<個人的な評価:10点中7点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Guillermo del Toro 監督の作品。
この監督の作品で大好きなのは、『Pan's Labyrinth』。
彼の作品は、全部はみてないけど、作風はけっこう私好みの、ダークな感じがしてて好きなんだよね。
少しノスタルジックで、リアルとファンタジーが混ぜ合ったような不気味な雰囲気も好き。
今回の作品も悪くはなかったが、ちょっと拍子抜けした。舞台や雰囲気はいいのになー。
もっと、捻りがあっても良かったし、期待してたオカルトな部分も曖昧で残念だ。
特に、リリス・リッター博士には期待してたんだが...
もっとオカルト的なヤバさがあると思ってたんだが、単に、スタンをハメただけの女で残念だ。
結局、なんだかんだで、この作品は、主人公スタンの転落物語になってしまった。
スタンってやつは過去のトラウマから抜け出せていない殺人クズで、そして一見良い人にみえるが、実際は強欲で承認欲求の塊。そのスタンの転落物語。
最後は、皮肉な事にも、自らの意思で、GEEKになってしまう。
「自分はこのために生まれてきたんだ」とね。
人間は、強欲すぎると、己惚れすぎると、痛い目をみますよーという教訓というかカルマ。
一見、好青年に見えるけど、スタンは、承認欲求の塊で、ひとつ得たら、もっと得たいという強欲な心も持っている。人間だれしも、そういう面はあるけどね。
あの不気味な三つ目のデカい胎児はなんなのか。あれにも何か未知なる力があるのではないのかと期待してたが残念。
モリーは、あのまま逃げれば良かったのにな涙。
優しさゆえに、巻き込まれてしまった。
何度も何度も、モリー逃げて!!と思いながら観てたんだけどね。
スタンの転落人生に付き合う必要はないよって。
スタンは何度も忠告されているのに、それでも己惚れすぎて、自ら転落していったともいえるだろう。
まあ、個人的に、ちょっとしたオカルトや捻りを期待してたので、その面では、ありきたりな展開すぎて、期待ハズレだった。本物の霊や、不思議な現象があるのかなーとも期待してたが、なかった。
悪くない作品だけど、二度観する事は絶対ないだろう。
普通に面白かったけど、『Pan's Labyrinth』と違って、脳裏に刻まれるような作品では決してないだろう。
個人的な評価はそんな感じです。
ちなみに、私は、霊の存在は信じている(実際に不思議な経験もある)。
けど、金をとって、そういうのが見えますよ〜で、商売する人は、90%が詐欺師だという偏見もある。偏見だが、その偏見は昔から今まで、変わってない笑。
ネットの無料占いが、遊び感覚でやる時あるが、基本的に占い師は信じない。
まあ、手相とか、星占いとか、そういう確たる知識の上で、勉強した上で、根拠をもって、占いをしているなら、そういう商売もありだと思うし、5割程度に信じるけどね。
ただ、霊がみえますよ、背後になにかいますよ〜などの霊視関連で金をとってくる人は、90%が詐欺。
残りの10%は、本物も多分いると思う。
けど、そういう人は、自分から宣伝はしない。
この映画に出てたようにパフォーマンスとしてやったり、自分から宣伝する奴は99.99%、詐欺という偏見ももっている笑。手品感覚でパフォーマンスとして観るのは良いけどね。手品のようにタネがあるんだろうな〜とは考えるけど。