アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

マリアビートル 伊坂幸太郎

81-k4ZXTA+L.jpg



以前読んだグラスホッパーの登場人物が何人か出ていて、「殺し屋達の狂想曲」ていかにも伊坂ワールドのコピーがついたので即買いしてしまった。

ただ今回は、何故だかわからないけど、読むのに時間がかかってしまった。


王子と呼ばれる、心理を巧みに操る中学生が悪の権化として登場しているのだが、あまりに上手に大人の心を手玉にとり、リアリティーに乏しい感じに違和感を感じた。

特に、手玉に取られる側があまりに簡単に服従してしまいい、普通なら切れてもおかしくないて所もすんなり従ってしまう。
他の登場人物にもリアリティーに欠けるとこは多々あるが、しっかりとキャラクター設定がされててスマートでかっこよく、王子みたいな違和感を感じなかった。
ただ王子がいないとこのストーリーは成り立たないし、もしかしたら、読者に特に意識させるための作者の狙いかもしれない。

最後の七尾《天道虫》のスーパーでの抽選会での落ちは、落語みたいに綺麗にまとまっていて最後まで読んで良かったと思わせる内容だった。

マリアビートル (角川文庫)

新品価格
¥802から
(2014/7/14 19:13時点)




マリアビートル (角川文庫)






それから、槿「アサガオ」のてんとう虫に対する描写が素晴らしかったので以下引用、

「マリア様の七つの悲しみを背負って飛んでいく。だから、てんとう虫はレディビートルと呼ばれる。
七つの悲しみが具体的に何を指すのか、槿は知らない。が、あのてんとう虫が、世の中の悲しみを黒い斑点に置き換え、鮮やかな赤の背中にそっと乗せ、葉や花の突端まで昇って行くのだと言われれば、そのような健気さを感じる事はできた。てんとう虫はこれより上に行けないというところまでいくと、覚悟を決めるためなのだろうか、動きを止める。一呼吸開けた後、赤い外殻をぱかりと開き、伸ばした翅を羽ばたかせ、飛ぶ。見ている者は、その斑点ほどの小ささではあるが、自分の悲しみを持ち去ってくれた、と思うことができる。」


平易な文章でここまで文学的に書ける技術は作者ならではだ。


自分が読んだ伊坂作品の中では、あまり評価できなかった(他が素晴らしすぎたので)が、
文章にも会話にも、さりげない比喩や真理が詰まっていて、それを探すのも伊坂作品の醍醐味だ。




レオン リュック・ベッソン

71eaOU3P+HL._SL1440_.jpg













中学3年のころ、授業のホームルームみたいな時間に映画を観るてことになり、クラス全員でパソコンで観た映画だ。



内容が少し過激で人があっさり死に、歳の離れたいびつな愛の関係に、共学だったのでなにかハラハラしながら観た記憶がある。

それでも、ストーリーの展開と、俳優の演技、監督の画力に、一瞬で引き込まれた。


そして、この映画をチョイスしたのは、先生ではなく映画好きな男子クラスメイトだった。

その子は、そんなに目立つタイプではないが、頭が良く、映画はもちろん、音楽から政治に至るまでいろんな物事に精通していてみんなに一目置かれていた。
そして「レオン」観賞後は、いいセンスの選曲でフロアを盛り上げたDJさながらに、賞賛の声を受けていた。

そんな力を持った映画だった。

僕らの世代で『好きな映画は?』と聞かれればフランクダラボン監督の「ショーシャンクの空に」かこの映画「レオン」だった気がする。

同時期に「フォレストガンプ」や「スピード」なんかも大ヒットしていたが、先にあげた二つのが、内容では優れてるのではないかと個人的に思う。

こんなにヒットした映画でも観てない人は、たくさんいる。
そもそも映画に興味ない方もいるだろうし、20年近く前の映画なのだから、若い子なんかはなおさらその可能性は高い。

