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本当は１日に毎回食事を摂るのがいいのか
これは、医師や栄養士でも議論がわかれるところです。
一般的な「1日３食」は現代的な慣習にすぎず、昔は「1日2食」のほうが普通だったという人もいます。もっと大昔であれば、食糧が手に入った時だけ食べるような時代もあったでしょう。おそらく、正解はないのかもしれません。







また、最近は1日に5〜6回の食事を摂る「分割食」が注目されています。これは要するに、1日のトータルカロリーを小分けにして摂ってく方法。例えば、1日３食の食事量をそれぞれ半分ずつにして、6回に分けて食べるのです。「7時に1食目」「10時に２食目」『12時に３食目」「15時に4食目」「18時に5食目」『20時に6食目」というように、少ない分量を時間ごとに分散させて食べていく訳です。
いわば、間食を回数に含めて食事をするようなもの。モデルさんなどにも、こういう食べ方をしている人がいて、「やせやすい」「プロポーションを維持できる」として評判になれつつあるようです。
たしかに、1日の総摂取カロリーが同じなのであれば、理屈としては「1日３食」よりも「分割食」の方がやせるかもしれませんね。
なぜなら、小分けにしたほうが、血糖値の上昇がゆるやかかつ小幅になり、その分インシュリン分泌を抑えられるからです






1日３食だと、一度に入ってくる食べ物の量が多くなりますから、血糖値がグッと急上昇しやすくなり、それに合わせてインシュリンも多く分泌されることになります。そのインシュリンが血液中にあふれたブドウ糖を脂肪細胞に取り込んで、中性脂肪に変えてストックするために、体脂肪が蓄えられていくわけです。
それに比べると、分割食は、食事を摂るたびに血糖値が少し上がっては下がり、インシュリンも少し分泌させては下がるというように、１日中なだらかに上下しながら推移することになります。だから、インシュリン分泌によって体脂肪が形成されていく一連の流れがを抑えることができるのです。体脂肪変換が少なく抑えるわけですから、やせるためには、こちらのほうがより有利といっていいでしょう。