2017年10月29日
<中国>人事、権力分散防ぐ 習体制2期目始動
ヤフーニュースより引用
<中国>人事、権力分散防ぐ 習体制2期目始動 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171025-00000127-mai-cn
【北京・河津啓介】中国共産党は25日午前、第19期中央委員会第1回総会(1中全会)を開き、習近平総書記(64)=国家主席=による2期目の指導部が発足した。習氏は、最高指導部の政治局常務委員に「ポスト習」候補を登用せず、権力の分散を防いで「習1強体制」を盤石にした。2期目が終わる2022年以降も権力を維持する可能性が高く、新たに掲げた国家目標「社会主義現代化強国」建設に向かう。
新指導部発足後、習氏は記者団に「党をむしばむウイルスを除去し続けなければならない」と、反腐敗運動の継続を表明。「国家主権、安全、発展の利益をしっかり守り、人類の平和と発展に絶えず貢献する」とも訴えた。
常務委員には、習氏と李克強首相(62)が残り、新たに栗戦書(りつ・せんしょ)・党中央弁公庁主任(67)、汪洋(おう・よう)・副首相(62)、王滬寧(おう・こねい)・党中央政策研究室主任(62)、趙楽際(ちょう・らくさい)・党中央組織部長(60)、韓正(かん・せい)・上海市党委員会書記(63)が入った。趙氏は王岐山(おう・きざん)氏(69)の後任として党中央規律検査委員会書記となった。栗氏は来年3月に全国人民代表大会(全人代)常務委員長に就任する可能性も浮上している。
陳敏爾(ちん・びんじ)・重慶市党委書記(57)については2段跳びで常務委員入りする人事が固まっていたが、政治局員への登用にとどまった。胡錦濤前総書記の腹心である胡春華(こ・しゅんか)・広東省党委書記(54)の昇格も見送られた。
常務委員に次ぐ政治局員も決まり、外交担当トップの楊潔篪(よう・けつち)・国務委員(67)らが昇格した。外相経験者の政治局入りは故銭其(王ヘンに深のツクリ)(せん・きしん)氏(元副首相)以来。来年3月に副首相に就く可能性もある。蔡奇(さい・き)・北京市党委書記(61)ら習氏の地方指導者時代の部下らも引き上げられた。軍の最高指導機関、中央軍事委員会のメンバーも選出。トップの主席に習氏、ナンバー2の副主席に空軍出身の許其亮(きょ・きりょう)氏(67)を再任したほか、新たな副主席に張又俠(ちょう・ゆうきょう)・前装備発展部長(67)が昇格した。
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