中の少し前に座りました。
朝ご飯変わりに、ホットドック&ポッポコーン食べたよ〜
映画館に貢献してます笑。
まあ、まわりに人が誰もいないからね。後ろの列も誰もいないし、前にもだーれもいなかったし、自分が座ってた列にも誰もいなかったし、自分の家にいる感覚で、リラックスして、集中して観る事ができました。最高。メンバーじゃない映画館だったから、通常料金1900円払ったけど、貸し切り状態だったから満足です。

さて、映画ですが、家族や兄弟の絆の物語です。
笑いあり、涙あり、今どきのオープンな価値観にあわせたような、でもって、個性豊かな魔法の世界が舞台。
ポスターにもあるように、月が二つある世界です。
そして、種族も様々!!!
ファンタジーな世界観たっぷり
(どこかの宇宙の惑星の、とある街の物語かもね...って妄想するのも楽しい)

個人的に、良かったと思います。
普通に感動したし、最後の結末は、ちょっと泣いてしまいました。
だから、高評価です。
ただ、普通に良かったというだけで、特別に感動した!とか、そういうのはないから、満点ではない。
これといった特別感はないけど普通に感動する兄弟と家族の絆の物語

兄弟の母親がファンキーで面白い。そして、普通のオバちゃん。
そんなオバちゃんな母親にも恋人がいて、家族同然のようにいる。ちょっとウザいオッサンだけど、警察官で、しかもケンタウロス!笑。
ケンタウロスなのが面白い。
悪い奴ではないけど、ちょっとウザい。
最後、彼にも心境の変化か、パトカーに乗るのをやめて、ケンタウロス得意の脚で自力で走るようになるのが面白いし良かったです笑笑。

魔法もある不思議な世界だけど、時代が変化して、みんな、車だの電子器具だの、そういうものを頼って、魔法を忘れてしまったんだね。
でも、最後は、魔法が戻ってきた。兄弟の冒険を通して、みんなも影響されていったのが良いです。

父親に会いたい気持ちは泣ける。
兄の立場と、弟の立場が違うのも...リアリティーあって共感しやすい。
幼い頃に父を病気で亡くした兄、最後にちゃんとお別れを言えなかった事を実は悔やんでいる...
生まれた時には父親が既に他界していて、父親を知らずに育った弟。ずっと父親に会いたいと願っていた...

最後、自分ではなく、兄に父と会うチャンスを譲った弟イアン...
その兄弟愛に感動しました。

そして、父親はいなかったけど、今までずっと自分を守ってくれた兄バーリーの存在の大きさに気づいたのも良い。

兄弟の絆、親子の絆、見守ってくれる人達、皆何だかんだで優しい人達。
(バーリーの悪口をいってた警官オバサンだけは、ムカつくけどね!)

心が温まる共感しやすい素敵な兄弟の冒険の物語でした!







2020年08月13日

2020年の映画感想(7)★『千と千尋の神隠し (2001)』★<観賞3度目>

2020年の映画感想★7
あくまでも個人的な映画感想です。
今も自粛しているので映画館はほぼ行きませんが、一回だけ行きました。
ジブリの、『千と千尋の神隠し (2001)』を観る為に!
最初に上映された2001年に一度観ました。
そのあとも、いつだったか覚えてないけど、テレビでも観た記憶があります。
だから今回は3度目の観賞です。


『千と千尋の神隠し (2001)』

<観賞3度目>

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<個人的な評価:10点中10点>


『千と千尋の神隠し 』は、ジブリ作品の中で私が一番好きな作品だ。
(「魔女の宅急便」も同じぐらい好き。「コクリコ坂から」、「となりのトトロ」、等も好きだけど、千と千尋と、魔女の宅急便に関しては別格!)
私は基本的に、同じ映画は一度しか観ないが、まれに、すごく気に入った映画やドラマ(Harry Potter、Game of Thrones 等も) は、何度も観ても飽きないし、何度みても新しい発見があったり興奮や感動をする。

ジブリは久しく観てない事もあって、今回は、空いている日にちと時間帯をねらって、映画館で観賞した。

やはり、世界観が独特で大好き。映像美&音楽も最高だ。
これが、最高の和風ファンタジー和風ゴシックさもあるかな?
和風で、ファンタジーで、どこか懐かしいノスタルジックな感じがする作品

さすが、世界中で人気で大ヒットするだけある。
当時、私はシンガポールにいたが、あっちでも大ヒットしたし、台湾人やアメリカ人の親友と語ってた記憶がよみがえる。リアルの舞台は台湾の九份日本の温泉地などと、色々あるが、残念な事に、どれもまだ行った事がないので、ぜひ、コロナが落ち着いたら行きたい。
第75回アカデミー賞ではアカデミー長編アニメ映画賞を受賞した作品でもある。

さて、あらすじだが、10歳の少女・千尋は、両親とともに引越し先へと向かう途中、森の中の奇妙なトンネルから通じる無人の街へ迷い込み、そこでの不思議な冒険をかいたお話だ。千尋は当初から不気味さを感じていて勘がいいのか、トンネルに入りたがらなかったが、両親が興味津々だったので、その両親についていった感じだ。どことなく、冷たさを感じる両親だと思った。普通なら好奇心にかられて、子供が真っ先に入りそうなのに、今回は、大人である両親が好奇心にかられて、トンネルに入っていった。
トンネルの先は、八百万の神々が住む世界で、人間が来てはならないところだった。
千尋の両親は飲食店で神々に出す食べ物に勝手に手をつけたため、罰として豚にされてしまう。
とんでもない両親だなーと子供ながらに思った。
両親は、何かにあやつられて...というか、不思議な力のせいで、あんな行動をとったのかなー?
それとも、普段からあんな感じなのだろうか。
とにかく、両親を元に戻すために、千尋は健気にも、この世界に住む不思議な少年ハクに助けられながら、八百万の神々が客として集う「油屋」で、働く事になるのだった。
油屋の主人は、相手の名を奪って支配する魔女の湯婆婆
千尋は、名を奪われて「千(せん)」と新たに名付けられ、油屋で働いた。
この世界で、本当の名前を忘れると元の世界に戻れなくなる。
ハクもまた名を奪われ、自分が何者であったのかを思い出せずにいた。
しかし、彼はなぜか千尋を知っており、千尋のことは覚えていた...
ハクは、美しい白竜にも姿を変える事ができる。(やはり、ファンタジーの定番は竜!洋風なドラゴンではなく、これは和風で神々しい、守り神を連想させるような竜だ。)
物語の終盤に判明される事だが、ハクの正体は、千尋が以前住んでいた家の近くを流れていた「コハク川」という川の神本名は「ニギハヤミコハクヌシ」
最後に、千尋は、ハクも助けて、両親も助ける事に成功。
両親を助けたさいに、魔女からのひっかけクイズみたいな感じで、たくさんんの豚の中から、両親を当ててみたら、助けてやる!ってのがあったが、千尋は、「この中に両親はいない」という正解を言い当てた。
そこに、千尋の両親への愛を感じた。
ハクといつか再会することを約束し、もとの世界へ、両親とともに、帰っていった千尋

ざっくり、いうと、そんな内容のストーリーだった。
中盤に、招かれざる客である「カオナシ」、入ってきたり、色々ドタバタもあって面白かった。
カオナシは、大きな黒い影で、物の怪。最後は、銭婆のところへ行き、銭婆の厚意でそのままそこに留まることになったので、カオナシも、ハッピーエンド。
カオナシと千尋が、電車に乗るシーンは、けっこう好き。

「千と千尋の神隠し」は、子供向けファンタジーで、一度目と二度目に観た時は子供だったけど、大人になって観ると、色々と解釈はできる。
この映画の中の千尋がそうだというわけでは決してないが、巷でも言われてるように、例えば、両親の借金を返済するために、遊郭で働いた少女を連想する事もできる。
また、子供ながらの純粋さを連想する作品でもある。
そして、欲にまみれた大人が千尋の両親で、逆に千尋は純粋な心を持っている。
千尋だけが食べ物に手をつけなかったし、一般的なモラルも、千尋の方があった。
「豚=人間の欲望の象徴」とするならば、千尋の両親は、欲にまみれた大人なんだろう。
千尋の純粋さ、欲の無さと対比しているだろう。

まあ、色々と解釈はできるが、深く考えずに観るのも良い。
ノスタルジックな音楽、映像美、不思議な登場人物、起承転結がわかりやすい明快なストーリーライン、何より、ファンタジーだが、どこか懐かしいような世界観が、個人的に一番お気に入りだ。

個人的に、千尋というキャラは別に好きでも嫌いでもない
というか、この作品の中で、特別好きなキャラも嫌いなキャラもいない。
推しキャラは全くいない笑。
それでも、ただただ、世界観が好みなので、その世界観に酔いしれて楽しんだ。


2020年03月16日

2020年の映画感想(6)★『The Death & Life of John F. Donovan』(ジョン・F・ドノヴァンの死と生)

2020年の映画感想★6
あくまでも個人的な映画感想です。
ネタバレ注意!自己責任で!

『The Death & Life of John F. Donovan』
(ジョン・F・ドノヴァンの死と生)


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<個人的な評価:10点中7点>


コロナウイルス対策で、映画館を避けてたのですが、どうやら日曜日の夜で、この映画は比較的空いてたので、前列すべて、後ろ列すべて、自分の列すべて、誰もいないのを確認して、ぎりぎりで席をとって、鑑賞しました。自然と前方の席になってしまいますが、まあ人がまわりにいないのが良い。
(位置より、まわりに誰もいないのが最重要。)

あらすじ
アメリカの人気俳優、ジョン・F・ドノヴァンが亡くなってから10年の時が経過した。そんなある日、若手俳優のルパート・ターナーはドノヴァンと交流していたときの記憶を不意に思い出すのだった。11歳の頃、ターナーはドノヴァンと手紙のやり取りを重ねていたのである。
本作はターナーの回想を通して、ドノヴァンの死の真相を描き出していく。



ジョンがカッコいいのと、最後のバイクのシーンがなぜか無駄にかっこいいのが印象的。
ENDINGの曲で、BITTERSWEET SYMPHONY が流れてたのが良い。この曲は、CRUEL INTENTIONSという、私の好きな古い映画で、その映画のENDINGにも流れてました。

この映画はフィクションだけど、主演が Kit Harington なだけに、色々とおもう事があり、それもこの映画を観るキッカケになりました。Kit Harringtonは、私の大好きなドラマ Game of Thronesで、Jon Snow を演じていた。Jon Snow は特別好きなキャラではないし、むしろ苦手なキャラだが、俳優がすごくキャラにはまっていたと思う。(Game of Thronesの俳優たちは、みんな凄く役にはまっていると思う。長く暗いドラマで、役にはまってたからこそ、憑依型の俳優が多かったからこそ、苦悩をかかえてたんだろうな。)
Kit Harringtonは素晴らしい俳優です。
Game of Thrones で、瞬く間に、さらに大人気になりました。。
けど、実在の Kit Harringtonの苦悩を知っている人は多くはないと思います。
彼は、Game of Thronesの最後の収録が終わった直後に、過呼吸をおこしています。
収録が終わったあと、リハビリ施設にしばらくいました。
誰よりも重い衣装をきてたし(本人いわく)、長年、難しいキャラを演じて、この長編ドラマで、かなり病んだのか、プライベートでも何かあったのか、真実は知りませんが、うつ病を発症していました。
だから、収録直後に、凄く高級なリハビリ施設に入ったんです。これは凄くいい案だと思う。
俳優たちの心のケアを大事にすべきだと思います。どんなにスーパースターでも彼らだって、繊細な人間なのだから。
偶然か否か、この映画の有名俳優の名前も、ジョン。

