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2017年12月25日

【総務省】独立系「格安スマホ」苦戦、競争政策を見直しへ 競争が進まず、料金が高止まりする恐れ

総務省は、スマートフォン市場の競争政策の見直しに着手する。

 KDDI(au)やソフトバンクなど、大手系の格安ブランドが人気を集める一方、独立系の格安スマホが伸び悩んでいるからだ。独立系の格安スマホが広がらなければ、競争が進まず、料金が高止まりする恐れがある。どのように市場を活性化させるか、注目される。

 資金が豊富な大手系の格安ブランドは、大胆な割引キャンペーンや、大量のテレビCMで存在感を高めている。ソフトバンクの「ワイモバイル」の契約数は約200万件で首位を独走。12月から学生の基本料を最大4か月無料にするプランを打ち出した。ワイモバイルを担当する寺尾洋幸・ソフトバンク執行役員は「(通信料を下げるという)ゴールに向かってやっているだけだ」と話す。KDDI系の「UQモバイル」も今年3月からの半年間で約70%増の約60万件に伸ばした。

 一方、独立系の格安スマホ勢は苦戦している。総務省によると、格安スマホの今年7〜9月の純増数は約50万件と、前年同期比で約30万件減った。格安スマホ勢はNTTドコモなどの大手携帯会社の通信回線を借りているが、回線利用料が高すぎるという不満が根強い。さらに、「大手は自社系の通信速度を独立系より速くしている」といった批判も出ている。

(ここまで537文字 / 残り650文字)

2017年12月25日 07時32分
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171224-OYT1T50099.html?from=y10



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