横浜でブラブラ散歩C 〜 『ザ・カフェ』:ホテルニューグランドの伝統ドリア
横浜の山下公園で薔薇を観賞した後に、山下公園目の前のホテルニューグランドで、伝統のドリアを食しました。『ザ・カフェ』というお洒落なレストランです。
ここのドリア、実は日本で始めて誕生したものなんです!!
シーフードたっぷりで、熱々で、とても濃厚だけれども、口どけがよく、こってり感は、あまりなく、簡単に食べれて喉にもよくて美味しい!とにかく味が深いですね。
今まで食べたドリアで一番美味しかったです。
こちらが、噂の伝統ドリアです。
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ズームしてみました。
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こちらのお値段は・・・
¥2,100(税込価格/¥2,268)
彼と二人で食べにいったのですが、二人ともドリアにしました・・・笑
さて、これを機会に、ドリアの歴史を少し勉強しました。
日本の洋食レストランでは定番の人気メニュー「ドリア」。
ライスが入ったグラタンのような料理、これってどこの国の料理かご存知ですか?
答えは・・・
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実は、ドリアって、日本で生まれた料理なのです!!
ドリアというと、海外からの食べ物と思いがちですが、実は、日本で発祥したものだったんですね。
しかも、横浜!!
しかも、このホテルニューグランドで発祥したのです。これには驚きですね。
(どうりで、日本の洋食店ではみかけても、海外ではみかけない食べ物だ・・・)
ドリアは、ホテルニューグランドの初代料理長、サリーワイル氏が、体調を崩した外国人客のために、 何か喉の通りの良いものをと、考案した料理です。
お客様への真心が感じられますね。
そんな優しい気持ちで生み出されたドリア・・・確かに優しい味わいでした。
サリーワイル氏のお話を少ししましょう。
彼は、戦前に『横浜ホテルニューグランド』で総料理長を務めていました。
ワイル氏は、1927年にニューグランドが開業する際にパリから招かれたスイス人コックです。
フランス料理のコックでしたが、西欧料理全般に長けていて、イタリア料理やスイス料理なども得意だったそうです。
こう考えると、ドリアって、スイス+フランス+日本のミックス料理といえるかもしれませんね。
さて、ドリア誕生のエピソードもお話しましょう。
ワイル氏はニューグランドで、「コック長はメニュー外のいかなる料理にもご用命に応じます」とメニューに書き、
お客様の要望に合わせて様々な料理を作って提供していたそうです。
凄いですね。今でも、そんな素晴らしいコックは珍しいですね。
まさに、コックの鏡ですね。
そんなある日、「体調が良くないので、何かのど越しの良いものを」、というお客様の要望を受けました。
そして、ワイル氏が考えて考えて、創作した料理が、「ドリア」!!
その時、ワイル氏が作ったのは、バターライスに海老のクリーム煮を乗せ、ソース・モルネとチーズをかけてオーブンで焼いたものです。それを食べたお客様は、美味しいと大喜び!
その後も、好評だったこの料理は、"Shrimp Doria"(海老と御飯の混合)として、ア・ラ・カルトのレギュラーメニューになり、ニューグランドの名物料理の一つになったそうです。
それがワイル氏の弟子達によって他のホテルや街場のレストランでも提供されて広まり、今では全国の洋食の定番料理になっています。
しかし、このワイル氏のオリジナル・ドリアを食べれるのは、横浜のホテル・ニューグランドです。
まさに、これぞ本物のドリアって感じで、私も美味しく頂きました。
というわけで、ワイル氏のオリジナル・ドリアは、ニューグランドの名物料理として、現在でも提供されていて、日本はもちろん、海外からも、多くのお客様から愛されています。
こちらのドリアは、ホテルニューグランドの、「ザ・カフェ」というレストランで、いただけます。
横浜でブラブラ散歩@ 〜 山下公園の薔薇T
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2016年06月17日
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