実在のスーパースター Kit Harringtonも苦悩を抱えてた。
その Kit Harringtonが演じるスーパースター John F. Donovanも苦悩を抱えてた。

映画やドラマで演じて、実生活でも他人から認められようと好かれようと演じて、それってある意味、凄く疲れるし、虚しいなと思いました。
俳優のジョンが、ドラマや映画で演じてるキャラが、魔法使えるヒーロー的な存在で大人気で好かれるキャラで、彼自身も、実生活でそのキャラのイメージを壊さないように好かれるように演じてたのだろうか。
本当の自分を隠して。
((リアルでもそうですよね。逆バージョンで、演じてるキャラが視聴者から嫌われてるから実生活でもなぜかその俳優が叩かれるとか。日本ではたぶんあまりそういうの見かけた事ないと思うし、ある意味、小さい頃からフィクションと現実の区別がつく日本人はそういうひどい事をする人は少ないと思うけど、残念なことに、海外では多い。アメリカでも多い。良い大人がそういう事をすると、バカなんじゃないのって思う。なぜ、映画で嫌われ役を演じてるからって現実で視聴者にそのことで叩かれなくちゃいけないんだ笑。その俳優が現実で犯罪や不倫をしたわけでもないのに!でも、そのような嫌がらせ行為のせいで、俳優たちだって病んでいくんです。))

この映画の文通相手のターナー少年は、うるさすぎて発狂しすぎて個人的に好きなタイプのキャラではないけど、少年にも苦悩がありました。新しい土地、子役、イジメ。人は生きていれば誰だって苦悩がある。
そして、同じように、いや、人気だからこそ、もっと複雑かもしれない、スーパースターが抱える苦悩は深いのかもしれない。

でも、最後、ジョンは、自殺ではないと私は解釈しました。
ターナーがいうように。明日への希望もあったと。

ただ眠りたいんだ...という手紙の文章はなんか悲しい。
深い眠りについて、起きたら、ちゃんと“自分”になって生きよう、という希望はあったと思う。
でも、ただ眠りたい、眠りたいんだ、ってそこまでジョンが追いつめられてたと思うと切ない

2020年02月16日

2020年の映画感想(5)★『JOJO RABBIT』(ジョジョ・ラビット)

2020年の映画感想★5
あくまでも個人的な映画感想です。

『JOJO RABBIT』
(ジョジョ・ラビット)

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<個人的な評価:10点中7.5点>


今年に入って、5つ目の映画。まだ2月なのに。私的には、けっこう今年は映画を観ている方かなと思います。
ちなみに去年は、12個観ました。
アメリカに住んでた時は、けっこう観てたんですけど、日本にきてからは、あんまりですね。年に12個は多い方です。今年はどうなるかな?好みの映画があるかどうか次第にもよりますけどね。
なんでもかんでも見境なく観るわけではない。そんな暇も金もないし、家でNETFLIXとか観るのも好きだし、他に趣味とかありますからね。
さて、この映画、ファンタジーやアクションやSFが好きな私にとっては、興味あるジャンルではないけど、でも、あらすじを読んで、予告をみて、なかなか興味そそられたし、なにより、主人公のJOJOの母親を演じるScarlett Johansson、好きな女優です!!!
この映画でも、美女だな〜と思いました。あと、すっごいお洒落!!!彼女のファッションが大好きです。最高です!
あと、Game of ThronesのTheonがいた笑。
なぜか、Theonにしか見えなかった笑。


さて、ここからネタバレ注意!!!!!!
自己責任!ネタバレ注意!!!!!!
責任一切とりません!ネタバレ注意!!!!!!


でも、今回のTheon(笑)の上司はキチガイサイコパスじゃなく、めっちゃ良いキャラで、母親のロージーと同じぐらいお気に入りのキャラです。そう、クレンツェンドルフ大尉です。クレンツェンドルフ大尉もロージーも大好きです。
だからこそ、あの終わりは切ないし悲しいし泣いてしまいましたね。
(私、涙腺弱いから、だから映画は一人で静かに落ち着いた誰もいない席で観たいんだよ。家族でも恋人でも友達でも人前で泣くのすっごく嫌。女の武器は涙っていうけど、アホかと思う。私は女だけど武器は涙じゃなく笑顔だ!まあ小さい頃から親に泣くとみっともない!って厳しくしつけられた影響もある。)

クレンツェンドルフ大尉の最後はとにかくかっこよかったな。
Theon、じゃなくって、フィンケルも良かったですよ、超無口なやつ!
お母さんのロージーは、あっけなくあっさりと、あんな死に方で悲しい。
死に顔がなかったのが唯一の救いだけど、それでも視聴者は死に顔みてなくても、ジョジョはみたんだよね。
あの描写は本当に切ないし悲しい。とっても悲しい。人ってあんなにあっさり死ぬんだね。元気で笑ってたのに。ロージーはフィクションのキャラですが、似たような事をした人が実在します。

そう、英国の女王陛下エリザベス女王の夫である、フィリップ殿下のお母さま
彼女の名前は、Princess Alice of Battenberg。あの有名なVICTORIA女王の曾孫で、イギリスの Windsor Castle生まれて、その後、ギリシャ&デンマークの王室に嫁いだお姫様。
(フィリップ殿下とエリザベス女王の祖先はあの有名なVICTORIA女王で、血がつながってます。だからなのか、なんか普通のカップルにはないような特別な絆があるんだろうな。王室の誇り、家の誇りというか。リアルで私が自分の家族以外で一番尊敬している夫婦は、フィリップ殿下とエリザベス女王です。)
そのフィリップ殿下のお母さま(エリザベス女王からしたら義母兼大叔母かな?よくわからないけど笑)のPrincee Aliceは、王家の出ですが、ひどい夫に裏切られるわ、戦時下になって国を追放されるわ、精神科にむりやり強制的に連れれて行かれるわで、すごい悲しい人生。でも、それなのに、自分が辛いのに、ずっと神様を信じ、ずっと人助けをしてきた
そう彼女の功績は今も語り継がれていて、彼女は命を懸けたことをしたんです。
それは。

ユダヤ人をかくまってたという事。

フィクションの話だけじゃなく、実際にそのような事をした人もいたという事です。
並大抵の精神ではできないし、はっきりいいますが、私だったらできないですね。自分の家族の命や自分の命をかけてまで、他社をかくまおうとは思わない。だからこそ、それができる人を心底尊敬します。

ユダヤ人をかくまってたという事。

これは、あの時代では大罪です。
でも、戦争って勝ったものが正義だから。
だから、この映画でも、それがしっかり伝わってきました。
アメリカも戦争に勝ったから正義面してるけど。
戦争において、正義もクソもない、戦争はよくないですよ。
優しい子供までが洗脳される。嫌でも国に従わないといけない。
小さい子供までもが戦争にいかされる。この映画でも、太った可愛らしいジョジョの親友ヨーキー。
彼も戦争にいかされるし。でも彼は生きてて良かった。

そういえば、映画でもちらって出てたけど、あの時のドイツの友達は日本だけだったんですよね。
カリスマ性を持ってたヒトラー。ヒトラーの時代。
ユダヤ人にとっては地獄の時代。
ドイツの子供たちはジョジョのように洗脳されてたし、難しい時代でしたね。
それに大して見た目も違うわけじゃないのに、人はあんなに極端に差別するんですね。
同じ人間なのに。
ユダヤ人のエルサは、ジョジョの死んだ姉になりすましてたけど、瓜二つ。
ジョジョだって、最後は『ユダヤ人』の少年と思われたから助かった。
つまりドイツ人もユダヤ人も似てる人は似てる。そもそもヒトラーは、金髪碧眼じゃないし。
似た外見なのにユダヤ人を迫害し差別するヒトラー率いるナチス。
同じアジア人なのに他のアジア諸国を侵略しまくる大日本帝国。
そして完全に違う見た目の日本人とドイツ人が手を組む。
ヒトラーは、金髪碧眼を崇拝してたのに、なんという皮肉。
(でも、戦争に負けたとはいえ、あの頃の日本は強かったよね。もっと味方がいたら勝ってたかもしれない。今の日本は腑抜けすぎ。極端ですよ日本は。昔みたいに侵略しろとは言わないけど、せめて自分の国を侵略から守ろうよ!少しは大和魂なるものを今の時代に活かせよと思う。まあ、リアルの話は置いときます。)

戦争の映画は、悲しくなるから、あまり観ないし、私はだんぜんファンタジーの世界観あふれるものが好き。
でも、この映画は戦争ものでありながら、笑いもあり、喜劇っぽい部分もありましたね。
これも悲劇にして喜劇

母親のロージーは本当に最高。
あの時代の戦争の中にいるのに、いつも美人でお洒落で元気で笑顔で明るくて気丈で、そして愛情深い。自分の子供だけじゃなく、人に対してとにかく愛情深い人。
「おかえりなさい。ママにキスをあげてね。」と戦地から帰ってきた疲れた様子の少年兵たちに声をかけるシーン、すごく良かった。これぞ聖母だなと思いました。
そして、やっぱりクレンツェンドルフ大尉。あー、最後の彼の演技は最高でした。
とにかく、最高にかっこいい。

あと、正直、ジョジョ→エルサへの初恋は、かなりどうでもいいけど。(こういうの個人的に本当に興味ない)
エルサはジョジョを弟ぐらいにしか思ってないだろうな。
エルサってジョジョのお姉さんにそっくりなんですよね。
ジョジョが最初、お姉ちゃんの幽霊がでたーって騒いだぐらいですから。
ジョジョの姉の事も気になりますね。彼女も結核で死んだんだろうか。
かなり年齢が離れてるようだけど。
エルサは17。ジョジョは10。
二人は最後生き延びたけど。
生きてるからこそ未来がある人生があるんだなと。
踊りたくなる気持ちもわかりました。

でも、やっぱり個人的に悲しい映画でしたね。

クレンツェンドルフ大尉

ロージー・ベッツラー

R.I.P.



