あなたの生活を応援するスレ

進化するカプセルホテル　格安、しかも快適！ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170817-00010002-tokyomxv-soci

　旅行や出張の時に“狭いながらも安く泊まれる”カプセルホテルは、学生や男性ビジネス客が主な利用者でしたが、いま、女性などこれまで使ったことのない人でも気軽に安心して利用できる場所に「進化」しています。

　JR神田駅から徒歩1分の所に誕生したのは、女性だけが泊まれる施設「ナインアワーズウーマン神田」です。明かりのともったカプセルがずらり並ぶ様子はまるで蜂の巣の中に入り込んだかのような空間です。カプセルなので限られた空間ですが、1人で寝る分には十分な広さです。髪の毛や肌に優しい高級バスタオルや基礎化粧品の提供など、女性目線のサービスで顧客獲得を狙います。

　施設はオープンしたばかりですが、既に国内外から多くの女性が宿泊していて、利用客は「ここなら安心と思った」「汚いイメージがあったが、すごくきれいだった」「ドライヤーが幾つもあったり、一つ一つが清潔なのが良かった」「女性専用なのがいい。女性専用なら館内をうろうろしても安全」などと話していました。ホテルの担当者は「最近は女性の方がより活動的なので、女性専用にしようと考えた」（油井啓祐さん）と話します。

　全国のカプセルホテルを含む簡易宿所の数は、年々増加傾向にあります。いま新たにホテルを作る企業が力を入れるのは、カプセルホテルに宿泊する最大のメリット＝「低価格」の維持と、いかに価格以上の快適さを提供できるかです。

　中央区京橋のカプセルホテルは、飛行機のファーストクラスをイメージして作られました。天井が高く、手を伸ばしても広々としています。これも、各個室に鍵の付いていない簡易宿所、いわゆる「カプセルホテル」です。担当者は、国内にあるカプセルホテルのイメージを一新させたいと意気込みます。「ファーストキャビン京橋」の大和田雅子さんは「安かろう悪かろうでは（宿泊する）選択肢に上がらないと思うので、安くてもセキュリティーが安全だったり設備がきれいだったりサービスがいいとか、皆さんに選んでもらえるような努力をしている。2022年に100施設を目標にしている」と話しています。

　カプセルホテルは、快適な空間づくりで、東京で働く人や訪れる人が安心して一息つける、止まり木のような存在に変わろうとしています。