お腹回りのダイエット成功のコツ
お腹まわりのダイエットは、男女問わず切実な悩みです。
特に女性では、胃腸のほか子宮や卵巣などの
大切な臓器が詰まっている部分であるにもかかわらず、
骨がないために臓器を守るものがありません。
そのため、体は脂肪によって防御しようとするのです。
逆にいえば、ある程度のお腹の脂肪は体の
自然な自己防御といえるのですが、
明らかにポッコリしすぎているのは問題です。
効率的にお腹をダイエットするためのコツをご紹介します。
■ダイエット法は原因によっても異なる!
お腹のダイエットをするには、
まず脂肪のついた理由を分析することから始めます。
単純に皮下脂肪がつきすぎている場合は、
有酸素運動をおこなって脂肪を燃焼させるのが効果的でしょう。
ウォーキングやエアロビクス、水泳などがおすすめです。
特に下腹がポッコリしている場合は、実は便秘による場合もあります。
頑固な便秘に苦しんでいる人は、
食物繊維のほか、酵素をたっぷり摂取しましょう。
一時期ブームとなった「朝バナナダイエット」は、
お通じを良くする効果がありますので、おすすめです。また骨盤がゆるんでいることでも、
お腹まわりに脂肪が乗りやすくなります。
骨盤を引き締めるストレッチや、
整体・エステなどで矯正を受けるのも1つの方法です。
■冷えはお腹ダイエットの大敵!
女性は冷えやすいといわれますが、
下腹部は特に冷えが起こりやすい部位です。
自分は冷えていないと思う方でも、
おへそから下に手をあててみるとひんやりすることはよくあるものです。
冷えているということは、血流が悪くなっている証拠ですから、
脂肪も燃焼しにくくなるどころか、セルライトがつきやすくなり
ますます痩せにくくなっていきます。
最近は冬でも、
お腹や脚を冷やすようなファッションをしている女性が多いのですが、
女性は特に子宮まわりはしっかり温めましょう。
冷えは脂肪がつきやすいだけではなく、
不妊症の一因にもなりかねません。
夏もシャワーだけで済まさず、
半身浴などでしっかり下半身を温めましょう。
体を締めつけすぎる下着も、
血行を悪くすることから冷えの原因になります。
また余分な水分がたまっていることで、
むくみから下腹部がふくらんでいる人もいますので、
リンパマッサージで老廃物を流すのも効果的です。
自分でもできますが、お腹まわりのリンパは複雑ですので、
専門のリンパドレナージュなどを利用するのがおすすめです。
ふとももに効果的なダイエット法
多くの人が部分痩せしたいところといえば、ふとももです。
太ももには血管やリンパ管などの大切な組織が詰まっており、
それを守るために脂肪がつきやすいと考えられています。
しかし守りすぎるのも問題ですので、効果的に細くしていきましょう。
■太ももの前のほうに脂肪がついている
まずは、自分の太ももの脂肪のつき方を確認することから始めます。
姿勢を正して、椅子に深く腰かけてみてください。
その時、太ももの脂肪がどうついているのかをチェックしてみましょう。
膝の上にたっぷり脂肪がたるんでいる人は、
「大体四頭筋」という筋肉が弱まっていることが考えられます。
この筋肉が弱いと、膝まわりに脂肪がつきやすいだけではなく
関節炎を起こしやすくなってしまいます。
若いうちはともかく、加齢とともに階段の上り下りの時などに
膝の痛みを抱えることにつながりますので、しっかりきたえておきましょう。
エクササイズとしては、次のようなものが効果的です。
1.椅子に浅めに座り、太ももの間に本をはさみます。
2.そのまま本が落ちないように、両足をまっすぐ伸ばします。3.10秒ほどキープ。これを5〜10回繰り返しましょう。ひざ周りの筋肉が刺激されるのを感じるはずです。
■太ももの裏に脂肪がついている
椅子に深く腰掛けた時、太もものお肉がペチャッと広がる人は、
裏側に脂肪が多い証拠です。
ここは大体四頭筋という筋肉をきたえることで、引き締めることができます。
1.両膝をしっかりつけて立ちます。2.片方の脚をゆっくり後ろに折り曲げ、なるべくかかとがお尻につくまで曲げます。
3.10秒間ストップ。これを5〜10回、両方おこないます。
ただし慣れないうちは、太ももの裏側がつりそうになることがあるため、
最初は様子を見ながらゆっくりとおこないましょう。
■太ももの脂肪が硬い
太ももは太いのに、椅子に深く腰掛けてもお肉が横に流れない人は、
脂肪が硬くなってしまっている可能性があります。
このような場合は、お風呂上りなどにマッサージして脂肪をほぐすことで、
落ちやすくなるでしょう。
なかなかほぐれない場合は、
セルライトがかなりたまっているかもしれません。
エステなどで痩身マッサージを受けるのもおすすめです。