2017年11月04日
地理が大好き "地理女"たちを満足させる 北海道ツアー人気 「いいツアーでした」
地理が大好き "地理女"たちを満足させる 北海道ツアー人気 「いいツアーでした」 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171104-00000001-hokkaibunv-hok
地理が大好きで、どっぷりハマってしまった女性のことを、通称「地理女」といいます。この、「地理女」が参加するバスツアーが、北海道で行われました。みなさん、地層や化石をに大喜びの様子でした。地理にはまる"ワケ"に迫りました。
地理女net代表 森順子さん:「"地理女"と行く三笠のジオパーク、それからワイナリーツアーにご参加いただきまして、ありがとうございます」
地理が大好きな「地理女」が集まるバスツアーです。参加者は40代から80代までの45人。夫婦での参加もあり、男性の姿も。
三笠市ジオパーク推進係 上口壮太さん:「三笠市はなぜ炭鉱と化石の街になったかっていうのが、このコースのテーマになっていまして、それを歩きながらわかるというコースになります」
目的地は三笠ジオパーク野外博物館です。「ジオ」とは、地球や大地という意味で、「パーク」は公園。ジオパークは地形や地質など地球について学び、楽しめる場所で国内で43か所が認定されています。今回の目玉は、古い地層や炭鉱の跡を見学することなんです。どんな人が参加しているかというと…。
参加者 益山彩さん:「(山下さんは)もともと地理好き、廃墟好きで」
参加者 山下和子さん:「地図を見るのが好きで、鉄道も好きなんですけど」
参加者 益山彩さん:「もともと彼女みたいに、廃墟が好きとかではなかったんですけど、地理は好きで、この石は何だろうっていうところまで行ってしまって」
薬剤師の山下和子さんと、通訳をしている益山彩さん。地理女ツアー常連の益山さんが山下さんを誘い、2人で参加しました。山下さんは高校時代、地理部の部長を務めていたという、"生粋の地理女"です。
散策路を進むと、5千万年前の地層と1億年前の地層が隣り合っているという、境界線が現れます。
三笠市ジオパーク推進係 上口壮太さん:「そちらが石炭の層で、こちらが、アンモナイトが出る化石の地層になります。それが1歩でまたげてしまうんですね。そしたらちょっとまたいで」
5千万年という気の遠くなるような年月をたった1歩でまたいでしまえる不思議な境界線。2人は大興奮です。
三笠市ジオパーク推進係 上口壮太さん:「高さ10メートルと地下約200メートル。札幌市のテレビ塔が147メートルですので、すっぽり入ってしまうくらい」
地中深くの石炭を地上に運び上げる"立坑"と呼ばれる施設。約60年前まで動いていました。その迫力に圧倒されます。
このツアーを企画したのは、自身も地理好きで、2017年1月には地理大好きな女性を集めて「地理女net」を立ちあげた、森順子さんです。
地理女net代表 森順子さん:「地理は、女性がすごく苦手だってよく言われますけど、それをあえて、地理好きな女性から地理を普及させて、地域とかそういうところに興味を持ってもらえたら、地域の活性化にもつながるのかなって思いがあって」
ツアーの最後は三笠市のワイナリーを訪ねました。三笠市では水はけの良い土壌を利用し、ブドウの栽培とワイン作りが行われているんです。こんなうんちくも楽しみのひとつ。
参加者 益山彩さん:「いいツアーでした」
参加者 山下和子さん:「すごい"学び"もあり、こういうワイナリーが出来たっていうのも地形とか土壌に関係があるってこともわかって。地質から歴史から全部詰まってました。(全部)つながってましたね」
好奇心旺盛な地理女、ますます増殖しそうですね。
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