<個人的な評価:10点中8点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Season 1:感想
https://fanblogs.jp/alicedarkcastle705/archive/2755/0
原作漫画を読んでいるのでエンディングはわかるが、ドラマはドラマで面白い。総合的にみて、シーズン1の方が面白かったけどね。
ただ、主人公とヒロイン(←別に嫌いでも好きでもない)がメインの時より、チシヤがメインの時が、何倍も面白い。個人的に、頭脳戦ゲームが好きで、ハラハラする。
主人公&ヒロインの展開の時は、正直いって少しだけダルい。恋愛要素も私にとっては蛇足で何度か寝落ちした。戦闘シーンも面白くないわけではないが、チシヤのターンと比べるとね...チシヤのターンがくると、いっきに盛り上がる。ゲームも凝っているし!!アクション系より、頭脳戦がやはりデスゲームっぽくて好きだ。個人的な好みだけどね。
最後まで観たが、ほぼ原作通りだろう。シーズン3はないだろうな。確か漫画もここで終わりだし。
最後のシーンの、JOKERカードが意味ありげだけど。そういえば、JOKERの正体は?
まさか、戻った世界も架空の世界!?
まあ、せっかく綺麗におさまったので、ちゃんと現実世界に戻ったと解釈したい。
JOKERの謎は少し残るが、デスゲーム系のストーリーって、漫画もドラマも、そもそも綺麗な終わり方してない作品が多い。そんな中、『今際の国のアリス』は、変な引き延ばしはせず、綺麗に終わったのが良い。
で、今際の国って結局、何だったの?という感じだが、言葉通り、今際の国なんだろうな。
今際の国=生と死の狭間の世界。
非現実的なドラマにみえて、結構、現実的。
現実世界では、隕石が落ちて、生と死の狭間にいた重傷者たちが、命がけでゲームをしていたのだ。
ゲームで亡くなった人達は、残念ながら、持ちこたえられず死んでしまったのだろう。
みんな、実際は、現実世界の病院の中で、必死に治療や手当をうけながら、生と死の狭間の世界を彷徨ってたのだ。
一番、好きなキャラはチシヤ&アン&クイナだな。主人公のアリスやウサギより好き。日本の作品は、無理やり、キャラを、主人公&ヒロインの型にはめようとするので、不自然さが出てきて、そういう点が好きじゃない。だから他のドラマでも脇役の方が好きってよくあるわ。日本の作品だと基本的に、脇役の方が好き。
一番嫌いなのは、ニラギだけど、マジでしぶとすぎる。苦しんで死ねよ!ってずっと思ってたけど、こいつが生き残っているのが解せん。
ゲームは色々あったし、死に方も色々あったが、硫酸で焼け死ぬのが一番キツイしグロいな。私の中で一番の最悪な死は、硫酸による死だな。最悪すぎる。
あんな硫酸ぶっかけられたら、すぐに溶けて死亡するのはわかるが、一瞬で死ぬわけではないし。
死ぬ寸前5秒間ぐらいは、超絶に痛み苦しみながら溶けて最悪な死を迎えるのだろう。
登場キャラに対する感想
♡ アリス:好感度★★★☆☆
今作の主人公。元引きこもりニート。無気力な人生を送っていたが、“今際の国”での仲間との別れと出会いを通して「生きる意味」を模索し始める。
あえて引きこもりニートを主人公にした今作は面白い。だが、特に彼自身に大きな魅力は感じなかったかな。嫌いではないが... 主人公だからこそのご都合主義な場面も多い。元自衛隊でもなくスポーツマンでもなく、武闘派でも頭脳派でもない無職の引きこもりニートが、なんであそこまで勝ち続けられるのか。それは単純に主人公だから!としか言いようがない。デスゲームにおいて、主人公の運ほど良いものはない笑。そういう面もあって、なかなか共感できなかった。綺麗事も多かったし。ヒロインにも言える事だけど。
♡ ウサギ:好感度★★★☆☆
本作のメインヒロインで元登山家。尊敬する登山家の父を死に追いやった“元の世界”を憎みながらも、どんな逆境にも負けない心を持つクライマー。ウサギは、身体能力がとても高い。登山家で筋トレもしていたので、引きこもりニートの主人公と比べて強いし、彼女が勝ち進むのは納得できる。身体能力がすごくてカッコいいとは思う。しかし、ヒロインの要素なのか、強いはずの彼女が、時々、急に弱くなって守られキャラに転身するのが、なんとも....微妙で不自然。彼女ほどの身体能力があるなら、重度の死にかけの怪我人であるニラギに押し倒されるはずないだろと思ってしまうし。主人公をかっこよくみせるために、肝心な場面で、ヒロインのウサギが弱くなっているのが、なんだかなぁ。そういう要素はあまり好きじゃない。変に良い人?なのも、典型的なヒロインぽくてな。本当に偽善者にみえてくる時もある。綺麗事ばっかり!!