映画としての見せ方がうまいな。
笑いをとるのが自然でうまいな。
でも、戦争の悲惨さやリアルさも伝わってきて悲しいな。
キャラそれぞれ個性的でいい味だしているな。
本当に色々とすばらしい映画でした。

ただ、評価は私自身が、個人的に楽しんだか否かも入っているので、7.5点ですね。
感動した部分もあったし、泣いたし、心揺さぶられたし、でも、私が他に10点や9点をあげてる映画と比べると、個人的に、ドンピシャではなかったですね。
やっぱり、私は、ガチなダークファンタジーが好きなんですよ。
次の映画はアクションかSFかダークファンタジーがいいな!
といいつつ、家で、ホラーばっかり見てるここ最近の私です。次の感想はホラーです笑


2020年02月06日

2020年の映画感想(4)★『Knives Out』(ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密)

2020年の映画感想★4

『Knives Out』
(ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密)

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<個人的な評価:10点中8点


前から観たかった映画!ようやく観れました!面白かったです!
先日観たパラサイトという映画も、そうだったけど、この映画も、喜劇であり悲劇!!
そんな映画でした。
Agatha Christie の推理ものって大好きなんです!特に映画化は好きだし、館が舞台の物語とか最高!
前に観た『Crooked House (ねじれた家)』も最高でした。ねじれた家と比べると、やっぱり、ねじれた家の方が好きだけどね。あの結末は好きだった。
まあ、それは置いといて、この映画も、なかなか良かったです。

私の好み丸出しの少しゴシックテイストがある館
資産家の長が死亡。一族やら、家政婦やら、みんなが容疑者。犯人は!?
私の好きなジャンルですね。推理小説でも、館が舞台のものを、よく読みますし、資産家一族のドロドロとか好きです笑。この映画は、けっこうおもしろいですね。怖くはない。キャラそれぞれがけっこうおもしろい笑。嫌な性格している人も面白い笑。
まず、あらすじから。

あらすじ
NY郊外の館で、巨大な出版社の創設者ハーラン・スロンビーが85歳の誕生日パーティーの翌朝、遺体で発見される。
名探偵ブノワ・ブランは、匿名の人物からこの事件の調査依頼を受けることになる。
パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら屋敷にいた全員が第一容疑者。
調査が進むうちに名探偵が家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく―。


さて、ここからネタバレ注意!!!!!!
自己責任!ネタバレ注意!!!!!!
責任一切とりません!ネタバレ注意!!!!!!

面白かったですね。
犯人が途中でわかってしまう系は苦手だけど、最後まで見ると犯人と思ってた人が厳密には犯人でなかったし、どんでん返しがあって面白かったです。

ちなみに、こちらが相関図。

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家族たちも、一癖二癖あって。
でも残念なことに、一番いいキャラしているのは、最初に亡くなってしまった Harlan Thrombey ですね。
資産家であり推理作家でもある彼。なかなか面白い。死ぬ覚悟はいつでもあった人なんだな。
死ぬ間際でも、トリックのネタを考えてたのが良いキャラしているなと思いました。
その彼に寄生していた彼の家族たち。
これもある意味、パラサイト
自分の子供や孫に愛と善意で経済的援助をしてきたが、それは子供や孫達の未来を支配する事なのでは?と悩んでいたんですね。彼にたかりつづける子供と孫たち。うーん。
でもね。だからって、全財産を友達であった移民の看護師に譲るのは、ちょっとなーと思いました。
破天荒だからこそ、面白いキャラですけどね。
でも私が一族の一員だったらスゴイ怒るし、逆に看護師の立場だったら困惑するし、遺産手放しちゃうかもね。ちょっと取り分はもらうけど。

彼が全財産を心優しい看護師に譲ったのは、彼女なら、良い判断をして自分の家族を助けてくれるだろうと思ったからだろうな。彼はいつでも死ぬ覚悟があったが、家族のことが心配、と看護師に話してたもんね。
意地悪で遺産を家族に残さなかったわけではないんですね。
あえて、家族のために遺産を残さない。
うーん、私だったら、やっぱり遺産はほしいし、遺産があるのならば、自分と血のつながった子供達にあげたいから、この判断には納得いきませんが笑。でも天才推理作家ならではの、価値観なのでしょうね。

そして、主人公で家政婦のマルタさん。彼女は、犯人じゃなかった!!!
あの時、ちゃんと救急車を呼んでいれば。
ああ、切ない。彼女の判断は正しかったんですね涙。
Marta Cabreraさん。若いけれど、働き者で優しく責任感が強い。
亡くなった推理作家の遺産だけではなく、意思を継ぐ人ですね。
彼女の特技、いや特技って言い方は変ですね笑。
嘘をつくと吐いてしまうってのが、面白いですね。なかなかユニークな設定です。
その設定は面白いと思いました。

とても面白い映画でした。
けれど、残念なのが、せっかくの特徴ある館を生かせなかった事でしょうか。
タイトルにも、館ってのがあるのに、その館の特徴が、隠し扉程度しか生かせなかったし、刃はどうした!
ナイフはどうした!せっかく、ナイフがこんなにあるんだ。ナイフでのトリックをもっと楽しみにしてました。最後のマルタが殺されそうになった時にフェイクナイフは、あんなのはトリックではない。
もっと、面白いトリックがあればよかった。
せっかくのゴシックテイストある不思議な館だったのに、あんなにナイフがたくさんあるのに、ぜんぜん物語に絡んでなくて残念でした。(小説は読んでないので知りませんが。)

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これが象徴的なナイフ!!
なんかGame of Thronesの玉座のデザインを連想させますね。あれは玉座そのものだったけど。
でも無数の刃。
残念なことに、この映画では、このナイフは象徴的なもので、特にトリックには関係なかった事ですね。
意味が全くなかったというと、個人的にはそう思いませんが。
名探偵が、よくドーナッツの穴といいますが。
まさに、この無数のナイフのデザインが、そのドーナッツの穴を表しているのでは、と思いました。

喜劇であり悲劇のような映画でした。
個人的に、かなり面白かったですね。





2020年02月05日

2020年の映画感想(3)★『CATS』(キャッツ)

2020年の映画感想★3

『CATS』(キャッツ)

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<個人的な評価:10点中5点


観ました!
劇場版は観てないですね。なかなか機会がなくて。
でも映画はもっと気軽に観れるから前から観ようと思ってたんですよね。
それなのに、すごいアメリカで批判されてて失笑。
まあ、感想なんか人それぞれなのに、まるで自分の声が正しいかのように偉そうに評論家している映画評論家は私はぶっちゃけ好きじゃないし、あいつらの意見はあまりあてにならないんですよ、結局は私自身の好みですからね。ただ今回の批判は暴言のようなものが結構多くって、逆に気になって、よし観てやるわ!って思いました笑。

まあ、ぶっちゃけ、つまらなかったです笑。

私、元々、音楽が多いミュージカル映画とか苦手で(嫌いじゃないけど)、FROZENも音楽の部分は興味なかったし。ただ!!たまーーにすっごくいい音楽に出会えた時は涙が出るほど感動する!
今回のCATSは、もうずーーーーーーっと音楽と踊り。でも寝なかったです。
ちゃんと最後まで目をあけて、しっかり見たよ!!
正直、ダンスの部分は、ちょっときもかったけど。バレエなのはわかるんですが、なんというか、猫の着ぐるみをきた人間だし、バレエ特有の動きなのはわかるけど、妙に生々しくって笑。
我慢ならない!というわけではないけど、生理的にちょっと気持ち悪いなと思いました。けど、まあビジュアルはあまり気にせず、ミュージカルとして何とか楽しもうと思いましたね。
それで音楽にフォーカスしてみると、まあ、けっこういい歌もあるんですが、長い。

でも、MEMORYはすっごく良かった。
なんだろう、あの曲は。
聞いたことがある曲ですが。
なんだか、凄く美して悲しくて切なくて、最高な曲。
心が解き放たれるような曲。

本当に感動した。
あの曲がなかったら、この映画は、2.5点か3点でしょうね。
あの曲があったからこそ、5点にしました。10点中5点。
だから、ぶっちゃけ、総合的にみて、普通という感想。
他の部分は、微妙だけど、MEMORYという曲が良かったし役者さんの合唱力もすごかった。
だから、この映画は総合的にみて、悪くないね!と思いました。
このMEMORYをうたっていたのは、Jennifer Hudsonという役者さん。グリザベラという悲しい老いた猫の役でした。けっこういいキャラしてました。
むしろ、このグリザベラを主人公にした方が面白かったんじゃないの?と思いましたね。
主人公のヴィクトリアは正直、最初微妙だった。性格的になんだか。
映画の後半からよくなってたけど。
でもヴィクトリアって子猫って設定なのに、妙に生々しい『雌』という演技のようだった。猫特融の甘えのものなのか、雌特融の媚びなのがわからず、雄ネコたちにチヤホヤされてるのも、うーん、子猫という印象がしなかった。あ、子猫って設定だったんだって感じ。
まあ、後半から、オールドデュトロノミーや、グリザベラとかかわって、キャラがしっかりしてきたのは良いけど。
でも、やっぱり、この映画は、グリザベラを主人公にした方が面白かったのかも、と思いました。
グリザベラの転落ぶりに興味あるし。一時期は一番美しいゴージャスな猫だったのに、転落していった、酒場を漁るホームレスになった。その哀しみっぷりを、映画でやったら、もっと面白かったと思うんだけどな。
私は、完璧な美しい女性の中の、欲や哀しみを見るのが好きだから、そういうキャラに惹かれる。転落していってもね。金髪美女は金髪美女でも、DISNEYのシンデレラとかは嫌いだけど、Game of ThronesのCerseiは大好きだし。
とにかく影がある人に惹かれます。
で、話ぶっとぶけど、最後に、グルザベラが選ばれたわけだけど、どこにいったんだ笑。
新しい人生を歩むのはわかったけど。でも、どこか別の地で生きるのかな?
舞台みてないから、よくわかりません。

あと、双子の猫だかカップルの猫だか知らないけど、マンゴジェリー&ランペルティーザのコンビが好き。
一応カップルって設定だけど、なんか似てるから双子や兄妹にみえますね。
悪戯のちょっと悪い猫コンビ、かわいいし、けっこう好きです。

ボンバルリーナは、猫でも、セクシーな感じなのはわかる。
マキャヴィティは、なかなか癖があって面白いですね。

猫のそれぞれのキャラは個性的でいいと思うんですが、もっと映画ならではに活かせればいいかなと思いました。

あと、タップダンスの場面はよかったです。
鉄道猫のタップダンスと、ロンドンの鉄道とロンドンの風景が見る描写。
劇場ならではの臨場感!!その場面は良かったですね。

まあ、とりあえず良い部分だけをのべました。
他に色々つっこみどころあるけど。まあ、ストーリー性とか中身とかね。
ま、ミュージカル映画だし。しょうがないですね。音楽とダンスがメインですからね。


2020年01月28日

2020年の映画感想(2)★『パラサイト 半地下の家族』(Parasite)

2020年の映画感想★2

『パラサイト 半地下の家族』(Parasite)


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<個人的な評価:10点中8点


観ました!平日の夜に!
すごい絶賛されてるから、期待してみたけど、期待通りに良い作品でした!
期待以下でも期待以上でもなく、期待通りに良い作品!!
展開は予想外でジェットコースターのように、ハラハラしながら、ドキドキしながら、特に中盤のスゴイ展開のあとは、もう目が離せなかったというか、いや、もう冒頭から目が離せない展開でいっぱいです。

まず、あらすじ
父ギテク、母チュンスク、息子ギウ、娘ギジョンのキム家の4人は、狭く薄汚れた半地下のアパートに住んでいた。全員失業中で、近隣のパスワードの掛かっていないWi-Fiを使ったり、近所のピザ屋のピザの箱を組み立てる低賃金の内職をしたりしてなんとか生活していた。貧しいが、家族みんな仲良く暮らしていた。ある日、ギウの友人で名門大学に通う青年ミニョクがやってきて、富をもたらす山水景石という岩をくれる。ミニョクは、自分が留学する間、パク家の女子高生ダヘの英語の家庭教師をやらないかとギウに提案する。ミニョクはダヘが大学に入学したら交際するつもりであることを明かし、ギウなら信用できるという。浪人中のギウは教える資格がないとためらうが、高い報酬のこともあり家庭教師の仕事を受けることを決意した...
そして、、、


