『The Witches (魔女がいっぱい)(2020)』
<個人的な評価:10点中8点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Anne Hathaway が魔女役で出てくる子供向け映画!
去年、映画館で観そびれたので、U-NEXTでポイントを使って観賞。
思ったより面白かった。
最後、そうくるかー!って展開には、ちょっと驚いたけど...
個人的には、子供達に人間に戻ってほしかったし、メアリー/デイジーの人間の姿も見たかった。
ところどころ、最近のアメリカっぽいウザいポリコレの押し付けっぽい部分もあった。
アメリカの映画は、Propaganda かのように、そういうの絶対に盛り込んでくるよね。
アメリカ出身として思うが、そういうの本当にウンザリだよ。それだけでも、マイナス1点だね。
でも、まあ、この映画は、そこまで気になるほどじゃなかったけどね。子供向けだし。
でも子供達には人間に戻ってほしかった。
まあ、「どんな姿形でも、あなたはあなたであって、愛し続ける」っていう教訓なんだけど、なんだかねー。ネズミのままで開き直ってもらってもな笑。勉強しなくていいし学校にもいなくていいし。うーん。
個人的には、あまり良い教訓ではないから、人間にはちゃんと戻ってほしかったよ。
まあ、最後のオチは個人的には残念だけど、でも、普通にエンターテインメントとしては面白かった。
あと、気になるAnne Hathawayの魔女姿ね。
想像以上に、怖かったし気持ち悪かった。かなり本格的だった。
子供向け映画だから、ファンタジーっぽいユニークさもあって面白いけど。
でも、怖いね笑。
私が観るのはいいけど、小さい子供がいたら泣いちゃうかも。
Anne Hathawayは、今まで演じてた役柄から、天真爛漫なプリンセスや、明るいキャリアウーマンっぽい印象だけど、怖い魔女役、つまりVillain役も上手く演じられるんだなー。すごい。
でも怖い...笑。
展開的に、最後は飼い猫に食われたのかな。
最初から最後まで、改心もせずに、悪役のままでした!
お祖母ちゃんの主人公の少年の絆が良かった。
両親を亡くして鬱気味になった少年が、お祖母ちゃんに引き取られて、明るさを取り戻していく冒頭の部分が、かなり良かったし、ちょっと泣けた。
そのあと、ホテルで、デブっ子の白人の男の子と出会い、一緒にネズミになってしまい、友達になり、そのあとに、飼ってたネズミのメアリー/デイジーと一緒に、3匹+お祖母ちゃんで、魔女軍団を退治!!
そこらへんのテンポがよくって、笑える部分もあったし、面白かった。
お祖母ちゃんが本当に人格者で良い人。
逆に、デブっ子の白人少年の両親が、なんか微妙な感じに描かれているのも、ポリコレを意識しているなって感じ。(漫画のワンピースでいうなら、サボの産みの両親の貴族みたいなタイプ)
ポリコレ的でいうなら、Typical Rich WHITE かな。本当は、そういう言葉も差別的なんだけど、ポリコレは正義を振りかざすわりにダブルスタンダードで、平気で白人を貶したり、WHITEって言葉を悪口に使うし、企業の研修でも、LEARN TO BE LESS WHITE みたいなタイトルで、教育してる所もあるし、WHITE = VILLIAN って意識なんだよ。そういう所が、ポリコレでも特に嫌い。
そもそも、人種差別反対を掲げている癖に、肌の色を使って決めつけをして、企業レベルで悪口いってくるのは論外だよね。それが残念ながら、今のアメリカですよ!恥ずかしい国だ。
この映画でも、人格者のお祖母ちゃんが、嫌味で、White Rich People とかって言葉を使ってたけど、それも私からすれば、差別的。(私はアジア系だけどね。白人の血は少し入っているけど、アメリカではアジア系で通している。でも、そんなアジア系の私からみても、アメリカの白人差別は露骨になってきてるし、それを個人レベルでやるなら関わらなければいいだけだけど、企業レベル、エンターテインメント業界レベルでやってくるから避けれない。そういうのが本当に社会問題だし大問題!)
まあ、でも、一応、そういうポリコレのネタにが多少は不満はあるけど仕方がないとあきらめてもいるので。まあ、総合的にみて、面白い映画だったので、評価は高い!