日本の作品は、無理やり、キャラを、主人公&ヒロインの型にはめようとするので、不自然さが出てきて、そういう点が好きじゃない。もっと色んなタイプの主人公やヒロインがいてもいいでしょ。
♡ アン:好感度★★★★★
元警視庁鑑識班。科学的な思考を持ち、危機的状況でも冷静に対処する。
カッコよすぎる。大好き!!!!!!同じ女として憧れるタイプ。脚が長いし、見た目もクール美女で、女キャラの中では一番好きだな。ヒロインのウサギより、何倍も好き!!最後、死んだのかな?と悲しかったが、本当に生きていて良かった。現実世界で、またクイナと友達になってほしいな。
♡ クイナ:好感度★★★★★
元アパレル店員。トランスジェンダー女性。空手を使った肉弾戦が得意。大切な人のために戦う強さを持つ。
カッコいい!!!彼女も好きだな。美女なんだが、トランスジェンダー。シーズン1から好きで応援してたが、最後、生き残って本当に良かった。アン同様、主人公やヒロインより、好き。アン&クイナ、本当に良いキャラしている。クイナの父親との確執も、母親思いな面も泣ける。生きのこって父親と和解したようで良かったよ。母親とも再会できて本当に良かった。絶対に生き残ってほしいキャラだった。
♢ チシヤ:好感度★★★★★
元医者。常にクールでシニカルな性格。知力を使った“げぇむ”で強さを発揮。登場人物の中で一番好き。チシヤが参加していたゲームは頭脳戦ゲームが多かった。頭脳戦ゲームが好きな私は、彼が参加するゲームも楽しめた。一番楽しめただろう。チシヤのキャラ、喋り方や性格が、まさにデスゲームに一人はいるような感じで、そこらへんが、私の中に未だにある【中二病の心】をゆすぶる...笑。冷静でクールで、頭がひじょうによく、分析力が高い。一匹狼な面もあるし、主人公の敵になる時もあれば、主人公の味方になった時は一番頼れる。そんなキャラだ。それに加え、チシヤは死を覚悟しているタイプだな。クズリュウとの硫酸ゲームでは、死を覚悟した上で、一か八かの賭けに出たのだろう。最後、生き残って本当に良かった。
キューマ:好感度★★★★☆
元ミュージシャン。「すうとり」のゲームマスターで、クラブのキング。「生きる意味」について独自の哲学を持つ。全裸!!!!!!!!!!!爆笑。全裸なんだけど、かんじんな部分が毎回隠れているのが面白い。鍛えられた良い肉体をしている。ただの変態ではなく、独自の哲学を持っているキャラ。実はけっこう仲間想いの良い奴だ。嫌いじゃない!!いや、ゲームマスターの中では、むしろ好きだ。
♧ アグニ:好感度★★★☆☆
元自衛隊。元自衛隊の経験を活かし、銃火器を駆使する超武闘派!親友だったボーシヤを手にかけた罪を背負う。シーズン1ではクズで嫌いだったが、なんだかんだで、戦闘能力がすごく高いし、アグニはアグニなりに背負っているものや、辛さがあり、実は情が深く硬派な面もある。他キャラもそうだが、彼も過去のトラウマがあるのだ。武闘派のリーダーらしく襲い掛かってきた肉食動物をゲーム感覚で射殺し、弾が切れた後も特に戸惑うこともなく容易にハイエナを素手で殺す等、すさまじい戦闘力と胆力の持ち主。敵だったら、とても厄介ではあるが、仲間になったら、すごく頼りになる兄貴肌。
♤ ヘイヤ:好感度★☆☆☆☆
