2013年05月10日
円下落、4年1カ月ぶり100円台
9日のニューヨーク外国為替市場では、米景気回復への期待などから円売り・ドル買いの動きが急速に進み、円相場は1ドル=100円台半ばまで下落した。100円の大台を付けるのは2009年4月以来、4年1カ月ぶりある。
バブル期の記憶だとまあワタクシが青春のときであるが、その時の記憶を辿ると確か1ドル=120〜130円だったような気がする。この円安傾向は、ワタクシ達、消費者にとっていいことなのであろうか?
実は、今の円安という状況は、実は生活者には暮らしにくいのかもしれません。なぜなら、円安なら、輸入品の円での価格は一般には上昇することになるからです。一般の消費者にとって、日本の輸出企業が輸出する品を買う機会は、あまりありません。反対に外国企業から輸入する品は、日々の生活の中でたくさん使っています。例えば、原油や小麦粉などの原材料は、ほとんどが輸入品ですから、ほとんどの人は、円安の方が生活が圧迫されるはずです。
しかし、自動車やハイテク技術などの輸出産業が強くて、こうした企業に勤めていたり、関係していたりする人も確かに多いです。円安になれば、企業の経営も上向きになり、給料が所得が増え、家計が安定するというところも多い。税収も増えて財政も安定するので、円安の方がいいというのが一般的です。
余談ですが、原発事故の後、電力各社が火力発電を急にフル稼働させて、燃料を大量に輸入していた時期がありました。あの時は、円高でした。あの時に円安だったら、円換算で、輸入した燃料費の価格はもっと上がって、その結果、電力料金の値上げが何度も実施されるといったことになっていたけもしれません。
しかしながら、円安になっても、給料が上がらず、毎日、買っている生活必需品などだけが値上がりしているのなら、国民の生活は苦しくなってしまうと思います。難しいですね。
円高の時にドルを買って今ドルを売っていたら儲けていただろうな。FXやろうかな。やっぱやめよう、きっと損をする。
お読みいただきありがとうございました。
バブル期の記憶だとまあワタクシが青春のときであるが、その時の記憶を辿ると確か1ドル=120〜130円だったような気がする。この円安傾向は、ワタクシ達、消費者にとっていいことなのであろうか?
実は、今の円安という状況は、実は生活者には暮らしにくいのかもしれません。なぜなら、円安なら、輸入品の円での価格は一般には上昇することになるからです。一般の消費者にとって、日本の輸出企業が輸出する品を買う機会は、あまりありません。反対に外国企業から輸入する品は、日々の生活の中でたくさん使っています。例えば、原油や小麦粉などの原材料は、ほとんどが輸入品ですから、ほとんどの人は、円安の方が生活が圧迫されるはずです。
しかし、自動車やハイテク技術などの輸出産業が強くて、こうした企業に勤めていたり、関係していたりする人も確かに多いです。円安になれば、企業の経営も上向きになり、給料が所得が増え、家計が安定するというところも多い。税収も増えて財政も安定するので、円安の方がいいというのが一般的です。
余談ですが、原発事故の後、電力各社が火力発電を急にフル稼働させて、燃料を大量に輸入していた時期がありました。あの時は、円高でした。あの時に円安だったら、円換算で、輸入した燃料費の価格はもっと上がって、その結果、電力料金の値上げが何度も実施されるといったことになっていたけもしれません。
しかしながら、円安になっても、給料が上がらず、毎日、買っている生活必需品などだけが値上がりしているのなら、国民の生活は苦しくなってしまうと思います。難しいですね。
円高の時にドルを買って今ドルを売っていたら儲けていただろうな。FXやろうかな。やっぱやめよう、きっと損をする。
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