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2018年08月09日
異世界語入門
ライトノベルの最近の王道であるところの異世界転生モノ。
かと思ったら大間違いなのである。
ある意味、「普通、異世界に行ったらこうなるよな」というアイディアで1冊書き上げた感。
なんといってもサブタイトルが「転生したけど日本語が通じなかった」である。
主人公八ヶ崎翠(やつがさき・せん)が転生した世界は、日本語でも英語でも中国語でもない言語が話されていた。その言語を様々な方法で解析・理解していき、単語力はともかくとしてある程度のことは話せるようになるまでの7日間を描いた物語。
普通、異世界に転生して7日間あれば、魔王の一人も倒しているか、あるいはチート能力を駆使してハーレムを構築しているかしている頃ではないだろうか。だが、そんな気配は全くない。始まりの街から出てもいない。
異世界転生のリアルがここにある!