ネタバレ注意
<個人的な評価:10点中8点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
名探偵コナンの映画を観る予定だったが、『Cruella』にチェンジ!
いつかは観たい作品で気になってた。
DISNEY作品だから、NetfllixやU-NEXTなど私が登録している動画配信サービスに出なさそうだし、Disneyの動画配信サービスは、登録していないので。だから映画館で観る事にしました!
やっぱり、DISNEY系は、映画館で観るのがいいなー。
映像綺麗だし。
この映画は、戦いの舞台がファッション!!!
きらびやかなファッションの世界が素敵。
そして、あの恐ろしそうな絶壁の城もカッコいい。
映画館で観る映画は、やっぱり映像美があるのがいいね。
飽きなく最後まで楽しむ事ができて、個人的には、評価はいい、良作。
それに、キャラデザインやビジュアルは素晴らしい!!!
ストーリーもどんでん返しも面白いが、まあ、超最高!という程ではないけど。
良くも悪くもDISNEYって部分がある。
Villiansにも、そうなった経験とか良心とかストーリーがあるんだよ系の映画、最近、アメリカでは多いしね。
またか...って感じ....
だけど、101匹わんちゃんは、好きな作品だったし、Cruellaという強烈な見た目の悪役は、前から知ってたので、その人がメインの実写版は気になってた笑。
しかし、この作品の中のCruellaは、本当にあの101匹ワンちゃんのCruella?
同一人物には思えない。
美化してる感じがするなー。
というか、この映画のCruellaが、どうやって、あの犬の毛皮に執着する犬の大量殺人鬼のサイコパスになるんだ?
あのダルメシアンの毛皮に執着するようになったキッカケがあっても良かったんじゃないのか。
ダルメシアン達が、実質的に優しい母親を殺したから(指示したのは人間のバロネスって人だけど)、ダルメシアンに理不尽な憎しみを抱いて、犬殺しの悪人に変貌するのかなーと思ったが、違ったし。
この映画の中のCruellaは、普通に仲間想いな面もあるし、ダルメシアンの柄をファッションとして興味をもっているが、この映画のCruella自身は犬好きキャラで通ってるので、犬を殺す事はしないし。
悪役??うーん。
泥棒とか悪事とかはしてたけど、殺人もしてないし、動物虐待もしていないよ。一線を越えてない人。
バロネスへの嫌がらせは、あくまでも自分の母親を殺害した復讐だし。
それに、大ネタバレになるけど、バロネスが、実は産みの母。
この映画のアピールは、“Cruellaは、超ワガガマだけど犬の友達もいて、実は仲間想いで、とっても強い女性で、ファッションセンスもすごくって、とにかく今の新しい時代の象徴!!そして、産みの母のようなサイコパスではないよ〜”
つまり、良いヴィランって事?いや、良いヴィランってなんだよ笑。
子供達はこれをみて、Cruellaは、良いヴィランだったんだね!ってなるのかな。
うーん。でも、DISNEYアニメのCruellaは、バロネスの3倍ぐらいのサイコパスで犬虐待者だよ笑。
この映画のバロネスより、凶悪なキャラなんだけど......
同じDISNEYで、同じ名前だけど、別人か!??
それとも、犬虐待者を主人公にして仲間想いな面を出す事はできないという大人の事情か?
それとも、この映画では、一生懸命美化したが、なんだかんだで、Cruellaは、母以上の悪人に変貌してしまうという皮肉も込めてか。
とにかく、この映画では、彼女が、ダルメシアンの毛皮に異常な執着をするキッカケになった理由はない。
子供時代から、天才的なファッションセンスはあったが、でも周りと馴染む事ができず、常に反抗的の悪ガキ。反抗的な子供って、家庭環境が原因とか色々あるけど、彼女の場合は、ただ単に、そう生まれてきただけのようだ。別に不遇な子供時代じゃなかったしね。優しい母親で、普通に良い学校にも行けたのに。
実は、冒頭の子供時代の話も、伏線であって、血が繋がっている実母がサイコパスだから、彼女に似てる面も受け継いで生まれてきたらしい。あくまでも、彼女が反抗的なのは、貧困や差別など社会への鬱憤とかいうより、実母から受け継いだ血。そこらへんが、Jokerという悪役とは違う。まあ、これはDisneyだけど。
まあ、アニメの101匹ワンちゃんのCruellaとは別人かな?という感覚で観るなら、この映画は、これ一本で、普通に楽しいし、私は好きな作品。
バロネスが実母だったというのは衝撃的だった。
そして最高に面白いどんでん返しだった。
最初、なにもわからなかった時、Cruellaの母親は、実は貴族の隠し子かな〜とか、愛人家系なのかな〜と予想してたが、彼女自身は、本当にただの人が良すぎる善人だったのだ。(妾とか愛人の女って大嫌いだから、共感や同情できにくく嫌だなと思ったから、あの母親が本当に優しい人で、良かった)
産みの母より育ての母。
でも母親、可哀想だったな。
自分の子供でもないCruellaを育てて、悪ガキでも、一切見捨てず...
