『水戯庵(SUIGIAN)』で伝統芸能の能&食事B
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演目:野宮
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演目:野宮
日本橋にある『水戯庵(SUIGIAN)』という新感覚の劇場型レストラン・ラウンジで、伝統芸能である能と食事を楽しみました。母も私も、能は初めてです。
こちらのレストラン・ラウンジ、とても素敵な場所でした。
水戯庵では、古来より脈々と受け継がれてきた 本物の伝統芸能・食・美術工芸品たちを集めて、創り上げた非日常世界が体験できます。
能の全てを何時間もみるものではなく、能をちょっと勉強する程度の公演です。
https://suigian.jp/about/
水戯庵では、能や狂言、日本舞踊をはじめとする伝統芸能が毎日繰り広げられます。日本の伝統芸能を代表する各流派が日替わりで出演し、今まで伝統芸能に触れたことの無かった私のような人も、水戯庵で本物の伝統芸能の素晴らしさを体験できます。
京都から芸・舞妓がやってくる日もあるようですが、私と母は芸・舞妓に関してはあまり興味ないので、あえて能が観賞できる日を選択して予約しました。
7つのタイプの席があり、私達は能舞台の目の前の、一番良い席、S−VIPエリア(ソファーボックス席)で観賞する事ができました。ここからの景色は最高ですね。
https://suigian.jp/reserve/
毎日、3つの部があり、私達は第一部を観賞。
第一部: Stylish & Avant-Garde
伝統芸能の世界の魅力を発見するプラン。
水戯庵ならではのかたちで伝統芸能を間近に鑑賞することで、その魅力に出会う事ができます。
内容: 能の一場面を、代々受け継がれてきた貴重な面・装束を用いて上演。
ここでは、通常の能公演では見ることができない、能面をかける儀式など、舞台裏の特別なシーンも楽しめます。伝統芸能の魅力のエッセンスを集め、ランチタイムに手軽に体験できるプラン。
今回出演していただいたのは、観世流の駒瀬直也さん、桑田貴志さん、河井美紀さん。
能の観賞後は、撮影タイムで自由に写真をとる事ができます。
私たちが観賞した能は、野宮です。
野宮
ストーリー
晩秋の9月7日、旅僧がひとり、嵯峨野を訪れ、伊勢斎宮の精進屋とされた野の宮の旧跡に足を踏み入れます。昔そのままの黒木(皮のついたままの木)の鳥居や小柴垣を眺めつつ参拝していると、榊を持った上品な里女が現れます。女は、僧に向かい、毎年必ず長月七日に野の宮にて昔を思い出し、神事を行う、ついては邪魔をしないで立ち去るようにと話します。僧が、昔を思い出すとはどういうことかと尋ねると、かつて光源氏が、野の宮に籠もっていた六条御息所を訪ねてきたのがこの日だと告げ、懐かしそうに御息所の物語を語ります。そして、自分こそが、その御息所だと明かし、姿を消してしまいました。
別に現れた里人から、改めて光源氏と六条御息所の話を聞いた僧は、御息所の供養を始めます。すると、牛車に乗った御息所の亡霊が現れます。御息所は、賀茂の祭りで、源氏の正妻葵上の一行から、車争いの屈辱を受けたことを語り、妄執に囚われている自分を救うため、回向して欲しいと僧に頼みます。野の宮での源氏との別れの記憶にひたりながら、御息所は、しっとりと舞い、過去への思いを深く残す様子で、再び車に乗り、姿を消しました。
みどころ
「野宮」は鬘物のなかでも、大曲とされています。源氏物語に材を取り、主人公は六条御息所です。秋の嵯峨野の哀愁に満ちた風情のなか、昔を懐かしむ御息所の深い切なさや、辛く悲しい恋の妄執といった心のうねりを、優雅にしっとりと、そして品よく描いた曲です。
