<個人的な評価:10点中9点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
SFとホラーとミステリーがいい具合に混ざった作品でかなり面白かった。
なんだかんだで、前妻の呪いは効いたな。
「CEOを殺したのはだれか」
どんでん返しにどんでん返しに、衝撃的な展開。そうきたかー!
CEOを殺したのはCEO自身だった!!
CEO自身というか、明確いうと、CEO本人が作った自分の女版コピー(身体は新妻)に殺された。新妻は、金と引き換えに魂も肉体も売ったんだなと思うと悲しい。孤児だからそこを利用されたんだろうな。
CEOがまさかの女装ゲイだったのも衝撃。女の身体が欲しかったのね。
化学的にいうと、CEOの記憶や意識が移った対象の人は、CEO本人というより、コピーかなと思う。だって肉体がある限り、オリジナルはまだ意識がそのままあるし。
だからコピーに嫉妬して遺産を書き換えようとした。そしてコピーに殺されてしまったという皮肉。
非科学的(呪い)にいうと、憑依。
自身を新しい肉体に憑依させて、永遠に生き続けるという。
いずれにせよ、全てが魔王のような「CEOの野望」だった。
彼なりの「永遠の命」だろう。
新妻が死んだら、自分の子供に憑依をしようとしたし。
関わった警察官夫婦のやり取りが切なかった。夫を守りたい妻の気持ちもわかるし、妻と子供を守りたい夫の気持ちもわかる。
死にそうなのに、ギリギリまで家族の為に働こうとする精神にズキっときた。
関係ないけど、健康な私は、もっと必死に仕事を頑張るべきだなとも思った。生活かかってるわけだし、仕事やめたら家族に迷惑かかるし。
とにかくとても深いストーリーだった。良作!おススメ。