さて、ここからはネタバレ有りです・・・

ネタバレ注意
ネタバレ注意
ネタバレ注意


面白かったです。
家族の喜劇+悲劇
喜劇であり悲劇でもある。そんなユニークな映画です。けっこう笑える部分も冒頭からありましたが、後半はかなりダークな展開。
ちなみに、私のお気に入りキャラは、美しく、純真、若くて“シンプル”なパク社長の妻ヨンギョ!
騙されやすい天然キャラで憎めないし、でも、ちゃんとマダムっぽい部分もあるし、美しく可愛く、そしておバカ。彼女の気持ちや家庭教師や家政婦に頼って信じてしまう気持ちもわかるんだよな。決して大馬鹿ってわけではないし、クズでもないし、意地悪でもない。むしろ妻や母としての責任を一生懸命はたそうとしているし、使用人に対しても、普通に良い人。ちゃんと給料払ってるしね。かなり高額でケチらず。
末っ子を溺愛している気持ちもわかるし親バカな部分もわかる。甘やかしすぎだけど、まあ金持ちにありがちというか笑。わからなくはなです。社長のパク・ドンイクもイケメン社長だし、普通に理想の金持ち社長という感じですね。奥様と違って、かなり頭がキレるし、人をあまり信用せず、人を寄せ付けないような部分があるけど、でもジェントルマンで良い人です。(この旦那様も末っ子を甘やかしすぎだけど)別にダイアナ妃レベルの良い人って意味ではないけれど、普通に悪い人ではなく、使用人にも高額の給料を払っていて、普通に意地悪ではないし、性格も別にクズじゃないし、普通にまともな人って意味で、良い人って言いました。奥さんの方もそうです。クズではないんですよね。少なくとも私よりは良い人たちです笑。そう、彼らは別に悪人ではないんですよ。むしろこの作品では、被害者ですね確実に。
たまにありがちな映画で、悪い金持ち!とか出てくるけど(ワンピースに多いよね、そういう描写。シンプルに飽きた)でも、この映画は、この金持ちはごくごく、普通の社長の金持ちの一家。不運なことに貧乏一家に寄生された被害者一家です。このレベルの金持ちは、リアルでも家族や友人にいます。医者一家、資産家一家、IT社長一家、財閥系の一族、不動産王の一族などなど、中学高校の友達にもゴロゴロいたし、どことは言いませんが、私自身の実家もそうです。アメリカの実家では雇ってないけど、シンガポールの実家に帰れば運転手もお手伝いさんもいますし、私の相方も、まわりの友人もそうです。さすがに、ここまで能天気で人を信じやすい可愛い奥様は、私のまわりにはいないけど笑。特に私の母は人を疑ってかかりますし使用人を信じてないですからね笑。
第三者目線でみたかったけど、でも、やっぱり、パク一族に感情移入してしまいましたね。
でも、キム一族も哀れで可哀想で。どこまで膨張しているか知らないけど、本当にこんな半地下の生活をしている人が韓国にはいるんでしょうか?洪水のシーンはけっこうショッキングでした。下水があふれでていて汚い。でも、韓国の格差社会もけっこうあるらしいですからね。それにしても、才能ある人が就職もできないのは嘆かわしい。おやじの方はもっとしっかりしろよ!って最初から思ったけどね。タクシーの運転手にもなれなかったのかな?そこまで就職困難だったんでしょうか。日本は今どこも人手が足りないから実感ないけど。この映画では、才能あっても健康体であっても運転ができても、就職することが困難な環境だったのでしょう。
そして、この映画では家族がテーマ。
韓国は、もともと、日本より、家族兄弟間の繋がりが強いんですね。中国もそうだけど。
私も母は中華系のシンガポール人だから、家族の繋がりが濃いし、親兄弟や一族(家)を大切にするというのは、もう骨にしみこんでいるんです。だからですかね。観ていると色々思うことあるし、理解できる部分もあるんですよね。貧しい家庭の方の気持ちもわからなくはない。
子供は親の面倒もちゃんとみるし、長男のギウなんか、責任感ありますよね。
自分さえよければ、親兄弟どうでもいいって人が日本にはけっこういるようだけど、韓国や中華系では、まずありえないですね。だから、ギウは計画をたてて、妹を家庭教師として紹介、その妹は父を運転手として紹介。そして、その父は妻を家政婦として紹介。この紹介のやり方が笑えたりユーモラスだったり面白いんですよ。そして毎回騙されていく奥様〜!!!!!!!!おくさーん!!!しっかりしろ!
貧乏家族4人が金持ち家族4人に寄生!面白い構図です。
ちょっと追い出された家政婦かわいそうでしたね。
でも、もっとビックリしたのは中盤ですかね。
どんでん返しがすごいですよ。
視聴者の私も騙された!!!って感じです。
なんと、半地下の家族というタイトルは二重の意味があったんです。
金持ち一家の金持ちさえも知らない、建築家と家政婦だけが知っている秘密の地下シェルターがあったのでした!そこには、家政婦の夫がずーーーーーっと暮らしてた。うーん、びっくり。
ちなみに、韓国の富裕層は北朝鮮のミサイルに備えたシェルターや借金取りから逃げるために地下室を作ることがあるとの事ですが、そうなんですかね?韓国の事情はよく知りませんが、韓国に限らず、どの国でも、豪邸といえば、地下室じゃないですかね?特に自分で設計したのなら、なおさら。その地下室が秘密のもあれば、ゲームルームやカラオケルームや倉庫にしている人もいますよね。さて、この映画では、自分の家なのに、地下シェルターの事も知らなかったパク一家。うーん笑。まあ、忙しい旦那に、家事は家政婦にまかせっきりのシンプル奥様だからなー。
しかも恐ろしい事に、その地下に、人が住んでたなんて。怖すぎる笑。幽霊より怖いです。
知らない同居人。。。怖。
人間は幽霊より怖いですね。
まあ、この元家政婦の旦那さん、地下に長年住んでたからか、精神を病んでますね。
出てきたときは思いつかなかったけど、まさか、こいつが最後のあの事件の発端だったとは。
うーん、想像できなかったな。

パク社長一家の末っ子が病んでるのは、1年前に幽霊をみたから。その幽霊は、この地下住民の家政婦さんの旦那さんだったってわけですね。そりゃ病むよ!怖い。
この映画、良かったんだけど、でもパク一家のその後が描かれてないのが、ちょっとな。
むしろ一番の被害者だし。この末っ子くんは、この先、まともに成長できないでしょ。
二度もトラウマを経験したのだから。だって目の前で、家庭教師の先生がぶっ刺されて殺されるのを観たんですよ。この末っ子、その後、どうなったのか。
そして、高校生の娘。彼女はどうなったのか。本当に家庭教師の先生できたギウを信頼してたし好きだったわけだし、頭殴られたギウを助けたのって彼女ですよね?
そのうえ、父親が殺されてしまって。
その後、彼女は真実を知ったのでしょうか?ギウの正体を知ったんでしょうか?
彼女はどうたの?
父親を亡くして、これからどうするの?
そして私のお気に入りキャラの奥様、ご主人が刺されてその後、どうなったの?
この映画、あまりにも被害者家族がその後どうなったか描かれてなくて。
そこが、ちょっと残念でしたね。

ぶっちゃけ、人の家族に寄生して、その家族をぶっ壊したわけですからね。
犠牲になったのは社長一人だったけど、残された遺族はどうなるんですか?
奥様も実家がお金持ちのようだから実家に帰るのかな?
たかがフィクションの映画とはいえ、残された遺族が心配だし彼女たちの幸せを願います。

キム一家も犠牲になった人がいないわけではない。
そう可哀想なのは、ギウの妹のギジョン(ジェシカ先生)ですね。
詐欺をやらかしたから自業自得という人もいるかもしれないけど、でも、やっぱり可哀想ですね。
才能あるにもかかわらず金ないので美大にいけず、半地下の臭い家に住んで、そして詐欺師。

この映画のテーマである格差社会。
日本より、韓国は格差社会はひどいのでしょうか?
アメリカも格差社会だけど努力すれば奨学金とかで大学には行けます。金持ちの何倍も努力が必要ですが。
それよりアメリカで気になるのは、働くことを放棄して政府の金をあてに、好き放題している貧乏人ですかね。怠慢で貧乏で生活保護をあてにしている連中。私たちの税金で生きている寄生虫ども。リアルではそういう連中が一番嫌いです。日本にもいますよね。生活保護あてにしている怠慢なクズ。
ただ、そういう人ばかりじゃないのも事実なんでしょう。働きたくても働けない。才能あるのに大学にいけない。親の介護のために無職とか。そういう人達の為に、税金で何かすべきなのではないかな。
韓国の事情は詳しくはわかりませんが、別に頭が悪いわけでも怠慢でもないのに、この映画は家族4人が全員無職ですね。父親の方はちょっと、もっとまじめに仕事探せよと思うのですが笑。
でも4人で内職しながら、日々を生きていました。

この映画で、気になったのは、無意識の差別と臭い
人間だから、ほとんどの人がしているでしょう。私もしていますよ。無意識どころか意識的にやる事もあるかも。正しい事とも思わないけど、でも自分と自分の家族を守るためには仕方がないのではないでしょうか?
臭いとか特に。簡単な極端な例でいうと、ホームレスとか臭いじゃないですか。近寄らないですよ。
例えば、電車で席が二つあった。清楚な服装の主婦のとなりと、汚らしい病気もってそうなホームレスっぽいオジサンのとなり。あなたならどっちに座りますか?
普段、何気ないこの行動こそが差別そのもの。私は差別なんかしない!ホームレスも一般人も同様に接する!って人はどれだけいるんでしょうか?みんなしていると思いますよ。
聖人君子ではあるまいし。人さまの旦那を寝取るとか、詐欺するとか、他人様に迷惑かけさえしなければ。
でも差別された側はどう思うのでしょうか?
今回、社長が殺されたのは自業自得でしょうか?
私は自業自得とは全く思いませんし社長に同情しますが、引き金を引いたのは社長自身ですよね。
彼のある行動が、ギテクに怒り?を爆発させたのかも。無計画ですがね。
臭い。
子供の鼻は騙せないですね。
末っ子君が気づいてたんですね。4人にしみ込んでた同じ臭い。
半地下の臭い。
半地下に住んでいるからといって、別に風呂に入ってないわけじゃないし、それなりに清潔にしているようにみえるキム一家ですが、それでも貧乏臭というのは、中々消えないかな。
臭い。。。
この作品のテーマでもありますね。

もう一つの無意識の差別。
最初っからあったんですね。
ギウの友達。家庭教師の仕事を紹介してきたミニョク。
彼はなぜギウを紹介したのか?
自分の好きな女の家庭教師に、なぜギウを選んだのか。
ギウなら信頼できるというけど。
それって本心では、ギウのような貧乏人をダヘが好きになるわけないって思ってるからなのでは?
だって、普通なら、女性の家庭教師を紹介した方が安全だと思うけど。
友人だけど無意識の差別が、ここでもあったのでは?と思いますね。

最後の展開。
うーん。父を想うギウの気持ちが切なかったですね。
彼の儚い夢はかなうのでしょうか。
貧乏人の彼が、あの家を買うことができるのでしょうか?
父親はずっとあの地下で暮らすんでしょうか。
切なかったけど、映画としては、良いエンディングだと思いました。

