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「あおり運転」の摘発１７１件　１６年兵庫県警 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171025-00000000-kobenext-l28

　高速道路上で前方の車との車間を詰める「あおり運転」をしたとして、兵庫県警が昨年１年間に道交法の車間距離不保持違反容疑で１７１件を摘発したことが２４日、分かった。今年は７５件（９月末時点）で、昨年に比べて減っているが、車間距離が原因で起きた人身事故は後を絶たない。県警は６月に神奈川県の東名高速道路で、あおり運転の巻き添えで夫婦２人が死亡した事故を受け、取り締まりを強化している。（石川　翠）


　あおり運転を巡っては、高速道路での車間不保持が特に危険だとして、２００９年に違反点数が１点から２点に引き上げられ、罰則も一般道と同じだった「５万円以下の罰金」から「３カ月以下の懲役か５万円以下の罰金」に強化された。

　県警によると、高速道路上で車間距離を詰める危険運転は高速隊がパトカーなどで見つけ次第摘発しており、昨年１年間の１７１件は全国総数（６６９０件）の約３％。今年は９月末時点で７５件と前年同期の１４０件から半減しているが、担当者は「現認できていないだけで、違反が減ったとは言い切れない」とする。

　県内の高速道路で車間距離不保持が原因で起きた人身事故は９月末時点で４８件（負傷者７１人）に上り、既に前年１年間の８件（同１４人）の６倍に。あおるなどの危険運転が引き金となり追突するケースも考えられるという。

　神奈川の事故は追い越し車線で停車していたワゴン者にトラックが追突して夫婦２人が死亡。後方から車間距離を詰めてあおった上、進路をふさいで停止させたなどとして逮捕された男は、直前のパーキングエリアで注意されたことに逆上して追跡したという。

　県警は「車間距離をむやみに詰めるのは身勝手で重大事故につながりかねない。マナーを守って運転してほしい」と呼び掛ける。

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