元ビッチな女子高生。弓が得意で生きるために手段を選ばない。生存力がすごく高い女子高生。現実世界では略奪愛大好きの男好きクソビッチな女子高生で私が一番嫌いなタイプ。この今際の世界でもクソビッチで男好きで、アリスをレイプしようとした。自分の事を可愛いと思っている自意識過剰のナルシスト。はっきりいって、言動も態度もかなり鼻につくので、大嫌い。だが、かなり強い。女子高生なのに、かなり勇敢で強い。女子高生なのに、戦う様は、まるで戦闘ゲームのゲームキャラクターそのものだ。強さだけは評価したい。あと、アグニの事は本気で好きらしく、アグニのピンチを何度か救っているね。そこも評価はしたい。クソビッチだけど。
♤ タッタ:好感度★★★☆☆
過去の“げぇむ”で助けられたことで、アリスの仲間となる。
彼は彼なりに悩みがあったし、人の役に立ちたいという想いが強いものの、他キャラと比べると勇敢さに欠けていて弱腰。しかし、最後は本気の本気をみせてくれて、自分の命を捨ててまで、アリス達仲間を助けた。
クズリュウ:好感度★★★☆☆
元弁護士。「てんびん」のゲームマスターで、ダイヤのキングだ。
彼のゲームの死に方が一番残酷だ。硫酸!!!!残酷すぎる。かといって、彼自身も負けたら硫酸で死ぬ覚悟はあったのが、なおさら怖い。彼は優しさゆえに、苦悩しまくっていたのだろう。命の平等か。
私の価値観では、命に平等なんかないという認識なので、いちいち、こういっや悩みはないけどな。
第三者目線でみても、法を守って生きている私の命の方が、犯罪者より上だし、人の家庭をぶっ壊している不倫女と比べても私の命の方が上に決まっている。私は別に優しい人間でも、人助けが好きな人間でもないが、犯罪者や不倫女より、人を傷つけたり社会に迷惑かけたりする割合がはるかに低いし、その上、仕事もしていて、税金も納めている。しかし私の命より、上の人はたくさんたくさんいるだろう。人を救う仕事をしている医者とか。たくさんの人々に希望を与えているスターとか。探せばいくらでもいるだろうな。あと、冷静に考えても子供の命の方が私より上とも思わない。その子供が将来、犯罪者になるのか、立派な人になるのかは不明。性根腐った連続殺人だって子供時代があったんだよ。その子供がどんな人になるのかは誰にだってわからないよ。だから若い命の方が、老いた命より価値があるとは思わない。命の重さをはかるなら、過去の行いと、現在の行いだろう。未来なんかわからないから。今まで、その人が何をしてきたか+どれだけ人に社会に迷惑をかけてきたか+どれだけ人や社会を助けたか+今現在は何をしているのか。しかし、これらはあくまでも第三者目線で計っただけ。個人的な目線で計っても、やはり命の平等なんかない。一部の超善良な聖人や仙人をのぞいて、誰だって自分の命、自分の家族の命の方が可愛いに決まっている。どんなに腐った犯罪者でも、その人の親にとっては、世界で一番重い素晴らしい命なのだろう。第三者目線で冷静に考えても、個人的な目線で考えても、命の平等なんかないのだ。だから戦争はおきるし、争いはおきる。そういうもんだ!と割り切って生きていくしかないと私は思うよ。
♤ ニラギ:好感度☆☆☆☆☆
元クズ。現実世界でも、今際の国でも、クズ。陰湿で攻撃的な性格。
