<個人的な評価:10点中8点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
これは面白かった。
時は西暦2174年。今から150年後ぐらいか。本当に地球はどうなっているのかな。私はもう生きてないだろうけど、地球はまだあると信じていたい。
この映画では、増大した人口に悩む人類は荒廃した地球を捨て惑星タニスへ移住する計画を立てており、選ばれた者を宇宙船エリジウムに乗せ旅立たせた。
時が経ち、コールドスリープから目覚めたバウアー伍長だが、記憶障害を起こしており状況が把握できない。自身の正体や目的すら不確かな中で船内を探索していると、ペイトン中尉がコールドスリープから目覚める場面に遭遇するが、彼も記憶障害を起こしていた。
そのうち、二人は徐々に記憶を回復する。
原子炉の不調に気付いたバウアー伍長は、ブリッジに残ったペイトン中尉のサポートを受けつつ、巨大な宇宙船の中を探索する。
謎の女性、生き残りのクルー、そして凶暴な宇宙人。
話が進むにつれて、凶暴な宇宙人の正体がわかってきた。
宇宙人ではなく、もと人間だったのだ。
事の発端は、昔、司令室に地球からの最後の通信があり、地球の消滅を知った3人のクルーがいたこと。そう、地球は既に消滅していたのだった。
その内のクルーの1人が、パンドラムを発症して他の2人を殺害し、船の支配者となったこと。彼はコールドスリープから目覚めさせたクルー達で命を賭けたゲームを始め、その最中にハンター(宇宙人と思われてた凶暴な生物)が生まれたこと。
その支配者は誰かな?というミステリーで、この宇宙船の生き残りなんだろうなと予想はできたが、私は主人公のバウアーかなと予想してた。でも実際は、違った。
バウアー伍長は記憶を取り戻しており、ペイトン中尉を名乗る男が別人であることに気付いていた。
男の正体はギャロ伍長であり、パンドラムを発症して船の支配者となったのも彼だった。
ギャロ伍長はパンドラムを発症しつつあるバウアー伍長を精神的に揺さぶるが、バウアー伍長は必死に抵抗する。
その頃、司令室のガラスから外を見つめていたナディアは、生物が泳いでいる様子を目にしていた。
なんと、既にエリジウムはタニスに到着していたが、海へ不時着した後で海中に沈んでいたのだ。
正気に戻ったバウアー伍長はナディアを連れて司令室から脱出し、射出機能を作動させて睡眠カプセルに入る。射出された睡眠カプセルが海面に到達すると、次々と他のカプセルも姿を見せ始めた。
バッドエンディングではなく、希望がみえるエンディングで、ある意味、ハッピーエンドだった。
生き残りの人間は二人だけじゃなく、1000人以上はいたな。
新しい地球と似た惑星タニスで、新しい未来が始まろうとする。