トルコ冒険記O 〜 『イスタンブール地下宮殿に封印されたメデューサの首』
イスタンブールの地下深くに封印されているメデューサの首・・・
この幻想的な空間に、さらに非現実的なものが!!!そう、メデューサの首!!
この幻想的で非日常的な空間は、小説や映画やゲームの舞台にもぴったりですよね。
メデューサを知らない人はいないと思いますが、メデューサとはギリシア神話に登場する有名な怪物。
大人気漫画ワンピースのハンコックのモデルになった怪物です。
メデューサは、ゴルゴーン3姉妹の1人で、名前は「女王」を意味します。
いくつかの伝承がありますが、一つの伝承によると、元々は、長い髪の毛が自慢のとても美しい女性であったメデューサでしたが、海神ポセイドーンとアテーナーの神殿の1つで交わったためにアテーナーの怒りをかい、髪の毛が蛇の醜い怪物にされてしまったのだとか。
そして、醜い姿に変えられたメデューサは、アテーナーの使者ペルセウスに首を切られました。
その際にペルセウスが持っていた盾は、アテーナーから借り受けたアイギスという鏡のように磨き抜かれた魔よけの盾でした。メデューサは、見るものを石にしてしまう恐ろしい力を持っており、これまでは誰も退治できなかったのです。
さて、では、なぜ、その斬られたメデューサの首が、このイスタンブールの地下宮殿にあるのでしょうか。
じつは、このメデューサの首は、高さ調節のために2本の柱の土台につかわれています。ひとつは逆さに、もうひとつは横向きにされています。まるで、魔力を封じ込まれているかのように感じますね。この、メデューサの首のカラクリは、私の大好きなダン・ブラウンの小説「インフェルノ」でも重要な役目を果たしますね。
しかし、高さ調整とはいえ、なぜこんな・・・怖いものが・・・
なぜ、メデューサの首なのか・・・なぜ柱の土台になっていて逆さまで横向きなのか・・・まるで踏みつけているかのよう。
その理由は現在でも謎のままです。
これを作った人は、メデューサ、またはメデューサに象徴される何かを押さえつけようとしているのかもしれませんね。
実際、ローマ文明がギリシャ文明を征服したことの証しであるために、作られたとも言われています。
メデューサの首が象徴ギリシャ文明という事でしょうか。
あるいは、昔の人のことだから、本当に何かの魔力や呪いを封じ込めるために作ったのかもしれません。
個人的に感じたことですが、私は、どうにも、ここから、何かが封じ込められているような気がしないでもないです。魔力や呪いは存在するのかもしれませんね。
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