2018年11月07日
由来紹介 お雑煮
新しい一年のはじまりとなるお正月。
この日はおせちを食べたり、初詣したり、または何も食べず寝正月したり・・・
楽しみ方は人それぞれだと思いますが、
今回はお雑煮についてちょっとした紹介をしてみます。

ルーツは平安、おめでたい食べ物
お正月に食べるお雑煮の歴史は古く、由来は平安時代までさかのぼるといわれています。
この頃の外国は狩猟主体ですが、中国や日本は耕作主体の農耕民族。
餅は古くから日本人にとって、お祝いごとや特別な慶事を意味する「ハレの日」に食べる食べ物でした。
年神様に供えた餅や里芋、にんじん、大根などを、
その年の最初に井戸や川から汲んだ水「若水」と、新年最初の火で煮込み、
元旦に食べたのが始まりといわれています!
平和な時が続けば文化が発展しますが、このお雑煮も比較的平和貴族社会だった平安時代ならではですね。
語源とあれこれ
雑煮の語源は「煮雑ぜ(にまぜ)」で、
色々な具材を煮合わせたことからきているといいます。
平安時代では仏教的な意味で、お肉禁止なのですが、それでも野菜は入れ放題!
一日二食の時代的には豪華なものでしたでしょう。
お正月の三が日におせちやお雑煮を食べる時は両方の先が細くなったお箸(祝箸)を使いますが、これは取り箸と食い箸の両方に使えるようにするためです。
……ではなく、
一方を人が使い、もう片方は神様が使うことを表したものといいます。
(これを神人共食といいます。)
水、火、食べる日付、箸にまでこだわるエピソードがあるお雑煮は、
とてもおめでたい食べ物だったかということが伺えますね。
必ず入る餅、地方によって主流が違う
関西では丸餅、関東周辺などでは角餅が多い傾向です。
丸餅は「円満」示す縁起物として、角餅が主流の関東圏は
人口が増えた江戸時代、多くの餅が作れる角型が主流になったらしいです。
また一説では関ヶ原の戦いの影響で東が角、西が丸になったという説があります。
餅の調理の仕方にもいろいろあって、
県によってあんこを入れたり、焼いたり煮たりと、様々な調理方がありますね
簡単に紹介してみましたが、最後にもう一つ。
鏡餅を使って料理するときは
家庭によって飾るかどうか分かれるアイテム、鏡餅。(雑煮もそうじゃん、というのはナシで

1月11日に鏡開きをした後に雑煮にして食べる場合、
注意したいことがあります。それは
門松がある間(神様がいる間)
=松の内が終わるまでは食べることNG
と、
神様が入っている(とされる)鏡餅には刃物NG
ということですね。
正直お雑煮は毎日だと抵抗がありますが、たまに食べるとやっぱりおいしいですよね。
のどに詰まるかもしれないことだけには注意しないといけないですが・・・(笑)
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