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2018年04月01日

ロシアの締め出しで、「ドーピング問題」は一掃できるのか

ヤフーニュースより引用

ロシアの締め出しで、「ドーピング問題」は一掃できるのか https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180124-00010001-wired-int


多少の時間を要したのちに、ついにロシアがオリンピックから追い出された。

破滅のきっかけは、2012年のロンドンオリンピックで、ロシアが国家ぐるみのドーピングを行っていたのではないかという疑惑が14年12月に報道されたことだった。告発したのは、ロシア人陸上競技選手とその夫(同国の反ドーピング機関の元職員)だ。「シャラポワの禁止薬物」は、80年代のソ連兵も服用していた告発を受けた世界反ドーピング機関(WADA)の独立調査チームは、14年のソチ冬季オリンピックでのドーピング問題について調査を行い、報告書を発表した。こうした経緯を経て、国際オリンピック委員会(IOC)はロシアが11年以降に1,000人以上のアスリートが関与した国ぐるみのドーピングを行っていたと非難。同国をオリンピックから締め出した。

ロシア選手団ならびにその関係者は、2月に韓国で開催される平昌オリンピックへの参加が禁じられた。ただし、潔白が証明できる選手は、五輪旗の下での個人参加が認められている。

IOCのトーマス・バッハ会長は17年12月にスイスのローザンヌで開かれた記者会見で、平昌オリンピックへのロシア選手団の参加を認めないことを発表した。その際に引き合いに出したのが、スイスの元大統領でIOC規律委員会の委員長、サミュエル・シュミットが17カ月かけてまとめた報告書だ。

バッハ会長はこの報告書に関して、「(この問題が)オリンピックの高潔性に対する前代未聞の攻撃であることを明確にしています」と述べている。「わたし自身アスリートとして、今回の不正行為によって悪影響を被る潔白なアスリート全員に対して大変同情します」

バッハ会長は記者会見で、ロシアが不正行為に手を染めているのではないかという兆候は前々からあったものの、決定を下すうえで必要な全情報をIOCはこれまでもっていなかったと述べた。シュミット委員長がまとめた報告書では、ロシア連邦スポーツ省の組織構造、ならびに同省とロシア政府との関わりが詳細にわたって明らかになっている。

加えてロシアの諜報機関(ロシア連邦保安局)が、アスリートの尿検体が入った容器を歯科用器具を使って苦労して開封した興味深い方法なども詳細に解説されている。この容器は不正工作ができない仕組みのはずだった。




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「ヒトのクローンを作る理由はどこにもない」、中国で体細胞による初の“クローンサル”誕生

ヤフーニュースより引用

「ヒトのクローンを作る理由はどこにもない」、中国で体細胞による初の“クローンサル”誕生 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180204-00010005-abema-soci


 中華にちなみ「中中(チョンチョン)」「華華(ホワホワ)」と名付けられたサルの赤ちゃん2匹。クローン技術によって作り出された、元の個体と全く同じ遺伝子を持つサルだ。

 クローンのサルを作ったのは中国科学院の研究チームで、アメリカの科学誌「セル」に発表した。蒲慕明所長は「クローン人間が目的ではない。クローンのサルを通じて人間の健康、医療に役立てるため」とコメントしている。

 元となる遺伝情報は、カニクイザルの胎児の体細胞から取り出したもの。クローン技術には体細胞クローンと受精卵クローンがあるが、体細胞による移植のクローンは霊長類では初めてとなる。

 現地メディアの取材に対し蒲慕明所長は「サルでクローンができるなら、ヒトでもクローンを作ることが可能」としたが、「ヒトのクローンを作る理由はどこにもないし、社会的倫理も許されない」と答えている。

 これまで牛や豚など、20種以上の哺乳類の体細胞クローンが作られてきたが、今回なぜサルのクローンを作ったのか。科学ジャーナリストの寺門和夫氏によると「サルは人間と同じ霊長類のため、人間の病気の治療法を研究するための実験なのではないか」と考えられるという。ただし、「本当にサルのクローンがないと研究できないのかどうかは今後議論が必要」とした。

 さらに、中国で進められている高度な研究が「ゲノム編集」。ゲノム編集は生物の遺伝子を自由に組み替え、新しい遺伝子に変えることができる技術のこと。元々は生まれてくる赤ちゃんの遺伝子異常を事前に修復し、先天異常が生まれてこないようにすることが目的で、世界中の科学者が注目している。

