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2018年07月07日

【岐阜】東濃の昆虫食研究 中津川に移住のベルギー人

岐阜県中津川市付知町に住み込み、ヘボ(クロスズメバチ)など東濃地方の昆虫食文化の研究に取り組んでいるベルギー人の研究者がいる。
昆虫食の研究のために2年前に来日した立教大客員研究員のファン・イッテルベイク・ヨーストさん(35)。
「科学技術が発達している日本で、虫を食べる文化が残っていることがとても興味深い」と学究に充実した日々を送る。

オランダの大学で生物学を専攻していたが、修士課程に進む際に「食物科学と昆虫が合わさったものに興味が湧いた」と考え方が変わり、
2007年に昆虫食をテーマにした研究を始めた。

ヘボを中心に日本の昆虫食文化を調査するため、16年から中津川市を拠点に活動。
「昆虫を食べることについて、好き嫌いの中にもさまざまな理由がある。嫌いに感じる部分をどのように修正すれば、抵抗感がなくなるのかを調べたい」と、
市民への聞き取りをしたり、ヘボ収集家と過ごしたりしながら答えを追い求めている。

今月3日には、スズメバチの研究をしている多治見高校(多治見市坂上町)の佐賀達矢教諭から招待され、約70人の生徒の前で講演。
「牛肉や豚肉、鶏肉より、昆虫はヘルシー。養殖するために必要な土地も動物に比べて小さい」と昆虫食が優れている点を訴えた。

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「昆虫食文化を残していくには、10代に興味を持ってもらう必要がある」と、地域の中で文化を受け継ぐことの大切さを話すヨーストさん。
「日本の生活はとても興味深いものばかり。少なくとも今年の12月までは中津川市に残って研究を続けたい」と、一日一日を大切に過ごしている。

写真:昆虫食文化への思いを話すファン・イッテルベイク・ヨーストさん
https://www.gifu-np.co.jp/news/images/20180707083625-fd66a4c6.jpg

以下ソース:岐阜新聞 2018年07月07日 08:35
https://www.gifu-np.co.jp/news/20180707/20180707-55681.html



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