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テキストの憲法欄を一通り学習し、次は試験で一番出題数が多い

＜行政法＞

です。

行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法・・・

今までまったく知らなかった法律ばかり。

ソクラテスは無知の知と言いますが、人間はほんとに知らない事ばかりだなあと思います。

行政法のポイントは、なんと言っても、


＜暗記＞

・・・こう言ってはみもふたもないですが。

「あった日の翌日から３ヶ月」

「あった日から６ヶ月」

とか、

＜必要義務と努力義務＞

など。

まあ、法律からしてひっかけ問題のようです。

覚えてしまえばなんてことないのでしょうが、一番混乱するところでした。

あと、行政法は、試験で一番の得点源の、

＜記述式問題＞

で１問出されるので、ここもしっかり押さえないといけませんでした。

記述式対策は確実に！！


正直、あたしは記述式を得点源に出来なかったら、合格できなかったかもしれません┌|≧∇≦|┘ﾞ

・・・・・・・・・・・・・・・・

今現在、独立の為に勉強を続けていますが、先輩行政書士の方のホームページを見たりしていると、

実務になじみのない科目のように思えます。

（最近は、聴聞代理も出来るようになりましたが）

でも、ここに、

＜ニッチな業務＞

が潜んでいるような気もしています・・・

行政法で興味を引いたのは

国家賠償法でした。

第一条　国又は公共団体の公権力の行使に関する損害賠償の責任

の

外形主義です。

非番の日の警察官が、制服を着て、同僚の拳銃を使い、殺人を犯した。

国賠を問えるか？

「問えないわけないだろ！」

思わず突っ込みたくなりました。

国として、というか警察としては問うて欲しくはないところなのでしょうが。

制服着てても、非番なら警察は関係ないよ、と言うことが争点だったようですが・・・

条文上は、国民の利益に資するためにしっかりとしていますが、運用上は、権力の壁は厚いようです。

第二条の

＜無過失責任＞

も、本当に無過失だと、厳しいようですね。

法律って、善悪の区別って・・・

行政法のそもそもの意義は、国民の権利利益を守ることだと思うのですが、けっこう権力に阻まれているのだと思います。

何年前になりますか、新宿西口のホームレス強制排除は

＜行政代執行＞

として大々的に報道されていました。

ホームレスが良いとはいいませんが、人道的観点から見ると、この代執行は厳しいなと思いました。

普通の人は、権力の前では無力に近いです。

行政書士は、法律の知識を生かして、権力と戦う！

・・・とはいきませんが、上手に権力をいなすお手伝いが出来るのかなと思います。

ただ、無報酬じゃ動けないし・・・きれいごとは難しい・・・

行政法でお得問題だな、と思ったのが

＜地方自治法＞

でした。

選挙管理委員会・教育委員会・監査委員・人事委員会または公平委員会

公安委員会・労働委員会、・収用委員会・海区漁業調整委員会・内水面漁場管理委員会

農業委員会・固定資産評価審査委員会

これを覚えておくと、必ず一問は取れるような気がしていました・・・気のせいか？

「せんきょーかんじん、こうろうしゅーすい、のうこー」

よくわかりませんが、こんな語呂合わせで覚えてました。

民法の先取特権の

「きょうこそにちよう（共益費・雇用関係・葬式費用・日用品費）」

に比べると、出来が悪いですね・・・

記述式問題は、でかいです。

行政法を学んだからといって、そのまま知識を生かせる訳ではないのが、行政書士資格の歯がゆいところではあります。

それでも、

＜行政＞

いわゆるお役所に関わる上で、心構えが出来てくる様な気がしています。

許認可を得るためには、当然お役所に行かなければならないし、知っていて話すのと知らないで話すのとは雲泥の差があるでしょうし。

あと、必ず、行政法から記述式が出ますから、やっぱり侮れない科目ではあります。

記述式対策、重要です。