僕らの時代は良かったみたいな、くだらない世代間差別をいう人もたまにいるが、そんな世代を飛び越え、さらに僕らの死後も語られてもおかしくない映画の一つになってもおかしくないと思う。

レオン 完全版 [Blu-ray]

新品価格
¥1,409から
(2014/7/12 19:10時点)














この前GAOの配信で久々にこの映画を観て、自分の青春時代を思い出してブログ更新する気になった。

内容もさることながら、[STING]の「Shape Of My Heart」のトランプに関する歌詞の思慮深さに再感銘した。

観てない方はぜひエンドロールまで観てもらいたい。



レオン 完全版 [DVD]

新品価格
¥927から
(2014/7/12 19:10時点)










クライマーズハイ 横山秀夫

71OHgtwZQPL._SL1201_.jpg












何度観ても面白い映画に出会うのはなかなか難しい。

ストーリーはわかってるし、オチまで知ってる。

それでもまた観たいと思える作品のひとつだ。




作品は1985年8月12日に実際に起きた日本航空機123便ジャンボジェット墜落事故を題材にした、地元の新聞社の話で、その社内での人間関係、対立、嫉妬、信頼を回想していきながら現在のストーリーも進んでいく。

悠木(堤真一)が上司と喧嘩したり、挫折したりしながら信念を貫き通そうと奮闘していく姿は何度観てもかっこいい。

その悠木に失望させられたりする部下もいるが最終的には信頼関係が生まれていく。

特に、自分達が寸前の所まで詰めていた事故原因のネタを毎日新聞に抜かれた後の玉置(尾野真千子)のセリフが印象に残る。

悠木
「すまん。おれがデスクじゃなかったら佐山(堺雅人)や玉置はスター記者だったかもな」
玉置
「悠木さんの判断は間違ってなかった。そう思っています。そのことだけ伝えたくて、それだけは誰よりも早く抜きたくて走って来ました。」


ひとつの仕事に突き進んでいく人間の精神状態を山登りになぞり、興奮して感覚が麻痺していく「クライマーズハイ」を制しながら「チェック。ダブルチェック」と葛藤していく姿に、職人みたいな哲学を感じる。


この映画に影響を新聞記者を志した人もいると思う。

そして新聞や報道に携わる人には、社の意向やスポンサーに左右される事もあると思うが、そんな時はこの悠木の「新聞記者のプライド」を何度でも観てほしい。




クライマーズ・ハイ [DVD]

新品価格
¥899から
(2014/5/26 17:25時点)









クライマーズ・ハイ (文春文庫)

新品価格
¥720から
(2014/5/26 17:24時点)


















この世で一番大事な「カネ」の話 西原理恵子

51-mg2ZU2pL.jpg












今回高校生ぐらいの時に夢中で読んだ漫画「まあじゃん放浪記」の作者西原理恵子さんのエッセイだったので思わず手にとってみた。

内容が画風とかけ離れててショッキングだったがどうしてもらしさを伝えられそうになかったのでネタバレが多くなってしまった。

以後ネタバレが嫌な方は読み飛ばしていただきたい。


まあじゃんほうろうき (1) (バンブーコミックス)

中古価格
¥1から
(2014/5/25 19:56時点)





《「痛いはダイヤモンド」それは私に限らずお笑いに関わる人間にとって「お約束」だと思う。》

これは「まあじゃん放浪記」を書く時に実際に自分のお金を賭けて損して書いた時のポリシーだそうだ。

10年間で約5000万もスったとか。

それなりの稼ぎを得られるようにはなっていたがまさに「バクチに追いつく稼ぎ無し」だ

美大の予備校時代からけっして上手くない絵を出版社に売り込みに行き、もらえる仕事はエロ本のカットでもなんでも描いてきた彼女ならではだ。

そこらへんの男(勿論、僕を含めて)なんかよりはるかに男らしく行動力がある。




そんな彼女の生い立ちも高知の貧しい田舎で育ち、友達はシャブ中になり、自身も高校を不条理に退学にさせられたりと、とても夢を見いだす事さえできない青春時代を過ごしてきた。

