散らかった部屋を片付けてボスを倒して
ようやく裏ボスに会える
僕の場合
そんなの人それぞれだが
裏ボスなんて玄人のためにしか用意されていない
ただでさえエンディングを迎えてないのに
散らかした部屋も片付けてないのに
夜なのに紙飛行機を飛ばすと
懐かしい手紙を読み返す
人それぞれ
堅く折れ曲がった機体は力強く飛び去った
無事着は当たり前だ
もう次の時刻表を見ていた
青いヘリコプターに乗って
操縦席にはもう誰もいなくて
会話もない
何も聞かない
何も見ない
なあなあ生きていくぎざぎざの雲
今日は聞いた
やっぱり青が広がっていた
濁った鳥が窓辺でさえずる
私にはわからないごめんなさい
かやの外からごめんください
私にはわかるありがとう
かやのうちからありがとう
鳥が水辺から飛び立つ