トルコ冒険記F 〜 『グランドバザール探索』
イスタンブール2日目はグランドバザールに行って来た。
まるで迷宮。アラビアンナイトの物語に出てくるような世界観、タイムスリップして別の世界に行ったような感覚だった。
グランドバザールは、その名のとおり、巨大な市場。中東最大とも言われている大きな屋根付き市場である。
トルコ土産の買い物もしたかったし、ここは絶対に行きたい場所でもあった。
「アヤソフィア博物館」から、歩いて20分・・・
グランドバザール到着だ。異次元にこれから入る感が出ているエキゾチック門をくぐって、屋根つき市場に入った・・・
今回の買い物、目玉はスパイスだ。
この種類の豊富さ、香ばしさ・・・
どうだろう。この写真だけで、中世の市場にいるようだ!
スパイスを売っている店は沢山あった。ありすぎてどれが良いのかわからないが、やはり新鮮なのが一番だ。
観光客目当てに、新鮮じゃないスパイスを高値で売っている所もあるから要注意だ。
結局、みつけたのは、ここ。トルコ人もたくさん買っている。種類も豊富。店の人の押し売りもしつこくない。何より、スパイスの香りがわかる。
私は料理でよくスパイスを使う。帰国して料理して後からわかったが、やはり、トルコのスパイスは最高だ!!
日本では売られていない新鮮さと香り、とにかく良い!!
スパイスはトルコがおススメだ。
市場を巡る巡る。迷ってはいるだろうが気にしない。とりあえす、歩いてみてまわる。
いろいろなお店がある。
観て回るだけで楽しい世界だ、
ちなみに、トルコランプも買った。これも買いたかったものだ!
トルコで旅行するさいに、私とAが気をつけていた事がある。
2008年は、比較的安全で旅行客も多かったが、それでも詐欺や、カモ探しはたくさんあった。
街を歩くと声もかけられる。面倒なので、もちろん、スルーだ。目もあわせない。
サングラスは便利だ。欧米人はサングラスしてる人たちもけっこういる。
しかし、何か買い物をする時に店の中に入ると、もちろん、スルーできない。会話も必要になってくる。私たちが外国人なのはバレバレなので、もちろん、「どこからきたの?」とは聞かれる。
Aはアメリカ人という事を隠した。なぜなら、トルコ人はアメリカが嫌いだかだ。詳しいことはわからないが、Aがいうにはそうだった。私はアメリカ国籍ではあるが、アジア人だし日本からきたので、とにかくアメリカ人、又は日本から来たという事は隠した。なぜなら、世界中で日本人は良いカモだからだ。無責任でアホなマスコミの報道では日本人の女はモテるとか、親日だとかいうが、それを鵜呑みにする日本人が実際いるのが本当にバカバカしいい。そういうバカ女のせいで、日本人女、いやアジア全体の女性がバカにみえて、声をかけられたくないこっちにまで迷惑がかかる。見た目はあまり日本人にみられないから、日本人と思われないだろうけど、それでも観光客だ。アジア人も、カモだ。
日本人は勘違いをしていて、日本人女はモテるというが、いやいや、モテるかどうかは置いといて、良いカモなのは確実だ。(マスコミはこれをもっと報道すべき)そもそも親日なのは良いカモだからってのもあるだろう笑
私もAも、幸い、お互いアジア系で、私も日本特有のファッションは海外ではしないので、台湾人にも中国人にも韓国人にもアメリカ系中国人にも見える。まぁ、サングラスしてるし日本人には見えないだろう。
特にアジア系以外の人は、私達の見分けなんかつかないだろう。なので、私とAは、お互い台湾人になりすました。台湾人、無難だ。台湾とかどこかわからない人達も多いから、あまりしつこく話しかけてこない。Aは語学の天才なので、中国語もぺらぺらだったが、私は中国語なんか、基礎レベルしかわからない。そんな事はどうでもいい。基本、会話は英語だ。しかし、カモ探しではなく、本当に良い人もいる。トルコでも思い出になる素晴らしい出会いをしてきた。見極めるのが大事だろう。
まぁ、おかげさまで、詐欺にあう事もなく、カモられるどころか、けっこう値切って買い物もしたので、買い物面においてはお得な旅だったといえるだろう。
グランドバザール、実に刺激的な場所だ。
混んでいる。活気!!観光スポットなので当たり前だろうが、渋谷の混み具合は嫌いなのに、ここの混み具合は逆に刺激的で嫌いじゃない。だが、旅行のさいに大事なのは、スリにあわないように防犯をする事。
こんなに混んでいるんだ、スリは多発している。まぁ、私も親友のAも、“通りすがりの人達はみんな敵!”という感覚で、貴重品は管理してたので、大丈夫だった。しかし、こういう感覚を持つのも楽しいし刺激的だ!RPGの世界にいるようだね。(私は一体誰と何と戦っているのだw)元々、私も親友のAも、日本以外の国に長年住んでいたので平和ボケはしていない。だが、日本で長く暮らすと平和ボケになるのも仕方がない。日本人の方々、くれぐれも旅行のさいは貴重品の管理をしっかり!
