2019年11月16日
車の運転席に座った時に発生する死角は想像以上に広い! そんな車の死角をなくす 14歳の少女が開発したシンプルでありながら画期的なシステム!
車の運転席に座った時に発生する死角は想像以上に広い!
死角と重なった歩行者や自転車を見落としたことは頻繁に起きます!
そんな車の死角をなくす
14歳の少女が開発したシンプルでありながら画期的なシステム!
車のフロントガラスとサイドウィンドウの間にある「Aピラー」と呼ばれるピラーは、運転手の斜め前の視界を遮って死角を作り出してしまいます
一見するとAピラーはそんなに太いわけでもなく、運転にとって大した影響を及ぼさないように思われます
実はAピラーの作り出す死角は決して無視できるものではないのです
・交差点で直交する車と自転車が一定の速度比になると、Aピラーの死角に自転車がぴったり重なった状態で数十メートル進むことになり、両者が交差点に差し掛かった時に衝突してしまうことが判明しました
このように、Aピラーの死角は重大な交通事故を招く危険があります
14歳のAlaina Gasslerさんは、死角の除去による自動車の安全性向上というプロジェクトを発表しました
ScienceFairBlindSpotMovie2019 - YouTube
車内から運転席側のAピラーを映した映像を見ると、本来ならAピラーに遮られているはずの背景が、Aピラーの内側に投影されている
また、道路を走行する車がAピラーの死角に差し掛かると、リアルタイムでAピラーに投影される映像にも反映され、死角の向こう側がどうなっているのかがはっきり見えます
Gasslerさんはこのシステムをウェブカメラ、プロジェクター、3Dプリンターで作った部品などで構築
助手席側のAピラーに取り付けられたウェブカメラが死角の映像を撮影し
運転席の上にあるサンルーフに取り付けたプロジェクターから、リアルタイムで運転席側のAピラーに映像を投影、車が走行中でも映像はしっかり投影されます
近距離の対象に焦点を合わせるため、Aピラーには3Dプリンターで作られた部品が取り付けられ、さらにその上から特殊な生地で覆われている
助手席に座っているとプロジェクターの光がチラチラするので、Aピラーを特殊な生地で覆う解決策(この生地は光を光源の方向にだけ反射)を施しました
このシステムはプロジェクターの方向にだけ光を反射するため、プロジェクターの横にいるドライバーは鮮明な映像を見ることができますが、その他の乗客には黒い生地しか見えません、凄いですね!
Meet Alaina Gassler, Winner of the 2019 Samueli Foundation Prize - YouTube
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