格差社会、無意識の差別、臭い。。。
暗いテーマだけど、それをユーモア混じりながら描いた作品。
悲劇であり喜劇でもある。
そんな作品でした。

そして、富をもたらす山水景石という岩。
これは、この石で、ギウが金持ち一家をぶっKOROSUのかなと予想してたけど、違った。
この石は、ギウにへばりついて離れないというセリフがあったけど。
この石は、ギウ自身を傷つける石だったんですね涙。深い。
ギウ、命は助かったけど。

さて、殺人がおきたあの家を買ったのは、韓国に来たばかりの外国人(ドイツ人)一家。
まあ、これも、リアルでありがちですね。
というのは、実際に私の友人達や彼が同じ目にあったからですよ。
私の友人たちも、彼も、学生時代は、父親が駐在員でした。彼らは高収入で海外で働きます。
例えば、私の彼、アメリカ人ですが、父親の仕事の関係でマレーシアに住んでた事があり、最初に住んでた家は、12LDKでプール付き、地下も2層あった、それぞれの寝室にバストイレ付き、かなりの豪邸でしたが、地元では有名な幽霊屋敷でした。というか、その一帯が、やばかったんですね。
地元の人は絶対済まない。豪邸がゴロゴロ立ち並ぶけど、住んでいるのは5割が外国人でそれ以外が空き家。
かなりひどい目にあったらしいですよ。信じない人は信じないけどね。
私の友達は、タイで似たようなことにあった事があります。やはり、何も知らなかったので、幽霊屋敷に住んでしまったらしいですね。
よくある話です。ちなみに、私の父も一回、似たような経験があります。父の単身赴任だったので私は行かなかったけど。それはマンションでしたね。まあ、すぐに引っ越したけど。
駐在員の方、注意してくださいね!


2020年01月15日

2020年の映画感想★『Downton Abbey』(ダウントン・アビー)

2020年の映画感想★1

『Downton Abbey』(ダウントン・アビー)

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<個人的な評価:10点中7点


私にとっては、2020年最初の映画!仕事の後に一人で鑑賞!
アクションファンタジーやSF好きな彼にとっては、この映画は、あまり興味ないジャンルなので一人で行きました。
アメリカでは、去年、かなり前にすでに上映されてましたが、日本ではようやく、といったところですね。
ドラマは前にちょっと観てたので(全部ではないけど)、誰が誰とか、キャラの性格や、関係性もまあまあ、わかりますが、ドラマ知らない人だと、ちょっと、Confusingかもしれませんね。
あくまでも、新しい映画というより、ドラマをみたことがある人向けの、ドラマの外伝版といった感じの映画ですね。まあ、ドラマ知らない人でも、公式サイトの、おさらい編を観れば、なんとなくキャラの関係性や相関図も頭に入ってくると思いますが・・・
この映画、個人的に10点中7点ですね。
決して悪くはないけど、まあ面白い部分もあるけど、でも、最高というほどでもない。
観て後悔や時間の無駄とは一切思わないです。良い映画です。
感動!とまではいかないけど、良い暇つぶしの映画ですね。

さて、ここからはネタバレ有りです・・・

ネタバレ注意
ネタバレ注意
ネタバレ注意


まず、お話のテーマは、国王夫妻が、DOWNTON ABBEY にやってくる一大イベント
その準備に大忙しになったり、貴族であるCrawley一族たちも、使用人たちも、ドタバタ!!
そんな感じの内容ですね。
貴族たちには貴族のドラマが、使用人たちにも使用人のプライドとドラマがあるのがリアルですね。

王室の使用人 VS Crawley家の使用人

うーん、王室のシェフ様、なかなかムカつきますな。いや本当にムカつくな笑。
でも、Downton Abbeyの使用人たちも、複数、前から好きになれないキャラとかいる。
あのウルさい小娘のDaisy、ドラマ観た時から、あまり好きになれないキャラだし、そいつの恋人のやつ、名前わすれた、あいつは論外。わざと、ボイラー壊してたけど、ほんと糞。
腐った私情で、仕事を放棄するどころか、迷惑かけるなんて、ほんとに糞。クビにしたい。そういう人間、ほんとムリです。最後、意味不明に美化されたけど。てか、Daisyカップル、マジでどうでもいい。
使用人で好きなのは、昔の執事のCarsonですね。いい執事です!!まさに英国執事という感じですね。
まあ、なんだかんだで、最後、みんなで団結して、王室のムカつく使用人たちを、こらしめたのは最高ですね。その部分は面白かったです。使用人のプライド!!ですもんね。
それにしても、王室の使用人むかつくな。人様の家にきて何様なんだろうか・・・

Downton Abbey、とても大きな屋敷どころか、まさに城!!そして広大な敷地。
でも、維持するのも大変。
DISNEYの綺麗ごとだけじゃない。
大きな屋敷を維持するのは、それなりの金が必要。
実は、けっこう、貴族でも大変なんですよね、維持するのに。
そんな時に、国王夫妻がやってくるから、もちろん出費もすごい。
名誉あることだけど、金銭的な余裕も切迫しているんですよね。
それを表に出さず、一生懸命、国王夫妻をもてなそうと頑張ってましたね・・・

Downton Abbeyの面白い部分は、華やかな貴族の世界だけじゃなく、けっこうリアルな貴族の生活もある事でしょうか。そのリアルの一つなのが、屋敷の維持に金銭がすごくかかる事ですからね。
家が大きければ、部屋数が大きければ、住んでいる人数が多ければ、電気代も水道代も高くなる、何もかも高くなる。これは私達でもわかる事ですよね。
それが、Downton Abbeyの規模だったら!?
そして使用人の数!
とにかく、莫大な金ですよ。
リアルでも、貴族が相続した城を手放したり、ホテルにしたり、けっこうありますよね。
ヨーロッパにはたくさんの城と屋敷があるけど、ちゃんと維持しているのは、どれぐらい?
ホテルにしたり、レストランにしたり、そうやってビジネスでもしないと、維持できないんですよね。
まあ、Downton Abbeyの貴族たちも、なんとかやりくりしながら、家を、家族を、使用人たちを、歴史を守ってますよね。

貴族の中で、私が好きなのは、長女のMaryお嬢様ですね。気が強いけど、頭が良い。
母親のCoraも好きだし、父親である伯爵のRobertも良いキャラです。
ワガガマでちょっとって思うのは次女のEdith。
ドラマでは不倫女だったしね。(いつの時代だろうと、不倫女や愛人系は基本的に好きになれない。金持ち貴族だろうと売春婦だろうと関係ない。人様の夫に手を出す女は基本的に好きになれないですね。唯一、なんか好きかも、って思ったのは、日本のドラマ“華麗なる一族”の愛人兼秘書のあの人ぐらいです笑。あのレベルまで堂々としてて、なおかつ頭も良い美女だったら、逆に好きかも。恋愛能じゃなくビジネスって割り切ってたところもカッコいい。)
まあ、Edithは、好きになれないってだけで、別に嫌い!とまでは思わないけど。
なんだかな。
そういえば、映画では、妊娠しているようですね。
妊娠している時に夫に傍にいてほしい気持ち、うーん。理解できるけど、でも人それぞれですかね。
でも、私の祖母も母も、そうじゃなかったし、私が生まれた時に父親は出張中だったし。
それに、私は結婚はしてないけど、むしろ、出産に男はいてほしくない派。
自分の醜態は夫(彼)には、あまり晒したくないし、彼の仕事の方を絶対優先してほしいな。
綺麗ごとじゃなくて、本気でそう思ってますね。私の両親の影響ですね。
父は仕事人間だったので。
だから、私も彼には、私とのプライベートよりも、仕事を優先してほしいですかね。
あくまでも、私だったら、ですけどね。まあ、人それぞれですね。
とにかく、Edithには、あまり共感できないかな。嫌いではないし、理解できることはできるけど、自分とは似てないから共感できないだけです。
共感できるキャラが多いドラマってわけでもないけど。

そして映画のTOM。
奥さん(三女)が7年前に亡くなったのに、再婚せず、義父たちと暮らして家族の一員になっているTOM。
色々あるけど、良い奴ですよ。そういう男は嫌いじゃないんだけど。
でも映画の、TOMは、なんかちょっとね。一目ぼれ?惚れやすい?出会った早々、Flirting してない?
いや別に、彼に恋愛するな!と義父も義母もいっているわけじゃないし、家族はみんな彼にも新しい恋を探して幸せになってほしいし、それはそれでいいけど。
唯一無二の切っても切れない親兄弟と違って、どうせ夫婦は、離婚や死別したら再婚できるしね。
でも、惚れるの早すぎでしょ、TOM。
そういう系の恋愛は、私はちょっと、共感できない。理解できるけど共感できない。なので微妙。
都合よく、相手の女性が、Crawley一族の遠縁なのは笑った。まあ、どうぞ勝手にお幸せに。

ちなみに、ずる賢いお祖母ちゃん、Voiletお祖母ちゃん!けっこう好きです笑。
一番好きなキャラですね笑。この人がいなければ、Downton Abbeyじゃないよ!!
なのに、最後の真実、あの真実は悲しい。

そして使用人の話に戻りますが、ちょっとモヤモヤが消えない件が。
ドラマで改心した悪い執事いましたよね。そう改心したんだけど。
Thomas Barrow !!!!!!
ドラマでも、ゲイってカミングアウトしてたけど。
あの時代のゲイって生きにくいんですよね。本当に生きにくい。
今のイギリスはゲイが堂々と生きられるけど、今の時代でもマレーシアとかアラブ系の国では逮捕されるし、映画にあった、急に警察がやってくる police raid なんか、よくあるし、本当に捕まりますよ。
他人に迷惑かけなければ、誰を好きになってもいいじゃんと私は思うんですけどね。(不倫は論外)
警察はもっと他の仕事をしろよ!って思うんですが。
まあ時代が時代です。
それで、モヤモヤした点というのは、結局、あの王室の使用人も、ゲイだよね。
結局、あの人は良い人だったの?まったくいい人にみえないし、Thomasをはめようとしてなかった?
警察を呼んだの、その人でしょ??
ん??最後、良い感じでラブラブな感じで、さよならしたけど???
あの人、完全にThomasをはめようとしたよね?
Thomasが、Downton Abbeyの執事で、ゲイって事をスキャンダルにしようと企んでいるのかと思ったが?
そこらへん、あいまいな感じで終わったのが、モヤモヤでしたね。

とりあえず、色々突っ込みたい所もあるけど、総合的に、まあまあ面白かったので、10点中7点です。

ちなみに、この映画の国王夫妻は実在した人物!!
King George V & Queen Mary's 。
今のイギリス女王、あの有名で偉大なQUEEN ELIZABETH!エリザベス女王陛下の、祖父と祖母にあたる昔の王様と王妃様です。





2019年12月16日

2019年の映画感想K 『Last Chritsmas』(ラストクリスマス)

2019年の映画感想K

『Last Chritsmas』(ラストクリスマス)




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Last Christmas
I gave you my heart
But the very next day you gave it away
This year
To save me from tears
I'll give it to someone special


クリスマスソングの中で一番好きな曲です。
そしてこの映画はこの曲にピッタリな最高に素敵な映画でした。

私が個人的に、この映画に点数をつけるとしたら、10点満点中、10点でしょう!!
個人的に、最近観たFROZEN2より好きですね。
今年、私が観た映画で、実際に100点満点なのは、『FANTASTIC BEASTS: THE CRIMES OF GRINDELWALD』と『THE NUTCRACKER AND THE FOUR REALMS』だけです。
個人的な好みですけど・・・
そして、この『LAST CHRITSMAS』、凄く良かったので、100点満点です!