水タバコ(シーシャ)!
お土産に、シーシャも買いたかったが、やはり荷物になるので諦めた。エキゾチックなシーシャが並んでいる。
喫煙はしない私だが、シーシャーには懐かしい思い出がある。
海外にいた頃、私が通ってた高校は、高校3年生だけは特権で、ランチの時間は、校外に出られるのだ。
学校近くのファーストフードでランチでもいいし、高級レストランのランチでも、もちろん学校側は気にしない。
私も高校3年生になってからは、ランチに週2回ぐらいは、仲の良い男女数名の友達グループで外食をしていた。
学校から5分ほど歩いたところにあるエキゾチックな隠れ家カフェ・・・
なんと、そこにはシーシャーがあった。
高校生がシーシャーをしていいのかどうかわからないが、よくシーシャーを楽しんでいたものだ。
まぁ、良いか悪いかといえば、おそらく校則違反にあたるかもしれないが、別に教師にバレなければいいだろう。
通っていた高校は進学校で、毎年アイビリーグ合格者を出している名門。巷では校則が厳しいと言われるが、上手くたちまわれば、比較的自由だったと思う。やることをやれば、教師も特に目を尖らせない。
学年にも格差があって、成績優秀でスポーツ万能、大学も決まっていて、教師やクラスメイトからも人望があれば、校則なんかくそ食らえだ。私は別に成績優秀ではなかったが、そのようなグループに属していたので、高校生活は今でも思い返せば、人生で一番楽しかった時期だろう。つくづく、学生時代は日本にいなくてよかったとおもう。
そんな楽しい高校の思い出の1つが、仲間とのシーシャー経験。
懐かしい。親友Aとそんな懐かしい話をしながら、買おうかどうか迷ってたが、別に家にはいらないだろうという事で荷物にもなるし結局、買わなかった。
ちなみに、ここに売られているお土産、詐欺以外は、ちゃんと日本で売られているトルコのお土産よりかは、はるかに安い。当たり前だ。値段の相場を知っておくと、値切りも上手くできるし、あらかじめ勉強をしておくのは大事だ。カモられない為に。RPGでも情報収集は大事だろう。同じ事だ。
出口なのか入り口なのかわからないが、外の明かりがみえてきた。
グランドバザールで、3時間。
冒険を楽しんだ。
他の記事:
トルコ冒険記@ 〜 『カタール航空でイスタンブールへ』
トルコ冒険記A 〜 『イスタンブール ボスポラス海峡でランチ』
トルコ冒険記B 〜 『HILTON HOTEL in ISTANBUL』
トルコ冒険記C 〜 『トルコのお菓子はとにかく甘すぎる!』
トルコ冒険記D 〜 『トルコの前菜とスープ』
トルコ冒険記E 〜 『屋台で発見!謎のドリンク』