Trilogy『Remembrance of Earth's Past (地球往事)』
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「三体 (The Three-Body Problem)」、
「K暗森林(The Dark Forest)」、
『死神永生(Death's End)』
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「三体 (The Three-Body Problem)」、
「K暗森林(The Dark Forest)」、
『死神永生(Death's End)』
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「三体 (The Three-Body Problem)」の続き、2巻&3巻ゲット!!
中国語が原作。作者は、Liu Cixin。
小説も映画もオリジナルの言語で観るの好きだが、中国語はさっぱり読めないので、しかたがなく英訳版でゲット。
日本語訳もあるけど、私の母国語は英語だし、Ken Liuの英訳が人気なので、英訳をゲットした。
ちなみに、2巻目の英訳版は、Joel Martinsen。3巻目の英訳版はまた、Ken Liu。
1巻目と比べて、2巻目&3巻目が分厚い。特に3巻目。
これで全巻そろった。
1巻目は既に読み終えてた。
なかなか面白かった。
私は、SFは映画やドラマなので、好んで観るが、小説コレクションには、SFジャンルは少ないかもしれない。ただ、この小説はかなり面白い。
宇宙兄弟という漫画は好きだが、宇宙には詳しくないし物理や数学にも詳しくない私にとっては、難しい専門用語がある。だが、それを掘り下げて調べるのも面白い。
小説の基本設定には、ニュートン力学にある古典的な三体問題を取り込んでいる。
宇宙にある、とある三重星系には、生きと滅びを繰り返す三体星人がいて、その中の最も新しい世代の三体星人は、地球文明の科学技術より数倍先端なものを有している。
そして、彼らは、過酷な三重星系を諦めて、新しい移住地を求めている。
それが地球だ。
三体星人 VS 地球人 といったシンプルなものでもなく、地球人の中でも色んな派閥がある。
この小説は、ドラマ Game of Thronesの元になった、A Song of Ice and Fire のアメリカ人筆者、George R. R. Martinもお気に入りだ。
中世ダークファンタジー&先進的で科学的なSF世界。
まるで二つの違う世界だが、共通点も少しある。
例えば、GoTでも、人間同士の派閥争いが過激だが、人間という種族の共通の敵は、White Walkerだ。
そして、この物語でいえば、人間同士の派閥争いも中々酷いものがあるが、人間という種族の存命をかけた共通の敵は、三体星人だ。
まだ、2巻の途中で、全ては読んでないが、今のところ、そんな方向に進んでいる。
しかし、人間同士の戦いもかなり過激なので、これも見放せない。
これといって、まだ好きなキャラとかはいないが、キャラ達は、とてもComplexな内面を持っている。
ちなみに、フィクションとはいえ、中国の史実の歴史も繁栄されている。
文化大革命、思想の強要、科学の発展などなど。
そして人類に絶望した、とある天才科学者の老女。
ちなみに、映像化が楽しみだ。
特に実写化。Netflixがやるといっているが、進んでいるのだろうか。
中国とアメリカの世界情勢も危ういから、中国発の作品だけあって、難しいのかもしれないが、私は素晴らしいエンターテインメントに国境はないという考えなので、ぜひ実写化してほしい。
リアルの政治に、素晴らしいエンターテインメントを絡めないでほしい!
ちなみに、1巻目、本作でも一番盛り上がった場面だが、映像化で早くみたいのが、パナマ運河にてナノ材料でできたワイヤーで「地球三体組織」の中枢である船『審判の日(The Judgement)』を切り刻んで、「地球三体組織」の残党を残忍に殺害した場面!!!!
ワクワクする。拷問系の残忍な場面は別に好きじゃないが、こういう場面とか、GoTのRed Wedding(The Rains of Castamere)とかは、残酷な中にも、芸術があるような場面で、一回観たら忘れられないだろう。
早く実写化してほしい。