さて、ここからはネタバレ有りです・・・

ネタバレ注意
ネタバレ注意
ネタバレ注意


ネタバレ全快です!
まず・・・
Game of Thrones のDragon Queen とは違う雰囲気というか正反対とも言えるEmilia Clarkeに大画面で会えた〜!それだけでもなんだか嬉しい!久々に好きな女優の違う面を観るのは懐かしいようで新鮮で楽しい。でも、それ以上に映画の内容が期待以上によかった。久々に映画館で恥ずかしいぐらい号泣してしまった。家ならともかく映画館ではあまり感情は出さないようにしてるんですが。(もちろん静かに観賞しましたが)
最近観たFrozen2も好きだったし感動したが、Frozen2以上に心に響いたし感動した。今年は本当に良い映画が多い!!

この映画は、とても良かったので実は2回観ました。
1回目は母と。2日目は彼と。
一見、ただのラブコメだけど、ただのラブコメではないです。
意外と深い。

普段は映画で泣かない母も珍しく涙。
実は私も母も含めて私の周りの人達はラブストーリー系は苦手だし観ないんです。。
ただ大好きなドラマ Game of Thrones のEmilia Clarke と 昔から好きだったマレーシア人女優 Michelle Yeohが出てるから今回は母と二人で観たという次第です。ラストクリスマスの曲も大好きだから!
この曲なしにクリスマスは語れない!
軽やかなテンポにある切ない歌詞
昔から好きだったな。聴くとノスタルジックな気分になる。
そしてラストクリスマスという曲にぴったりの映画
あらすじからして、これは多分私の嫌いなタイプのラブストーリーではなく、好きな系統かも?と少し期待もあったから。けど本当に期待以上だった。それに、ただのラブストーリーではなかった。むしろ、ヒューマンストーリーだし色んな意味で心が温かくなったし優しい気持ちになれた。切ない部分もあったけど。

自分の行いを見つめ直して上を見て生きていこうという部分はクリスマスキャロルに通じる部分がある。普段ラブストーリー好まないし、ほぼ観ない自分でも感動するぐらい良かった。あと私は決して優しい人間でもないし良い人間でもない笑。そんな私でも少しだけ優しい気持ちになれた映画。

Michelle Yeoh 演じるクリスマスショップのサンタ笑。
ただただカワイイ。面白い。

アクションも大河もギャグもできるスーパー女優!!
泣いたとさっき言ったが、けっこう笑いもした笑。
サンタ、厳しそうに見えて凄くお茶目で凄く良い人。
主人公Kateの事をちゃんと見てるんだなと感動。Kateの尻拭いをした部分は泣いた、というか本当に良い人だなと感じた。

この映画、人種差別についても触れてあったのも深い。
この映画であった出来事。実は残念な事に映画でなく実際でも起こっている事。
特にロンドンのような様々な人種が暮らしている都会ではある事。
いや、田舎でも都会でも、どこでもある事。
日本でもありますよね・・・悲しいけど。
バスで差別を受けた見ず知らずのカップル。Kateは彼らに優しく母親の母国語で話しかけた。その部分は本当に泣けたしkateも人間的に変わりつつあるんだなと。この理不尽な差別を受けた人はkateのおかげできっと最悪な日から、良い日に変わっただろうな。たった少しの行動で人を幸せにできるって凄い

そしてkate自身も成長していく。Kate の成長はこの映画の見どころです。

移民を感じさせる自分の本名”Katarina”が嫌いだったけど彼女だけど最後は堂々と私の名前はKatarinaよ!って笑顔で言えるようになった。
最初は一見、自己中な部分があったkateも不思議な好青年Tomに出会った事で世界が広がった。
同時に自分以外でも苦しんでいる人がたくさんいるのを知った。
当初 Kate は自己中に見えたが実は自分を大事にしていないだけに見えた。だから周りの人への配慮も足りなかった。

自分を大切にしてないから、周りの人も周りの物も大切にできない。

Last Christmas
I gave you my heart
But the very next day you gave it away


それこそ、せっかくハートをあげたのに、君はそれを大事にせず捨てていくんだね…みたいな。
この映画の場合、ガチの心臓だったのが良いけど。
『命(心臓)』だけじゃなく、もちろん、『想い』の部分も大きいけど。

周りの嫌な部分や自分の嫌な部分だけ見えてきて、自分自身がどれだけ家族や友人に恵まれてるか知らない。
せっかく、治ったのに、自分の体も自分の事も大事にできない。
当初はそんなKateだった。

Kateの母も可哀想。移民として、よそ者の気分のまま、ロンドンにやってきた。友達もいなさそうだし鬱病の一種のようだった。それは家族にもストレスを与えた。けど最後、そんな母親にも向き合ったKate、レズビアンの姉とも向き合ったKate。

Tomと出会い視野を広めた事で自分の家族のことも、そして自分自身の事も見つめなおし、大切にできるようになった。

病気は誰だって辛いけど、治っても色々あるんだな。自分が誰だかわからなくなったり、手術の傷跡も 知らない人の心臓もなにもかも「違和感」だらけ。でも、それもようやく乗り超えたKate。
これこそ毎年クリスマスに観たい映画ですね。


映画見る前から、私の中ではTomは人間じゃないかもー的な予想はあった。
あえすじに不思議な青年って書いてあったし。
それ見てこの映画、好きな部類かも!って思ったから。
予想以上でしたね。
Kateに色々教えてくれたTomは1年前に死んでたなんて涙涙涙。
優しい人でよくボランティアをしてた。
そんな優しい人も理不尽にぽっくり交通事故で逝ってしまう残酷な現実。
でも最後まで死んでもTomは優しかった
心臓のドナー。
死んでも人の役に立ちたい彼の優しい真っ直ぐな気持ちが凄く素敵で美しかった
彼も本当は生きたかっただろうに。

そして
Kateは彼の心臓だけじゃなく
HEARTそのものを貰ったんだな。
だから大事に大事に...
自分の事も周りの事もこれからは大事にして生きていくんだろう...
命があるから、だからこそ、周りにも良い事をして周りを幸せにすることもできる。周りを気遣う事ができる。

命があるからこそ、出来ることがある。どうせなら幸せになりたいし周りにも幸せを与えたいですよね。
心優しいTom Webster にメリークリスマス!Kate やSanta やみんなにメリクリスマス!
そう心から叫びたいステキな映画でした。

それにしても、Emiliaは歌が上手いですね!
Game of Thrones 観てた時から思ったけど新人女優なのにすっごくベテランのように演技が輝いてた。とても才能ある女優ですね。私の母も、彼も、彼女の演技、凄く上手っていってました。

ちなみに私も色々予定あるので人の事言えませんが日本ではクリスマスは高級レストランだのデートなど色々勝手に盛り上がってる若者が大勢いますが、他の国ではクリスマスにこそボランティアをするという若者もとても多いし私の友達や家族でもそういう人達が大勢います。もちろん家族そろっての晩餐はしますが、半日、又は2-3時間ボランティアをしたりする人が多いし私もアメリカとシンガポールに住んでた時は親や友達に誘われてそうしてましたね...
今はささやかな募金しかしてませんが。
でも本当にクリスマスぐらい一人でも多くの人が幸せに過ごせたら良いなと思います。

この映画を見た後に、Doctor Sleepを観ようと思ったけど、怖い映画を観るのは、又今度にしよう。
今は優しい気持ちのままで、しばらく過ごしたい。

この映画は、もう確実に私の中の『クリスマスに観たい映画』リストに入りましたね!!
私のクリスマス映画は・・・この4つに決定!!

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良いクリスマスを!!!

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2019年11月28日

2019年の映画感想J 『FROZEN 2』(アナと雪の女王 2)

2019年の映画感想J

『FROZEN 2』(アナと雪の女王 2)




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日に日に寒くなってきましたね。冬に近づいていってます!
そんな寒い時期に、寒そうだけど温かい姉妹の物語がメインの映画を観ました。

そう。
ようやく観れました!
観たい映画がたくさんあっても、ちゃんと映画館に足をはこんで観る時間がなく、いつのまにか上映期間が終わってしまう映画が最近たくさんあるんですが、FROZENは絶対観たかったので、今回観れて良かったです。
今回は母と鑑賞しました!
普段、母は海外で、基本的に、一緒に住んでないので、日本に母が遊びに来るときは、なるべく一緒に過ごしたりしてます。母との時間、家族との時間は大切!
DISNEY系の作品は好き嫌いが別れるけど(まあ、大嫌いってのはないけど・・・)、あまり恋愛系やプリンセス系が好きじゃない私も、めずらしく、アナとエルサは好きなんですよね〜
てか急に唐突に外見で一目ぼれで、よくも知らない王子様に助けらるいかにも都合がいいお花畑恋愛系の話が嫌いなだけですけどね。小さい時から嫌いだったわ。
それに、可愛くて綺麗なのは当たり前だけど、精神的に強く、戦える女性ってかっこいいし憧れです。
あと、恋愛メインじゃないのもいいですね。クリストフとアナの関係は可愛くて面白いから好きだけど笑。

さて、あくまでも個人的な観点なので参考にしなくていいですが、私が個人的に、この映画に点数をつけるとしたら、10点満点中、8.5点でしょう!!

面白いし、ちょっと泣いた。
FROZEN 1 も泣きましたけどね。家族もの、特に全般的に“きょうだい”の物語(兄弟、兄妹、姉弟、姉妹、双子の物語)には弱いんですよね。私の好きなジャンルみればわかると思うけど。それに、綺麗ごとばかりじゃないのはわかってるからね。
DISNEYだから綺麗ごとっぽいところもあるけど。
でも、DISNEYにしては、珍しく、けっこうリアリティーもある映画だなとは思いましたね。

さて、ここからはネタバレ有りです・・・

ネタバレ注意
ネタバレ注意
ネタバレ注意





まず、エルサ!!!!!!
綺麗!!!!!!!!!!!!
映像美もそうですけど、エルサの美人度がさらにWOW!!だったし、氷馬に乗ってるシーンとか最高に最高に最高にキレイですね・・・・・・・・・
すいません、しょっぱなからネタバレします。

最後は、アナが女王になった!!!!!

まさに姉妹の物語
姉妹の助け合いの物語でしたね・・・
最後の展開は驚きましたけど、なるほど!と思いました。
エルサは森で暮らす方が幸せなのかなーって思ったり。自由そうで・・・
そこがエルサの本当の居場所なのかもしれませんね涙。
姉妹で、たまに入れ替わって女王になるのもいいかも。

でも、なんだかな・・・少しリアルの話に戻りますが、イギリスやスペインや他欧州では女王でもいいのに日本ではいまだにダメなんだね。いろいろ歴史あるのはわかりますし、とやかくいいませんが、私は個人的に天皇が女性でもいい派ですね。あと、私の尊敬する人に、英国のエリザベス女王がいます!

