ポアロ中心の詰め合わせ短編集
このブログは
アガサクリスティーが好きすぎて
無人島になにを持って行きたいかと聞かれたら
「アガサクリスティーの本」と答えるくらいの熱量があります
この本のこの作品のココが好き
または
この本のこういう所が見所!
というのを紹介していくブログです
自分の独断と偏見で★を付けていますが完全好みの問題なので、皆様とは違う価値観かもしれません。
ご容赦願います
このブログの最初はこちら
無人島に持っていきたい度 ★☆☆
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この短編集は
13編もの短編がつまった
アガサクリスティの
詰め合わせギフトと
言って良いのではないでしょうか
その中の作品には
他の短編集に重複していたり
長編の元になっているものも
ありますし
ポアロ作品の最終回
「カーテン」への
”匂わせ”の一文もあったり
アガサファンにとっては
隠れたお買い得な
一冊かもと思います
この短編集は
ポアロが
活躍するだけじゃなくて
マープルの出てくる話も
1話入ってますし
有名な探偵が出てこない
作品もあります
そういう意味で
ポアロの短編集に
おまけが2話ついてる!
と考えてもいいかも
しれません
目次
戦勝記念舞踏会事件
★☆☆
潜水艦の設計図
★★☆
クラブのキング
☆☆☆
マーケット・ベイジング怪事件
☆☆☆
二重の手がかり
☆☆☆
呪われた相続人
★★☆
コーンウォールの毒殺事件
☆☆☆
プリマス行き急行列車
★☆☆
炊事婦の失踪
★★★
二重の罪
☆☆☆
スズメ蜂の巣
★★☆
洋服店の人形
★★☆
教会で死んだ男
☆☆☆
作品紹介
戦勝記念舞踏会事件
ポアロのデビュー作
「スタイルズ荘の怪事件」
でヘイスティングズと
再会してからすぐの作品!
そこからヘイスティングズは
ポアロとロンドンで
同居生活をしていることが
分かります
この中で
ヘイスティングズに
「ポアロの事件のほとんどは
私が直に見聞している」
と明記させているので
アガサファンにとっては
見逃せない一文かも
しれません
この事件
「戦勝記念舞踏会事件」に
関しては
イギリスの
第一次大戦終戦記念日
有名な記念日に起こる事件
なのですが
記念日とは直接
関係ない事件
といっても
良いのかなと思います
でも
この事件の
キーワードは
”仮面舞踏会”なのです!
イタリア喜劇を知らない私には
ちょっと
わかりづらい設定ではあります
潜水艦の設計図
ポアロの事件には
政治的な事件を
秘密裏に解決する作品が
幾つもありますが
その中のひとつです
こんな風に上手く
比較的に平和に解決出来るのは
確かにポアロしかいないかも
しれません
クラブのキング
カードゲーム大好きな
イギリス人らしい作品
こんなにストレートな
題名も珍しいです
ある夜
血まみれの女性が
「人殺しよ!」と
よそのお宅に倒れ込んでくる
そんなドラマティックな
始まりの作品です
マーケット・ベイジング怪事件
ポアロの観察眼が
冴えている作品です
この作品の
トリックはいくつかの
作品に
リメイクされているかも
しれません
アガサの作品を
読み慣れてる方なら
「なんかどっかでみたな?」
的なトリックです
二重の手がかり
この事件は
トリック云々より
ポアロに恋の予感?
の方が気になりました
(厳密には恋ではないだろうけど)
ポアロおじさんは
こういう人が好きなのかな?
と発見があります
呪われた相続人
この作品は
ゾっとしますよ!
ありそうでなさそうで
なかなかなミステリーです
コーンウォールの毒殺事件
この事件は
ポアロがくやしいことに
依頼人を守れなかった
事件です
トリック的には
”こんなに上手く出来る?”
と思ってしまうけど
それを言ったら
全ておしまいですけどね!
プリマス行き急行列車
「青色列車の秘密」(長編)の
短編版みたいな作品です
長編の
「青色列車の秘密」には
ヘイスティングズは
出てこないけど
こちらのショートバージョンでは
ヘイスティングズが出ています
その違いも
楽しんで見てはどうでしょうか
(私は長編の
青色列車の秘密の方が
好きですけど)
炊事婦の失踪
地味な題名ですが
コレが
なかなか面白い内容でした!
優秀な家政婦は
高額な探偵を雇っても
探し出したいという
切実な思いからはじまる
アガサならではの
作品だと思います
二重の罪
ヘイスティングズと
ポアロは仲良く
旅行に出掛けることが
まず
微笑ましい!(そこ?)
その上で
事件をたぐり寄せるのか
この二人なのです
スズメ蜂の巣
なんとも言えない
切ない暖かいお話です
多くは語りません
ポアロの人生感を
感じられると思います
洋服店の人形
ポアロが出ない作品です
一言で言いましょう!
ホラーです!
アガサはこういうお話も
得意です
教会で死んだ男
マープルの作品です
なぜ
このポアロの作品が多い
短編集の題名が
この
「教会で死んだ男」だったのか
は
さておき
赤川次郎さんの
三毛猫シリーズを
思い出したのは
ここだけのお話にしておきましょう
(なぜだかはここでは言いません)
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