2017年10月29日
カタルーニャ独立宣言 スペイン上院、自治権一部停止を承認
カタルーニャ独立宣言 スペイン上院、自治権一部停止を承認 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171028-00000064-san-eurp
【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州の州議会は27日、州の「独立宣言」を賛成多数で可決した。中央政府は独立へ動く同州に対する自治権の一部停止を国会上院に求め、上院は同日、承認した。州と国の亀裂は決定的となった。
「独立宣言」は、州議会の独立強硬派が27日に提案。「主権を持つカタルーニャ共和国」の成立をうたった。採決に際して、中央政府のラホイ首相の与党・国民党などに所属する独立反対派の議員は議場を退席し、抗議を示した。報道によると、州議会(定数135)で賛成は70票、反対は10票、白票は2票だった。
検察当局は、公式に「独立宣言」が採択されれば、プチデモン州首相や政権幹部を訴追すると警告していた。今後、逮捕される可能性もある。
一方、ラホイ氏は27日、上院の承認を前に演説し、自治権停止は「(州政府の)権力乱用からカタルーニャを救うための措置だ」と訴えた。
自治権の停止は1978年の憲法制定以来、初めて。プチデモン氏ら州政府幹部は失職し、州警察や公共放送の管轄権は中央政府に移管される。ラホイ氏は6カ月以内に州議会選挙を行うと表明している。
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