<個人的な評価:10点中7点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
映画館で観るチャンスはなかったけど、ちょうど、U-NEXTであったので、ポイント消化もかねて観た。宇宙系SFのジャンルかな。フランク・ハーバートのSF大河小説『デューン砂の惑星』が原作で、この作品は、2.5時間以上もする(155分)超長い映画だが、まだ序盤といったところ。
原作は読んでないので、どれぐらい原作に忠実なのかは不明。私は3回に別けて観た。
個人的に、まあまあ面白かった。たぶん映画館で観たらもっと迫力はあっただろう。
Timothée Chalametが演じる主人公の少年ポールがミステリアスな雰囲気を醸し出していて良かった。
Rebecca Fergusonが演じるポールの母親Lady Jessica も、美人でミステリアスで、しかも戦闘面でも意外と強くて良いキャラしていた。
GoTに出てたJason Momoa演じるダンカンも良いキャラだった。死んだけど、生き様も死に様も、かっこよかったな。
簡単にいうと、GoTの、宇宙版かな。覇権争いとかね。
GoTのJon Snowが、原住民のWilding を率いたみたいに、のちにポールも、砂漠の民で原住民のフレメン達を率いていくのだろう。まあ、Jon Snowは、世界規模の無責任な恋愛脳の大大大迷惑カップル;一族全員と妻子を自分の不倫で破滅に導いた子持ち既婚者の大馬鹿王子&同じく浅はかで無責任な行動で一族を死に導いたスターク家のビッチ略奪愛不倫女との間で生まれた私生児だったのに対し、ポールは、母親が妾にもかかわらず、最初から貴族の後継者のお坊ちゃまだったけど。
ただ、寡黙で思慮深く、自分の存在意義とか自分が進むべき道とか、常に考えているようなキャラという点では、Jon Snowとは似ている。
さて、物語の内容だが、舞台は、数千年先の未来の宇宙。
人間の居住地が火星どころか、銀河系のほかの惑星にまで広がった、超SFな時代。
この未来の世界では、パディシャー皇帝、スペースギルド、公家の連合機関であるランドスラードが権力を握っている。
主人公のポールは、貴族であるアトレイデス家の後継者。
つまり高貴なお坊ちゃまである。
アトレイデス家は本作で権力争いをしている主要な派閥の一つでもある。
だから他にも貴族がいる。
一族同士が、派閥争いをしている点が、Game of Thrones に似ている。
物語は、ポールの父であり、アトレイデス公爵家の長でもあるレト・アトレイデス公爵が、
宇宙で最も価値のある物質である「メランジ」の唯一の供給源であるDUNEという危険な砂漠の惑星アラキスの管理権を受け入れるところから始まる。
「メランジ」は人間の寿命を延ばし、超人的なレベルの思考を提供し、超光速の旅行を実用的にするスパイスである。使用者のなかには超能力や先祖の記憶にアクセスする力を得る者もいる。
管理権を手に入れたアトレイデス公爵は、それが宇宙皇帝らによって仕組まれた複雑な罠であることを知っていたが、Lady Jessicaと息子のポール、そして信頼できるアドバイザー達を連れて、DUNEに向かった。
砂漠には、サンドワームという巨大な宇宙化物がいる。その危険に常に晒されながらも、公爵は、メランジの採掘作業を管理する。
DUNEを支配する公家は巨万の富を得ることができる。だからこそ、常に、対抗する公家から暗殺の危険もつきまとう。
「スパイス(メランジ)を制する者は宇宙を制する」
そのスパイスを支配しようとしている派閥のひとつがアトレイデス家。つまり、アトレイデス家の敵である。
と、こんな感じで、スパイス(メランジ)を巡る貴族同士の派閥争いがキーポイント。
ポールについて、ちょっと。
彼は、ただの貴族のお坊ちゃまではなく、特別な能力を持っている。
その一つが、予知夢だ。
ポールは偉大な者は指導者になろうとするのではなくそのように求められるものだと学ぶ。
のちに、原住民のフレメン達は、ポールこそが何千年も前から待ち望んでいた救世主だと信じる。
また、ポールは、母親からの遺伝&訓練で、不思議な戦闘方法でも戦える。
ポールの母親であるLady Jessica について少し。
彼女も特別な能力を持っている。
彼女は、銀河系における最大の政治勢力のひとつである女性修道会ベネ・ゲセリットのメンバーである。
ちなみに教母の婆さん、怖すぎる〜!!!
彼女たちは、精神鍛錬とメランジの摂取により、知力を向上させ超人的な能力を得ているのだ。
ちなみに、あの教母の婆さんは、組織の指導者であり、名をガイウス・ヘレン・モヒアムという。
選択的交配を用いてクイサッツ・ハデラッハと呼ばれる非常に強力なベネ・ゲセリットの超人女を生みだすことに執着している。
Lady Jessicaを妾として、公爵の元に送り込んだのは、彼女だ。
しかし、Jessicaは、娘ではなく、息子のポールを産んだ。
Jessicaは、まだ数週間だが、妊娠している。今度は娘が産まれてくるのかな??
このPart Oneでは、まだ産まれてない。
ポールと母親の戦闘がかっこ良かったな。
父親である公爵も、兄貴分で憧れのダンカンも、敵に殺されて死んでしまった。
母親と2人っきりになった、ポールは、砂漠を進み、予知夢にあったように、原住民のフレメン集団と出会う...
そして夢の中で出てた運命の少女チャニと出会う。
ちなみに、彼女は、Zendayaが演じている。
フレメンの仲間となったポール&Lady Jessica。
新たな旅の幕開け!!ってところで、Part Oneは終了。
ドラマにしても良いような作品だと思うけど、なかなか上手くまとめられてたと思う。
Part Twoも、あったら見たい。
今のところ、何か特別に、刺さる!というような作品ではないけど、普通に良かったので評価は7かな。