そして、終わりは突然やってきた。
一年かけて大検をとり東京の美大の受験日にお父さんは首をつって死んだ。

お父さんは競艇のために彼女の泣けなしの貯金12万を奪いそれを入れて40万を持って
「これで負けたら俺は死ぬ」と言って家を飛び出した。

「そんな勝負勝てるはずがない。この人はもう死んだほうがいい…」


そんな彼女の諦めとも悟りとも言えるこのひとことは読んでで少し辛くなった。

絶望しか見当たらない。



そして彼女本人もギャンブルにはまり痛い思いと出会いを繰り返していく。


ギャンブルをしたことがあるひとなら、負け方の美学やマナーのクダリにはズキズキ刺さるものがあるんじゃないだろうか?

「負けてもちゃんと笑っていること」
「調子がいい時はご機嫌だが悪くなると当たり散らす人もいるがギャンブルなんて負けて当然なんだからそれだったら最初からやるな」


思いっきり負けて落ち込んでる時でも「今日はこのぐらいにしといたる」という負けた時の切り返し方を身を持って習得している。

実際、負け方の勉強なんて学校では教えてくれない。


そんな人生のスパイスがたくさん詰まったこの本を『負け方』を知らない方に手にとってもらいたい。


最後の谷川俊太郎さんからの質問の彼女の回答が印象に残った。




「何がいちばんいやですか?」






「にくむこと」



挿絵を添えた回答が妙に救われた気がする。


 

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

新品価格
¥596から
(2014/5/25 19:59時点)










舟を編む

81R4o9+9sEL._SL1500_.jpg


いい映画に出会うと終わった後もその空気感に浸れる。

こい【恋】とは

ある人を好きになってしまい、
寝ても覚めてもその人が頭から離れず、
他の事が手につかなくなり、
身悶えしたくなるような心の状態。

成就すれば、
天にものぼる気持ちになる。


おくりびとを劇場で観た後の空気感に似ていた。

悲しいけど温かいそんな物語だ。


辞書作りに関わる主人公の内面を、上記のように淡々と言葉の注釈を入れたりするにくい演出がされてたりして辞書ロマンを感じた。
文字や言葉が溢れる世界をセリフが溢れすぎずに淡々と静かなBGMとともに流れていく。




宮崎あおい、松田龍平、オダギリジョーと好きな俳優がでていて、いろんな賞を受賞していて映画から入ったのだが、原作が好きな作家の1人だった三浦しをんさんだったのも嬉しかった。

松田龍平の演技がとにかくすごい。

いけてない無口、挙動不審、コミュニケーション能力に欠ける青年を今まで演じたアヒルと鴨のコインロッカーやまほろば駅前多田便利店からの力の抜けた飄々としたイメージを、いい意味で一掃して全く違う人物に変身していた。

そんないけてないマジメが、時折キッパリと言い切る時の目に男を感じる。


宮崎あおいは何を演じても様になるし評価も高いのだが、個人的には神様のカルテやツレが鬱になりましてみたいな夫を支える献身的な嫁役が印象深く、今回も同様にストーリーの流れとして配役を演じるだけでなく、各要所要所のシーンでのいらんな表情を鑑賞後も想起させるほど印象を残した。

思わず包丁を研ぎたくなった人もいるんじゃないかと思う。

そして2人の絶妙な距離感を保った夫婦像が魅力的だ。
マジメが落ち込んでいる時、側で背中をそっと支えるシーンは象徴的で松本夫婦の八千草薫の慎ましさと温かさに重なる部分がありこの作品のテーマでもある。