さて、映画の話に戻りますが、エルサはやっぱり自分で抱え込んでしまうところがあるんですね。
妹やみんなを想ってのことなんだけど・・・
でも、頼ってもらえない者としては、とても辛いんですよね。
エルサの気持ちもわかりますけど。
突き放されたアナも可哀想で・・・
でも、それでも、ノーサルドラのために、真実のために、王族として正しい事をしようとしたのは強い!
精神的に強いですね。
ただ、王国のためを思うと、おいおい、アナ、それでいいのか?って思っちゃいます。
ダムを壊したら、王国が水没してしまうし、国民たちは避難したけど、家は?それまでの生活は?すべて一からやりなおすの??過去の自分の祖父の過ちを正すために、国民の生活を犠牲にしていいのか???と私は疑問に思った。それが本当に正しい事なのか??と疑問にも思いました。
ノーサルドラを救う為であったとしても、平和に暮らしてたアレンデール王国の国民たちの生活を想うと、私が国民だったら、正直、嫌と思ったからですね。それでもし、国が水没したら、はい、また一からやりなおそうって広い心の持ち主の国民ばかりじゃないと思うし、また負の連鎖はおきるだろうね。
ダムを崩壊さえ、国を水没させようとした、それを、迷いもなく、遂行したアナは、ある意味、恐いとおもったし、だから、素敵!とは思わないし、間違いとも正しいとも思わないし、でも、とても強い!と思いましたね。
でも、さすがDISNEY映画ですね。
結果オーライだったんですよ。それは、エルサの魔法で、エルサがアレンデール王国を守ったんです!
とてもカッコいいと思いました。だから、エルサ、アナの二人で、本当に二人の力で、二つの国を守った!
結果的に、二人の勇敢な行動はHAPPY ENDにつながったわけです・・・
本当に二人とも強いですね。

力が強いとかエルサに関してはそうだけど、それよりも、精神的に強い。特にアナ。
お姉さん想いなんですね・・・涙。

そして、雪だるまの、Olaf!!!
エルサとアナが幼い頃に作った雪だるまで、まだまだ子供…笑。
無邪気でおしゃべりで可愛くてムードメーカー。
最後、復活してて笑った。
良かったね。こっちもHAPPY ENDING。

そして、Kristoff!
自然にプロポーズできてよかったね笑。結婚できてよかったね笑。
言葉がなくても、分かり合える二人だから、変なプロポーズの演出とかいらないんだよ!
こっちもHAPPY ENDING。

そして、過去だけど・・・
姉妹の両親の過去も出てきましたね。
素敵なお父さんで優しく勇敢なお母さん。
抱き合って死んだのが、なんか、最後、抱き合って死んだGame of Thronesの悲劇の双子(恋人)みたい。
それ思い出して、また涙。
そういえば、アナたちの母が父を助けたのは、まだ少女の時だったんですね。
いくつで結婚したか知らないけど、助けたあと、そのお母さんは、ずっとアレンデール王国で住んでたのかな?どこにいったのかな?ノーサルドラは滅んだから、彼女はどうやって暮らしてたんだろう。
お父さんは助けてもらった記憶は本当になかったのかな。でもお母さんの過去は聞いてたはずですよね。私の過去はね・・・って、お母さんがお父さんに話すシーンがあったし。

そして、アナたちの祖父。
あいかわらず、DISNEY映画だから、悪!みたいに描かれてるけど、確かに正しい行為ではないしれないけど、彼は国王として、アレンデール王国を第一に考え、国のために、友好関係にあったノーサルドラを裏切ったんですよね・・・彼には彼の正義があったのでしょう・・・彼の過去には、もしかして、裏切られたことがあったのだろうか、とちょっと考えてしまいますね。

でも、その戦争で、ずっと30年以上も戦い続けてた Lieutenant Mattias と 森の人たちが一番可哀想ですね・・・

まあ、最後はHAPPY END
DISNEY映画だから、安心してHAPPY ENDがみれますからね。

エルサとアナ、すれ違いもあったけど、やはり姉妹は姉妹。
言葉がなければ通じない部分もあるけど、言葉がなくても、名前を呼んだだけでも、通じ合う部分もある。
それが、絆。
似ていないようで、似ている姉妹。美しき強き姉妹!!
良い映画でした。

あと、サラマンダーが超かわいかったです。マスコットキャラですね笑。
グッズ化されるだろうな確実に。



ちなみに今年、私が観たい映画は、とりあえず、この4つ。
もうアメリカでは上映されてるけど…日本ってたまに遅いんですよね。
字幕とかマジでいらないから、同じ上映日に即上映される映画館があってもいいのに…

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ちなみに、Last Chritsmasの主演女優はGame of Thrones で、Daenerys Targaryen を演じて有名になったEmilia Clarke!もともと好きなキャラの一人だったし、演じている女優さんも好きだから、これは観たいですね。俳優の方もCrazy Rich Asianに出てたし!
そして、Hidden World は、これまら、Game of Thronesで、Jon Snowを演じてた Kit Harington!
Game of Thronesの後に、うつ病になったらしいけど…大丈夫かな。
このアニメ映画もドラゴン系ですけどね笑。こっちは楽しいしHAPPY END確定だけどね、観なくてもわかる。Kit自身は、別に好きな俳優ではないし、Jon Snowっていうキャラも好きでもないんですけど、やっぱり、大好きなGame of Thrones に出てた人だから、この人が、声優として、どんな一面を見せるのだろうと興味はありますね。なにより、ドラゴン系のファンタジーは大好きですから!
そして日本の映画はあまり興味はないけど、サスペンス、しかも館が舞台のものは好きなんですよね。だから観れたらいいなと思います。さて、全部観れるだろうか!?






2019年10月11日

2019年の映画感想I 『JOKER』

2019年の映画感想I

『JOKER』

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話題になっている映画、観る予定はなかったけど、なんだかんだで母と一緒に観ました!
私はピエロ恐怖症ってほどでもないけど、小さいころから、ピエロは少し不気味と感じてたな。
ホラー系の怖い映画だったら嫌だけど、でも、この映画はそういう類のホラーではないので。
JOKERは、とても悲しい映画でしたね。

さて、ここからはネタバレ有りです・・・

ネタバレ注意
ネタバレ注意
ネタバレ注意


主人公のアーサー・フラックは、母に「どんな時も笑顔で、そして人々を楽しませなさい」と教わっていきてきた…子供好きで、病弱な母と同居していて面倒をみている。
大都会Gotham Cityで大道芸人として生き、ゆくゆくはコメディアンとして世界を笑わせようとした夢がある人。人間味あふれる“人間”だった。彼は病気とも戦っていた。自分の病気を認識して克服しようと頑張ってた。けど、やはり彼は孤独だった。そんな母親思いで優しいが、社会から見放された孤独な青年が、銃を手にしたことによって、人生は思わぬ方向に。アメリカの銃社会についても本当にいろいろ考えさせれますね。日本には馴染みがないけどね。
私は銃絶対反対!!ってわけでもないけど、今のアメリカは銃を持つのが本当に簡単で、それは絶対に変えるべきだと考えてます。銃を売る人も所有したい人も、もっと厳しいライセンス制度にすべき。
今もライセンスかなんかあるようだけど簡単すぎる。あってないようなもの。
銃を売る人も所有する人も、病歴、精神鑑定、今までの経歴(職歴、学歴、家族構成、犯罪履歴など)を細かい部分までチェックしないと、銃もっちゃダメ!!銃持ってる人は毎年、ちゃんと精神鑑定の試験うけないとダメ!だから、銃を持つこと自体に反対はしないけど、もっともっと絶対に厳しくするべきだと考えてます。
変な事には厳しいアメリカだけど、こういう大事な事には、結構、あいまいで、微妙な感じになっている。
まあ今の大統領はトランプだから、そういう事に関しては変わらないと思うけどね。

さて、この映画ですが、

私が個人的に、この映画に点数をつけるとしたら、10点満点中、8点でしょう!!

ピエロのメイクは、なんだか悲しさや孤独を隠しているようで、不気味だけど悲しい。
ジョーカーの涙が悲しかったです。

あと、主人公アーサーの病気。
これは正式な名称はわからないけど、おそらく、「失笑恐怖症」というものかな。
ストレス下に置かれたり、極度の緊張状態におかれたときに突然笑い出したりする。
なんか悲しい病気ですね。対人恐怖症の一つだそうです。
周りの環境を大きく変えたり、悩みの種を排除すれば治療できる可能性もあるし、精神を安定させる薬の服用で症状を和らげるのも治療の一つだそうです。
アーサーもたくさんの薬を飲んで、病気を克服しようとしてたんだろうな。
決して、面白いから笑ってるわけじゃないんですよね・・・
うーん、ワンピースの、SMILEを思い出した。
ワンピースに出ていた悲しくても悔しくても笑ってしまう人たち。彼らも悲しかったな。

アーサーは覚えてないけど、幼少期に頭部に損傷をおい、それが原因で笑病になったんだろうな。

良い映画かと思います。ただ、やっぱり悲しい物語でした。
ジョーカーの“悲劇”かつ“喜劇”な人生。



2019年09月18日

2019年の映画感想H 『Once Upon a Time in Hollywood』

2019年の映画感想H

『Once Upon a Time in Hollywood』



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Quentin Tarantino の映画!
私の彼がTarantinoの作品が好きとのことで、ずっと観たいっていってたものです。
私も気になってたので一緒に観に行きました。
軽い感じの中にも、ちょっとした影や史実の背景ががある映画で不思議な映画でした。
これは実は史実の残忍で悲しい事件に、少し捻りをいれたもので、私は、史実の事件を知っていたうえで観ていました。
そう、実際におきた悲劇に少し捻りを入れて歪な喜劇に変えたような作品

日本のバンド、ポルノグラフィティ に出てくる『ジョバイロ』の歌詞が似合うような主人公たち。

“人は誰も哀れな星
輝いては流れてゆく
燃え尽きると知りながらも
だれかに気付いて欲しかった ..”


と、そんな歌詞を思い出しました…
私をみて、俺をみて、気づいて・・・
映画の主人公やヒロインたちにピッタリの歌詞。

私は、CaliforniaのPasadenaってところで生まれ育ったCalifornia民なので、Hollywoodもけっこう近かったんですよね。事件があった1960s は、もちろん生まれてもいなかったし、両親も子供のころだったんですが、あの事件の犯人は、実は最近、2017年、獄中で死んだばかりらしいです。
史実の事件が知りたい人はどうぞこちらを。
https://time.com/5635298/once-upon-a-time-in-hollywood-true-story/
https://www.esquire.com/entertainment/a28527935/once-upon-a-time-in-hollywood-charles-manson-what-happened/

史実の事件を知らない人と、知ってる人、感想は違ってくると思いますね。
たぶん、史実の事件を何も知らずに見た人からすれば、よくわからない映画だなーって感じなのかもしれませんね。

私が個人的に、この映画に点数をつけるとしたら、10点満点中、7.5点でしょう!!