お前だけはダメだ。ニラギ。つか、こいつしぶとすぎる〜!!!!!!!!!何故死なない。とっとと死ねよ!!!と何度も思った。でも、死なない。好感度は一切なし!!!元いじめられっ子だったので、過去の経験から、クズになったんだろうけど、全く同情できない。いじめっ子に直接やれよ!!関係ない人を手あたりしだい攻撃するな!!過去のトラウマがあるキャラなんか他にもいるんですけど笑。辛いのはお前だけじゃないよっていう。過去にどんなトラウマがあろうと、今、どんな道を選ぶのかが重要。ニラギはニラギのクズ道を突き進んだ。過去の経験を糧に、強くなっている人もいれば、過去の経験を糧に、クズの中のクズになっている人もいる。それは周りの環境のせいというより、ニラギ、お前自身の人生の選択肢でお前の責任だ。一切同情しないし、今でも死ね!と心底思っているキャラだよ。
シーラビ:好感度★★☆☆☆
元傭兵。スペードのキング。
初っ端から、こいつヤバい!!!!と思った。もう手あたり次第、マシンガンやら色々な銃で乱射。無差別に乱射。全員ぶっ殺す!な勢い。戦闘能力はひじょうに高い。ゲーム感覚で殺略をしている。何十人でかかっても死なない。とっても屈強な肉体の持ち主!!!元傭兵と思っていたが、やはりそうだった。そういう風にしかいきれなかった彼には少し同情はするな。彼は彼なりの方法で、プレイヤーたちを助けたかったのかなとも思わせる。迷いなく殺してあげることで、この苦しみから解放させてあげたい。そういう想いが彼にはあった。ただのサイコパスではない。強すぎて、とても厄介だし、ヤバいキャラだけどね。アグニとシーラビのシーン、良かったな。シーラビを恨んだ事は一度もないというアグニも、今シーズンでは、結構カッコいいキャラをしていた。
ミラ:好感度★★★★☆
ラスボス!!ハートのクイーンで、「くろっけえ」のゲームマスター。元精神科医にして脳科学者。心から“今際の国”の“げぇむ”を楽しんでいる。ラスボスは、やっぱり女性で、ハートのクイーンか。ラスボスとしては、けっこう良いキャラをしている。サイコパスではないが、ちょっとサイコパスっぽいのが良い。「くろっけぇ」では、多くの思わせぶりなことを語ってアリスを翻弄しつつ、紅茶に盛った幻覚剤を利用した洗脳で生存本能を奪い「とちゅうきけん」に追い込もうと試みた。私は、原作を既に読んでいたので、ドラマでは、それほどのハラハラは感じなかったけど、当時、原作を初めて読んだ時、彼女の語ってた思わせぶりな事が、事実だと思って一瞬騙された事はあったよ。今際の国は何なのかという疑問をずっと抱いてたからこそ、今際の国の正体を知りたかった。だからミラの語ってた事は当初は、とても興味あったよ。ドラマでは、彼女が語ってる事は嘘で、トリックとわかってたので、ハラハラはしんかったけどね。最終的には、都合よく、ウサギの決死の自傷行為に応えたアリスの保護本能が抑えられずに敗北を悟った。本当に主人公&ヒロイン様様だね笑。そして、ミラは、最後はクロッケーを楽しみ、アリスに「人生を楽しみなさい」と言い残し、静かに「げぇむおおばぁ」を受け入れた。死に様はカッコよかったな。
ちなみに、漫画でも、ドラマと同じ終わり方だが、スピンオフで続編の『今際の路のアリス』があるので、正月休みはそれを読もうと思う。