2018年01月18日
口さえ開けば強硬発言の河野外相「北の微笑外交に目を奪われてはならない」
「微笑外交に目を奪われてはならない」「北朝鮮が核・ミサイル計画を執拗に追求している事実から目を背けるべきではない」−−。
日本の河野太郎外相は16日(現地時間)、カナダ・バンクーバーで開かれた「韓半島(朝鮮半島)安保および安定に関する外相会合」の演説で、「この会合の最中にも北朝鮮の核・ミサイル開発は進んでいる」と危機感を訴えた。
河野外相は北朝鮮の平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)参加問題で南北間対話が進められていることに対しては「歓迎する」としながら、北朝鮮に「時間稼ぎ」の意図があると指摘した。同時に「(北朝鮮は)制裁解除や財政的支援、各国間の分断を狙っている」と強調した。
河野外相は「今は圧力を緩和するときでも、北朝鮮に報いるときでもない」とし「国際社会の制裁は徐々に効果をもたらしており、北朝鮮が対話に関与していることがその証し」と主張した。
また「外交関係の断絶や北朝鮮労働者の送還など各国独自の制裁措置を強化しながら、国連安保理決議を完全かつ厳格に履行するという決意を新たにするとき」とし「こうした措置を通じてのみ、北朝鮮の政策を変えられる」と強く訴えた。
河野外相は15日夜に開かれた歓迎夕食会でも「北朝鮮とは対話のための対話では意味がない。(日本は)『全ての選択肢がテーブルの上にある』との米国の立場を一貫して支持する」として強硬姿勢を取った。
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