普段、主役の多いオダギリジョーは直感型で辞書作りにも向いてないフランクな同僚役といった設定。
15年かけて一つの辞書を作る設定で小さな職場や本に囲まれた自宅で黙々と辞書作りをする暗くて地味な画面に男としては珍しく華を与えてバランスをとる役回りを見事に演じている。

それから以前にもどこかで電子書籍は自分が思っていたより便利で素晴らしいと書いたが、今回この作品を観て紙の本も辞書もなくならないんじゃないかと思わされた。

ページをめくるときのぬめり感、一枚一枚が重なる事無く吸い付く手触り、色や音にまでこだわる職人魂が描かれていて考えさせられた。

書籍というのはただの情報ではなく一つの作品だ。




そして最後の発表式典のシーンで松本の最後の手紙で「感謝という言葉以上の言葉がないのかあの世で用例採集するつもりです」と顔をあげたマジメに映る奥さんの「ありがとう」という言葉と、一緒に辞書を作ってきた仲間たち面々のカットが最高でした。


何回観ても色あせない後世に残したいと思える一本です。


舟を編む 通常版 [DVD]

新品価格
¥3,063から
(2014/5/4 17:01時点)










舟を編む

新品価格
¥1,620から
(2014/5/4 17:00時点)






舟を編む












ストロベリーナイト

81yGvvV-FML._SL1500_.jpg





姫川(竹内結子)と菊田(西島秀俊)と牧田(大沢たかお)の三角関係が普通のサスペンスにないような色と深みを与えていて面白かった。
ひたむきに姫川を支える菊田の実直さと牧田の深い闇の対比。

姫川の闇を象徴を雨に表現している。

少し映像もストーリーもドロドロしている感があるが、時折でてくる甘いケーキやイチゴミルクのジュースなんかのコントラストでのバランスの取り方が、すごく印象に残った。

確かにリアリティに欠ける部分もあり、この作品を斜に構えて愚作だというレビューも見かけたが、フィクションである事をわかって客は劇場に足を運ぶわけだから「刑事だって人間なんだから」というセリフにあるように、もっと寛容に観ないと損すると思う。

レビューより自分の感性の方が大事。


ストロベリーナイト アフター・ザ・インビジブルレイン DVD

新品価格
¥3,000から
(2014/4/14 17:56時点)





インビジブルレイン (光文社文庫)

新品価格
¥802から
(2014/4/14 17:57時点)








やった人からから成果がでる世界一わかりやすい営業のコツ254 吉野真由美






B00CEO5HT4.01._SX315_SCLZZZZZZZ_V369442766_.jpg





最近ほとんど更新してなかったのだがけっして本を読んでなかったわけではない。

ブログを書こうと思えるほど面白い作品に出会えてなかったというのが一番大きい。

電子書籍で本を読み始めてから特に安いからという理由で気になる書籍を手当たり次第ダウンロードし、どこかで読んだことあるような中身の薄い内容にがっかりするの繰り返しになってきている。




そんな中、自分の仕事の営業上、特にメンタルの部分で役にたった一冊だ。

電子書籍には蛍光色でアンダーラインを引ける機能がついているのだが、かなりの数の線を引かさせていただいたし仕事前に何回も読み返させてもらった。




著書の吉野さんはコンサルタント、講演家、コピーライターのかたわら執筆活動をされていてゼロから立ち上げた営業組織を5年で売上を20倍「年商20億」に拡大した経験を持つ。

営業ではあたりまえの考え方やテクニックもあらためて成果を残してきたかたがいうと説得力が増す。
まず、「その商品やサービスを買う前の人生と買った後の人生がどのようによい方向に変わるのかきづかせる」
ここで「人生」というワードを使うあたりがさすが言葉遣いのプロだなと思う。


そしてこの本がおもしろかったのはスキル以外のこと。

たとえば、「ペットショップで人目につく水槽にいる熱帯魚と人目につかない熱帯魚では、育つにつれ艶や輝きが違ってくるそうです。」
「人間には毎日2億もの情報が飛び込んできていて、自分が求めるものしか脳がキャッチしないようになっている。」