六条御息所は、「葵上」でこそ、生霊になるほどの嫉妬心の持ち主として描かれましたが、源氏物語では、知性と教養溢れる魅力的な淑女とされています。そのように高貴で聡明な女性でも、寂しい境涯に置かれ、心の奥底で嫉妬、妄執を養うこともあるのです。人の世に生きることの悩みの深さ、思いの深さが沁みてきます。
<参照:演目事典 http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_018.html>
以上です。
初めての体験でしたが、能に興味がもてました。
次は、鞍馬天狗、翁などもみてみたいし、恐い能で有名な、鐡輪も興味あります。他には、卒塔婆小町、鵺、土蜘蛛、道成寺、黒塚も観てみたいですね。
人間の怨念、特に女は恐いですよ。恋愛問題のいざこざなんか特にね。
でも、先に恨まれるような事をする人が悪いし、倍返し、いや場合によっては十倍返しされてもしょうがない。まあ、人の夫や彼をとったら、呪い殺されても仕方がないどころか、そこは、ざまあみろ!と私は思っていますけどね。私は人の男をとるとか、そんな事をするような女じゃないからこそ、そんな事をする女が許せないし。ただ人を呪えば穴二つ、恋愛で恨まれないように生きるのは大事だけど、同時にできるだけ誰かを嫌いになったり、恨まないように過ごせばいいなと思います。自分の為にね。人の男をとるようなビッチは、因果応報で、報いがかえってくるし、実際に、過去にそういうのを何回もみてきたしな。
まあ今の私にはあまり関係ないし、仕事のストレスの方がヤバイから、人を恨んだりする気力もない笑。
学生時代に、人の男が好きなビッチがいて、人の彼氏を寝取るのが趣味の人がいて、女子達からかなり嫌われてた人がいたな。学年違いだし、私も関わらないように生きてたし、声かけられても避けてたから、害は一切なかったけど・・・この前、同窓会でちょっと話題になって、その人、奥さんがいる男を寝取って、会社もクビになり、奥さんから告訴されて、かなりの額の慰謝料をとられたらしい。いつかやらかすだろうなって前から思ってた笑。そして無職。挙句、しばらくその男と暮らしても、その男は別の愛人に逃げたらしい笑。そして、交通事故で片足を失って、今は車椅子生活だって。親がいるみたいだけど姉の婚約者を寝取ったとかなんとかで絶縁されて、友達はいなく、孤独に生きているらしい。悪いけど一切同情されていないどころか、みんな、ざまあみろwって感じで、因果応報って言ってたな。男性からしたら美人な人かもしれないが、性悪で腹黒く、こういう女に騙される男もバカだなと思いつつ、人を見た目で判断してはダメだなと思った。性格の悪い美人ってたくさんいる。能のように、美人が鬼だったり、鬼に代わったり・・・
美しい人が鬼に代わる形相、こわい。それは、能などでよく表現されています。
人の内面について、深く、演出されているのが能。
興味深いです。
水戯庵
由緒正しき神社福徳神社に隣接し、薬祖神社が祀られた福徳の森。
日本橋の歴史と伝統を今に伝えるその地下に、水戯庵は位置しています。
東京都中央区日本橋室町2-5-10 B1F
東京メトロ 銀座線/半蔵門線「三越前駅」下車 A6出口 徒歩1分 コレド室町2 B1直結
営業時間:11:00〜24:00
TEL:03-3527-9378
受付時間:10:00〜20:00(平日)
10:00〜19:00(日/祝日)
(元旦/臨時休業日を除く)
https://suigian.jp/access/
私もいつか観たいです。
人間の腹黒さ、繊細さ、様々な感情を表しているんですね・・・
伝統芸能は奥が深いですね。
とっても怖いですよ。夢にまで出てきました。
それぐらい印象的でした。
怖いのが大丈夫でしたらおススメします。
京都の貴船神社を舞台に、陰陽師の安部清明などが出てきます・・・
けど鬼になってしまった女性が可哀想だなと感じました。
鬼=女って能でよく出てくるテーマですね。