なのに、あの最後。
何一つ悪くないのに。
あと、あの執事の人は、良い人だった。
ああいうタイプの寡黙な老齢の執事、すごく似合ってて好き。
執事と育ての母親の二人が、Cruellaの命を救ったんだね...
ただ、バロネスが、なぜ、子供を嫌うのか。その理由がよくわからなかった。
単に、赤ちゃんが嫌い?
自分以外の人間が嫌い?でも夫いたし、夫とは相思相愛だったようだけど?
いや、実際は、あのリアルの“M&H”のような“強欲サイコパスナルシスト&その下僕夫”という関係かな笑。あの元王子の方は、写真、よくピンボケしてるし笑。おっと...失礼。
夫も男爵だったから、バロネスは夫の地位を利用して、ファッションビジネスやってたのかもね。
資金に困る事はないしね。ちなみに、バロネスって男爵夫人って意味。
夫の方が男爵家系で、彼女はその嫁で、その後、夫が死んで、彼女が一族のトップになったわけか。
バロネスは貴族のような見た目だけど、彼女自身の子供時代や過去は不明なので、実家も貴族だったのか、それとも実は貧しかったのかは不明。
うーん。バロネスは、サイコパスなナルシストって設定だけど。
でも、捨てた(消せと命じた)子供と知らずに、Estellaに出会った時のバロネスは、本当に、Estellaのファッションセンスに興味もってたし、尊敬さえもしてたようだけどなー。
ナルシストなのはわかるんだけど、嫉妬に狂っている人という印象があまりない。
まあ、有能な人材を集めて、全部、自分がやった!って事にしている人ではあるけど。
サイコパスナルシストって、自分の家族(親&子供も含めて)も、自分の為に利用するからなー。
そして利用価値がなくなったら簡単に捨てる。リアルでも目立つのが約1名いるよね。
さて、バロネスが、なぜああなったのか。彼女こそ、かなり魅力的なヴィランだと思う。
バロネス側のストーリーも知りたいね笑。
最後、実の娘としった時も、彼女を殺そうとしたし。
うーん。
なぜ!!!!!
やっぱり、自分より有能だから許せないの?
もし、あの時、2人が本当にハグしあってたら、Estellaは、Estellaのまま存在して、二人は和解してたのかな?
私は、彼女がバロネスを突き落とす!と予想したけど、最後まで、彼女がバロネスを殺す事はなかった。
彼女が復讐で、バロネスを突き落として、とことん闇落ちて、あの101匹ワンちゃんのCruellaになるなら、それもそれで、話が通ってるような気がしないでもない。
でも、この映画のCruellaは、そこまで、闇に堕ちなかった。
バロネスのキャラとファッションも結構好きだな。
登場した時、なんか、女王のような威厳があったし、カッコいいと思った。
親子が和解する事がなかったのが残念。
バロネスは、最後は死なずに、牢屋いき。Cruellaの復讐は、司法任せで終わりかよ...
ちょっと、この映画のCruellaは、中途半端なヴィランだけど、一応、面白い映画でした。
相棒の二人と和解して、また一緒に家族やっていくのはいいエンディングだったな。
Jasper&Horace、けっこう好きなキャラ達!
101匹わんちゃんでもコンビ。
ちなみに、Anitaってキャラ、101匹ワンちゃんに出てた、飼い主だよね。
犬は、ポンゴとパーディタだし。
Cruella自身が、その子犬を、RogerとAnitaにそれぞれ与えたんだね。
どうして、ああなってしまった、アニメのCruella!!!笑。