 しかし、遺伝子の自由な組み換えが可能になると、容姿や運動能力、知能、健康面を優位な遺伝子に組み替えた「デザイナー・ベイビー」を生み出す研究が進む可能性もある。

 『けやき坂アベニュー』(AbemaTV)に出演した国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏は「銀座に美容外科とか美容内科とか美容歯科がいっぱいあるが、そこに『ゲノム』が並ぶのか気になる。歯を白くするのと同じ気軽さで『今度生まれてくる子はどんな子がいいですか』って選ぶような」と今後の可能性にコメント。一方で「やっぱりみんな違う顔で、育つにつれて独特の輝きを持つのがいいんじゃないか」と見解を述べた。
(AbemaTV/『けやき坂アベニュー』より)




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合成生物学で空想世界が現実に 「ゲノム革命」が作り出す未来

合成生物学で空想世界が現実に 「ゲノム革命」が作り出す未来



…<2017年9月16日号> 第4次産業革命の波はなおも押し寄せているが、すでに「第5次産業革命」の起爆剤として、今後の成長が期待されている分野がある。それが合成生物学という分野だ。合成生物学とは、見る…
2月14日(水) 18時7分-経済総合(週刊東洋経済)






医療界のキーマンに聞いた 2050年の展望 医者と医療の未来



…<2017年6月10日号> 6年間の医学部教育を終えて国家試験に合格した医師が、それぞれの領域で一人前となるには10年、20年の歳月がかかる。今から30年後には、来春医学部に入学する医学生たちが、押し…
2月14日(水) 17時48分-経済総合(週刊東洋経済)






教養を自分の仕事と未来に生かす 億万長者の「読書力」



…成功者ほど読書好きは多い─。ではどんな本を読み、そしてどんな読み方をしているのだろうか? ビル・ゲイツとマーク・ザッカーバーグ、新旧両雄の読書ライフとお気に入りの書籍をのぞいてみた。立身出世した人たち…
2月9日(金) 12時0分-経済総合(Forbes JAPAN)






遺伝子組み換えを伴う全身皮膚移植、成功の舞台裏──その少年は、培養された「正常な皮膚」で命を救われた https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180214-00016447-stoyos-bus_all





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ビル・ゲイツもすすめる「遺伝子の旅」のガイドブック

ヤフーニュースより引用

ビル・ゲイツもすすめる「遺伝子の旅」のガイドブック https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180304-00019996-forbes-bus_all


気がついたら2週間ほどたっていて、その間どうやって生活していたかあまり覚えていないなどといったら、家族や同僚にきっと心配されるだろう。しかもその間、約150年にわたる時空の旅に出ていたなどと言ったら、いよいよみんなを慌てさせるかもしれない。でもこれは紛れもない事実、ホントの話なのだ。

ぼくはいま、その旅の話がしたくてたまらない。こんなエキサイティングな旅は生まれて初めてだ。案内人はぼくと同い年のインド系アメリカ人。それは遺伝子の謎をめぐる贅沢な時間旅行だった。

『遺伝子 親密なる人類史』上・下(早川書房)は、この時点で気が早すぎると笑われてしまいそうだが、間違いなく今年の一般向け科学書のナンバーワンだと思う。この本とともに過ごした2週間はなんと豊かな時間だったことか。

本書の著者、シッダールタ・ムカジーはコロンビア大学に籍を置く腫瘍内科医である一方、サイエンス・ノンフィクションの書き手としても世評が高い。デビュー作『がん―4000年の歴史』はピュリッツアー賞も受賞している。そんな優れたストーリー・テラーが語る人類と遺伝子の物語が面白くないわけがない。ちなみに読書家として知られるビル・ゲイツも本書に魅了されたひとりだ。ビル・ゲイツは2016年に読んだお気に入りの本5冊のうちの一冊として本書の名前を挙げている。

遺伝子をめぐる旅は、ある修道院の小さな庭からはじまる。1843年10月、小作農家の息子がこの修道院で生活をはじめた。まじめな顔つきで小柄な男は、2回も試験に落第したために念願の自然科学の教師になることは叶わなかったが、その代わり天性の庭師としての才能を持っていた。

ある夏の終わり、彼は庭にエンドウマメを植えた。純系のエンドウマメは、世代を経ても形質が変化しないという特徴がある。つまり背の高いもの同士をかけ合わせれば、必ず背が高いエンドウマメができる。彼は種子や花、鞘などの色や形状の違いで7つの純系のリストをつくり、違うもの同士をかけ合わせ、その結果をコツコツと記録していった。

絵筆とハサミを手に、それぞれの花の雄しべの先端を切り取ったり、花粉をつけたりしながら、男はたったひとりで作業を続けた。最初の実験では、交雑種の形質は、一方の親の形質と同じになることがわかった。彼は親から子へと伝わる形質を「優性」、伝わらない形質を「劣性」と名づけた。ところが雑種同士をかけ合わせた第二代になると、雑種第一代で消えていた形質が現れたのだ。