さて、ここからはネタバレ有りです・・・

ネタバレ注意
ネタバレ注意
ネタバレ注意



あらすじ
【クエンティン・タランティーノの9作目となる長編監督作。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという2大スターを初共演させ、落ち目の俳優とそのスタントマンの2人の友情と絆を軸に、1969年ハリウッド黄金時代の光と闇を描いた。テレビ俳優として人気のピークを過ぎ、映画スターへの転身を目指すリック・ダルトンと、リックを支える付き人でスタントマンのクリス・ブース。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに神経をすり減らすリックと、対照的にいつも自分らしさを失わないクリフだったが、2人は固い友情で結ばれていた。そんなある日、リックの暮らす家の隣に、時代の寵児ロマン・ポランスキー監督と、その妻で新進女優のシャロン・テートが引っ越してくる。今まさに光り輝いているポランスキー夫妻を目の当たりにしたリックは、自分も俳優として再び輝くため、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することを決意する。やがて1969年8月9日、彼らの人生を巻き込み映画史を塗り替える事件が発生する。】
<※映画.comより引用>

ユニークな映画ですね。
まず、ヒロイン?のSharon Tateは、主人公二人とは、家が近所だけど本当に最後の最後まで、かかわりません。それぞれのストーリーが、事件のカウントダウンまで、繰り広げられます。
私は史実の事件を知ったうえで観ていたので、Sharon Tate が殺されるまでのカウントダウンと思い、少し悲しい嫌な気持ちをしながらみていたけど、幸運なことに、この映画には捻りがあって、史実と違い、彼女は殺される事はなかったのです・・・
映画の最後の結末は知らずに見たので、そこは本当にスッキリしたし、良かったですね。
史実の殺された彼女とその友人被害者たちへの追悼も込めた作品だなと感じました。
心の中では生き続けているよ・・・という監督のメッセージでしょうか。
犯人たちが無残に殺されたのも最高でしたね笑。

人が無残に殺される描写は笑ってはいけないんだけど、どうしても笑いが込み上げてきた部分がありました。(←私もなかなか性格悪いしヤバいかも笑)
自宅のプールで優雅に時間をすごしていた主人公のRick。
突如、ナイフをもった発狂した血まみれの女が、とびかかってきて、うおおおおおおおおってなったのに笑ってしまった。いや怖いって。
私が、RICKだったら同じ反応するよ笑。
そして、突如、自分の自宅に現れたヤバい女をやっつけるために、昔、映画でつかった炎出すやつ(なんていうんだろう、この武器・・・笑)で、やばい女を焼き殺した描写。申し訳ないけど、笑ってしまった。
ざまあみろ、と思ってしまいましたね。
アメリカでは正当防衛法ってのがあって、自宅に侵入した人を、銃で撃ち殺す事もOKなんですよ。
基本、私は銃の所持には反対派なんだけど、自分の自宅に侵入してくる犯罪者がいたら、ぶっ殺したい願望がありますので。空き巣も強盗も絶対許さないし死んでほしい!!日本ではなかなか難しいけどね。アメリカでは、くれぐれも、人の自宅に不法侵入しないようにしように。返り討ちなんて結構あるし、場合によっては殺されるし、殺した人は罪は問われないことも結構あります!
同じく、映画をみた友達も相方も、私だったら、RICKと喜んで同じことをするだろうな笑っていってたので、まあ、それが私です。自分から人を攻撃はしないけど、攻撃されたら、特に自分が自分のテリトリーで休んでいる時に邪魔が入ったらマジキレして、10倍返ししたくなる性分なので。
だから、RICKの行動最高!!!
あと、別に好きなキャラではないけど、RICKの新妻のイタリア人が面白かったですね。
この人も、逃げ回りながらも、侵入者を排除しようと必死になってた笑。
いや本当にびっくりするよ。急に、こんな奴らが家に入ってきたら…

そして最後の結末、史実とは違った、また別の物語…
運命のいたずらによって、残忍な史実でおきた事件はおきずに、Sharon Tateは、輝ける女優のままで、そして、Sharon夫婦とかかわる事で、落ち目俳優のRickにも新しい人生の日差しがみえて…
そんな少し甘いハッピーエンドになったのは良かったですね。
さっきもいったけど、史実におきた悲劇、その犠牲者たちへの追憶のような映画にも感じました。
史実をしっているからこそ、だから、一見、よくわからないような映画だけど、でも意味がある深い映画なんだなと思ったし、評価も高いですね。

あと、映画でちょっと出たんですが、子役の女の子のキャラが良かったです。
Trudi って子ですね。子供なのに、大人顔負けの演技にプロ意識で、結構ませてて大人のような子!!!
でも子供らしさもある。
そして、人の気持ちがわかる心優しい女の子。
この子、好きですね。
Rick と Trudi の役者としての、ちょっとした友情や認め合う関係が好きですね。
年齢なんか関係ない。同じ役者としてリスペクトって感じなのがいいですね。

この映画をみて、Hollywoodの俳優たちについて考えさせられました。
実際本当に大変だし、運もあるんだなと。
酒やドラッグにおぼれてしまったり、自殺したりする人も多い業界。
成功できるのはほんのわずかで、その成功も一瞬のように消えてしまう…
まあ、私的には、もし成功したら、早く金をためて引退するのがベストですね。
永遠に輝き続けるのは難しいですね。監督の才能や別の才能がある人は、その後も輝けるかもしれないけど、そんなの本当に一握りですからね。
私には縁のない世界だけど、学校の同級生に本当に俳優なった人が実際にいるし、監督になった人もいるんですよね。その人たちのPARTYに行ったこともあるし、HOLLYWOODの自宅にも行ったことあるけど、本当にすごかった・・・
学生時代から何か特別なものをもってた人達だけど、絶対に努力と運もあると思う。尊敬してますね。

そして、この映画。
親友同士で、仕事のパートナーでもある、スタントマンと俳優!!
RICK とCLIFF!!
良いですね。こういう関係もあるんだなと。
CLIFFは、不思議なキャラですね。才能もあるし、イケメンだし。でも、あえてスタントマンとして貧しい日陰の生活を送っているのは・・・過去に人殺しとしての汚名があるからですね。
実際に彼が本当に過去に妻を殺したことがあるのか否かは不明・・・
ただ、映画の中では、普段穏やかなCLIFFですが、何度か、暴力性が出ていましたね。
本当は残忍な暴力性があるキャラ・・・
CLIFFを、つかいぱしりにように、扱うRICKひどいと、最初思ったけど、でもRICKは、CLIFFの性格を全て知った上で、彼はCLIFF をリスペクトして、そして庇っているんだなとも感じました。

日本の業界は、わからないけど、HOLLYWOODの世界では結構、スタントマンや、BODY DOUBLE というものを使っているらしいですね。有名なあの映画の、あの壮絶なシーンも、あれもこれも、スタントマンってのは、よくある事らしいです。危険なシーンだけじゃなく、SEX SCENEや裸のシーンとかも、ポルノ女優やBODY DOUBLEを使ってる事がけっこうあるらしいですね。

ただ、BRUCE LEEは、ガチなんですよね。
すっごい俳優であり、すっごい武術家でもあった!!!

BRUCE LEEも出てきましたね笑。
映画のBRUCE LEE、実際の、BRUCE LEE のキャラとちょっと違うんじゃないの?って賛否両論あるかもしれないけど、面白いシーンでした。

そして、史実の話に戻るけど。
あの時代のヒッピーね・・・
うーん。今もいるけど。
私は、はっきり言って、ヒッピーとか嫌いですね。
はっきりいうと、臭いから。シンプルな理由。
でも彼らには彼らのモットーや信じるべきものがあって、まあ他人に迷惑かけなければ好きにやっていればいいと思いますけど、明らかに、LOVE and PEACE って感じじゃない連中もいるよね。
ただのヒッピーは別にいいんだけど、それを通りこして、危険なカルト集団になったManosn Family
史実のあの事件・・・Manson Family について少し調べてみてください。
Charles Mansonがリーダーだったけど、彼のカリスマ性とかね…
人によっては、彼は救い主だったのかもしれませんね。
日本でおきたオウムの事件を思い出させますね。

Manson Familyの被害者であったSharon Tateとその友人達、まったくの無差別殺人事件でした。私はまだ生まれてなかったけど、本当にひどい事件だったようです。
事件に詳細については、胸糞悪いのでふれませんが、史実の事件を知った上で、この映画を楽しんだ方がいいと思います。史実のような事件が二度とおきないと切に願います。

そして、たまには、こういうユニークな深い映画を見るのもいいなと思いました。

あと…ちょっとした本当の話ですが、
史実で殺されたSharon Tateの夫は、有名な映画監督の Roman Polanski です。
妊娠中のSharonだけじゃなく、あの時、家には、Roman Polanskiの友人達もいて、彼らも無残に殺されたのでした。ちなみに、Roman Polanski といえば、Rosemary’s Baby。
日本でも、ローズマリーの赤ちゃんというホラー映画で有名ですよね。
あれは呪われた映画とも知られてます。
監督はふれてはいけないものに触れてしまった。
そして、立て続けに悲劇がおこった。
Manson Familyによる、無差別殺人事件の被害者になった、Sharon Tateとその友人達。
それも呪いの一つといわれています・・・

また、John Lennon が殺されたのは、ローズマリーの赤ちゃんに出てきた建物の前でした。
そのほかにも、悲劇がおきたり、死者が続いたりしてたそうです。
うーん。偶然か否か。
日本やアジアでは、ホラー系の作品を作るときに、お祓いとかするようだけど、アメリカでも牧師さんを呼んだりすることがあるそうですね。やらない人もいるけど。
うーん。偶然か呪いか知らないけど、不幸な事件がなくなればいいと切に願います。

この映画、まさに
“折れかけのペンで 物語を少し変えようとしたら歪な喜劇になった”


ポルノグラフィティ の『ジョバイロ』『ジョバイロ』です。
そんな感じですね。悲しい史実を少し変えたら歪な喜劇になった。




プロフィール
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★Layla★
はじめまして。このサイトは、自己満足目的の気まぐれなブログです。英語NATIVE、日本語検定1級、バイリンガル。日本在住12年のアメリカ人。(日系 1/2、華人 1/4、ポルトガル系1/8、イギリス系1/8 の混血) 日本在住12年目。1年のうち、25%は出張か実家か旅行で海外。ブログは趣味記録&日本語上達の為に開設。自己満足ブログですので自分の書きたい事を素直に書いてます。辛口の時もあります。好きな事を書いているだけなので文法も誤字もチェックしてません。 私は多趣味です。グルメ、読書、旅行、スポーツ、謎解き&リアル脱出ゲーム、映画やドラマ観賞、漫画、ゴシックファンタジー等が大好き。スポーツは特に水泳とバスケットボールが好き。尊敬する人は、英国のエリザベス女王&フィリップ殿下、両親、兄、弟、彼、親友。 ブログでは、旅先の事、美味しい食べ物の事、リアル脱出ゲーム、漫画、本、ドラマや映画の事などランダムに書いています。 漫画に関しては、アニメ派とコミック派にはネタバレなので自己責任で!ワンピースに関しては最近は貯めてからいっきに読んで感想を書く事が多いです。 映画やドラマ感想も全部ネタバレあるので、自己責任で。観てない人は要注意!! ワンピース以外にも『ハンターxハンター』など色々な漫画を読んでいます(少年漫画メイン)。 欧米のドラマや映画もよく観ます。ジャンルは色々観ます。 『GAME OF THRONES』が大好きです。 Lannister家の双子、Cersei & Jaime を愛しています。 『GOSSIP GIRL』も好きで特に、Blair Waldorf & Nate Archibald が大好き。Blair関連のカップルも、全部好き。(Chuck, Prince Louis, Dan ) Twitter : @golden8twins
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