ネタバレ注意!
『The Haunting of Hill House
(ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス)』
(ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス)』
自己評価: 82点
原題:The Haunting of Hill House
製作:マイク・フラナガン
ジャンル:ホラー
製作国:アメリカ
Netflix配信開始日:2018年10月12日
話数:10エピソード
ゴシックなお屋敷とそこに住んでいた家族の物語。
ホラーで泣けるって珍しいです。
けっこう泣いたな・・・
そして、かなり恐かったですね・・・
アメリカのホラーにありがちなホラーでも、ゾンビものでもなく、どちらかというと、日本のJホラーや韓国のホラーに通じる静かな恐さ、不気味さがありました。その上、ストーリーラインがしっかりしています。
私はホラーメインというより、この家族の物語に集中して観ました・・・
とても泣ける。
そして・・・ネタバレですが・・・
すごくネタバレですが・・・
アビゲイル!!!幽霊じゃなかったのかよ〜!!!!!!!!!!!!
まあ、後から幽霊になってしまったけれど、元々は生きている女の子でダドリー夫妻の娘だったんですね・・・
最後のダドリー夫妻のシーンが一番泣けた涙。
美しいホラーストーリーだな・・・
なるほど。
大好きな家族や愛する人とずっと一緒にいられるなら、成仏できなくても、ずっと幽霊でもいいかも・・・と少し死生観に関して考えてしまうような、不思議な物語でしたね。
兄妹は5人兄妹。
ネルは死んでしまうのだけれど・・・
なんというか可哀想。
可哀想な幽霊という感じでしたね。
首折れ女の幽霊にずっと幼い時から悩まされていて可哀想。
実は予知みたいな感じで、首折れ女って、大人になったネル自身の事だったというのは、凄くゾッとした。
ネルは幽霊になっても、家族に何か訴えようとして、苦しんでいた。
私、このネルの幽霊、すごく恐くて直視できないんだけど、でも、観ると、恐いけれど、凄く悲しい幽霊なんだなと言うのが伝わってくるから役者さん凄いと思う。ただただ恐いだけじゃなく、とても悲しいの。
ネルは最後、綺麗な幽霊になって、双子の片割れルークと、他の兄姉たちを助けてあげたね・・・良い子。
5人兄妹の中で一番ネルが好きですね。
次にルークかな。
一番嫌いというか、なんなのこいつ!って思ったのは長兄のスティーブンだね。
幽霊について全く信じない貴方が一番の異常者ですよっ!って言いたくなるような感じ。
とにかく否定否定。いつでも否定。そんな病的な否定人間。
最後は信じたけどさー遅すぎ。
私自身は幸いな事に、霊感もなく、そういった類のものは観た事がないと思うんですけど・・・(←思うっていうのは、もしかして見た事があるけれど、気づいてないだけかもしれないから)
でも、ゾッとした事があったし、旅館で心霊写真っぽいものも撮ってしまった事があるし、かなりの数の家族や友達が見たっていうし、そういうの聞いているから、そういうのは否定したくないんですよね。
頭可笑しい、幻覚だ、って言い切るべきじゃないんですよ。
自分が見てないからって知らないからって、全否定する方こそが、なにかの精神病だと私は思いますね。
だから、スティーブン、やばっって思った。
まあ、実際スティーブンはみているけど認めたくないだけ。
この病的な認めたくない気持ち、ちょっと私は理解できないけど、それは多分、スティーブン一家が無神論者だからだろうな。神の存在も信じてなく、お祈りとかも一切しないみたいな事を作中でいってたし。なんだかなー。
ちなみに、私の弟はみています。従兄弟も何人か見ている。
私達家族は、そういうのは普通に親や年上に言ったりする。でも誰も、嘘だ!って言わないし、ちゃんと話を聞いてくれる。みんな霊の存在を信じているからね。だから子供の話も否定しない。
だから、ネルやルークを大人たちが否定したのは凄く可哀想だと思いましたね。
特に子供ってみえるらしいですよ・・・
もし、お子さんがそういう話をしてたら、あまり否定してあげないでほしいな。
私の弟は小さい頃、良い霊も悪い霊も、よくみてたし、そういう体質で可哀想だった。
でも小学校にあがる頃からみなくなったようですね。もちろんお払いはしたけどね。
ただ、たまーに、本当にヤバイ場所にいくと、今でも、やっぱり見えちゃう時もあるみたいですよ。
そういう時は知らんぷり。まあ、おっすwお邪魔しますって、言いたければ言えばいいけど笑。
私は幸いみえない体質だから良かったですよ。
このドラマの舞台である呪われた家。
つーか、呪われているっていうより、沢山の霊が住み着いちゃっているんですよね。まさにお化け屋敷!!
何も害がない霊もいれば、人間を自殺に導くヤバイ霊もいる。このヤバイ霊は元々はサイコパスだかキチガイだか知らないけど、異常な女性の霊です。こいつが、兄妹の母を殺し、ネルを殺したんですよ。
ただ、この霊をやっつける話ではない笑。
この霊も、ターゲットが死んだら死んだで、あとは放置。ふふふーんって感じで漂っている。
だから、このドラマは、別に、この霊を封印するぞ!って話ではないんですね。
むしろ、最後は、このお化け屋敷は様々な霊の住処だから、それを壊さないでおこうって話。
あと家族愛すばらしいねって話。
兄妹のお母さんとネル可哀想だったな。
お父さんも頑張ったね。
でも、最後は3人で、一緒に過ごせるようになって良かった。幽霊としてね。
ふしぎな物語でした。
ホラー好きにはもちろんおススメです。
ただ未来と過去が行ったり来たりするので、1話2話あたりは、ん?と話の構成がつかむのに時間がかかりましたけどね。
感覚を共有できる特殊能力みたいなのがあるけど神秘的ですね。
やっぱり双子って神秘的です。
一人が死んだら一人も何かが欠けてしまうんじゃないかなと思うし、その苦しみは普通の兄妹より重いかなと思います。
コメントありがとうございます。
私もこのドラマでは何度か涙しました。
ホラーで感動したり泣いたりするのは珍しい。
私もこれを観て泣きました。
怖いけど感動ものですよね・・・
ダドリー夫妻が切なかったな。