この時、人類は初めて自然界の秘密の扉の前に立った。男の名前はグレゴール・ヨハン・メンデル。1857年から1864年にかけて、メンデルはこの庭で膨大なデータを生み出した。2万8千の苗木、4万の花、40万近くにものぼる種子。メンデルの実験結果からわかったことは、遺伝というのは、親から子へと受け渡される「個別の情報の粒子」がないと説明できないということだった。メンデルの大発見はしばらく歴史の中に埋もれていたが、やがてダーウィンの進化論と出会い、進化における遺伝子の役割へと人々の考察を導いていく。





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患者が知らない「がん治療の真実」 作家・久坂部羊×医師・上昌広対談〈AERA〉

ヤフーニュースより引用

患者が知らない「がん治療の真実」 作家・久坂部羊×医師・上昌広対談〈AERA〉 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180307-00000044-sasahi-hlth


 国立がん研究センターは2月、がん患者の部位別10年生存率を公表。昨年12月の「現場からの医療改革推進協議会」では画期的な臨床報告が相次いだ。ゲノム編集などが進む一方、患者は正しい情報を把握できているわけではない。そんな現状を『悪医』の著者・久坂部羊氏、医療ガバナンス研究所理事長で医師・上昌広氏が語り合った。【上昌広さんの写真はこちら】



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遺伝子改変ブタでヒトの臓器を提供

ヤフーニュースより引用

遺伝子改変ブタでヒトの臓器を提供 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180328-00010005-newsweek-int


アメリカでは毎年約3万人が臓器の移植手術を受けるが、ドナーの数はまだまだ足りない。臓器移植をコーディネートする米臓器分配ネットワーク(UNOS)によれば、移植の待機リストに載る患者が10分に1人のペースで増える一方で、リストに載った患者の20人が毎日亡くなっている。冷凍保存で人間は不死身になれる?数十年前から研究者は臓器不足を画期的な方法で打開しようとしてきた。人体に合うように哺乳類の内臓を改変するのだ。動物からヒトへの臓器移植(異種移植)が実現すれば、臓器の安定供給が可能になる。

異種移植ドナーの最有力候補は、臓器の大きさも生理的機能も人間に近いブタだ。ただし、そのまま移植するわけにはいかない。人間の免疫システムは、ほぼ確実にブタの臓器に拒絶反応を示す。さらに厄介なのは、ブタ固有のウイルスに感染するリスクだ。

ブタ内在性レトロウイルス(PERV)が人間に感染するかどうか、致死性があるかどうかはまだ分からない。だが移植手術を受ける患者は免疫抑制剤を投与されて抵抗力が低下するため、感染リスクは大きい。

この問題に、ハーバード大学医学大学院系列の研究チームが突破口を開いたようだ。チームが用いたのはゲノム編集技術「クリスパー・キャスナイン(CRISPR-Cas9)」だ。

バイオ企業eジェネシスの創業者で生物学者のルーハン・ヤンらの研究チームは、ゲノム編集で細胞株内のPERVを不活性化した。17年8月にサイエンス誌に発表された論文によれば、彼らはPERV遺伝子を不活性化した胚を代理母ブタに移植。胎児はウイルスに胎内感染することなく、史上初のPERVを持たない子ブタが生まれた。

「末期の臓器不全に苦しむ患者は大勢いる」と、eジェネシスの最高技術責任者を務めるヤンは言う。「異種移植で臓器を安定供給できるようになれば、彼らの命を救えるかもしれない」

<糖尿病治療に期待が高まる>

クリスパーは特定の酵素を使ってDNAの断片を選択的に改変する技術で、例えば突然変異を引き起こす遺伝子の「エラー」を修正できる。12年に開発されて以来、研究者はこの技術を使って遺伝情報を改変してきた。

13年、ヤンの研究チームはクリスパーを使えば免疫システムを正確かつ効果的に改変できると論文で発表。15年にはブタの癌細胞株から62個のPERVを除去した。さらにPERVのゲノム編集を進め、ブタの臓器が人間の免疫系に適合可能であることを証明するのが次の目標だと、ヤンは語る。

異種移植の研究は小さなバイオ企業にとっても巨大製薬会社にとっても非常に危険な賭けであり、コスト的なリスクも大きいようだ。00年代初めに製薬大手ノバルティスは研究から撤退した。公衆衛生上の大事故を懸念した米食品医薬品局(FDA)が研究施設に規制をかけると、研究はさらに困難になった。だがクリスパーの登場で再び活性化していると、ヤンは言う。




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