「アメリカの調査では家をでとき、妻から笑顔でキスしてもらう夫は収入も高く健康で長生きするという結果があり、逆に夫婦喧嘩をして家を出た夫は交通事故にあう確立が高いそうです」

といった、スキル以外のことでの情報が営業職についてないかたでも興味をもって読めると思う。




新しくできた会社の9割は5年以内に実質倒産状態になるそうです。


どこかで商品さえ良ければ売れると思ってた自分に、改めて営業とマーケティングの重要性にきづかされた一冊でした。

学ぶことよりも行動。


吉野さんのいうように「暖かい部屋でスキーの本を読んでいてもスキーは一向に上達しないですから」





やった人から成果が出る!世界一わかりやすい営業のコツ254 〈ライフアドベンチャー倶楽部 特別版〉















凡人を達人に変える77の心得 野村克也

B00DS3F7KY.01._SX315_SCLZZZZZZZ_V380047838_.jpg


 最近、電子書籍でしか本をよんでいない。

紙の本のがいいに決まってると思っていたが、たまたま親戚に譲り受けたiPadminiが

もっぱら自分の本棚になってる。

実際使ってみるとメリットしか感じない。

まず電子書籍の方がまず安い。

送料がかからない上にセールとかやってれば中古で古本やで買うような値段、99円とか、


著作権にかからないものに関しては無料でダウンロードできたりする。

wifi環境にあれば辞書やウィキペディアを引きながら読めるし、

気になった箇所に色分けしてマーキングラインをつけれる。

キンドルアプリに関してはiPhone同期してスマホ端末で読める。

しいてデメリットをあげるとすればまだ電子書籍自体の数がすくない事だろうか。


話がそれてしまったが、その電子書籍のセールで199円で出てて、

レビューも良かったので思わず衝動買い。

野村克也さんといえば、なにかしらぼやいて、可愛らしいイメージを持っていたのだが、

本書を読後にイメージが全く変わってしまった。

かなり頭が良く、かなり多くの本を読んでいる。


現役時代、南海ホークスで三冠王をとったことある一流の選手街道を通って来たとばかり思っていた。

実際はピッチャーの球を受けるブルペンキャッチャー欲しさに南海にテスト生として入団した。

それからはたえまぬ努力と相手ピッチャーのデータ収集で三冠王が取れるまでとなった。

現役晩年は南海を退団したあとも現役にこだわりチームをわたり歩いた。

ここでの経験が、現役晩年の選手の気持ちがわかり、野村再生工場の礎ともなっているのだろう。

そして監督としても下位チームを上位に押し上げたり、いろんな名選手を育て上げた。

野村さんの好きな言葉に

財を残すは下

仕事を残すは中

人を残すを上とする

中国の古いことわざといわれているがまさしく野村さんは「上」である。




野村さんがテレビでたまたまみかけたエピソードだが、

ヤクルト時代の教え子の中に加藤博人という中継ぎピッチャーがいる。

現在はヤクルトの二軍投手コーチをつとめている。

彼はカメラの前でボロボロのノートを何冊も取り出した。

そこには、野村さんがミーティングで話した

「読書は博学なる人をつくり、会話は機敏なる人をつくり、筆記は確実なる人をつくる」

といった細かい字でびっしりとメモされていた。

そのノートを彼は指導に役立てているという。


データを収集してのいわゆるID野球は今ではどこのチームでもやってる。

その上でハウツーやノウハウだけではなく

人を残した野村さんの野球界への功績は計り知れない。


wpXレンタルサーバー






凡人を達人に変える77の心得












アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎













アヒルと鴨のコインロッカー


このタイトルをツタヤで見つけた時、???

てなりながら「神さま、この話だけは 見ないでほしい」

というジャケットに書かれた言葉に惹かれて手にとった記憶がある。


全て見終わった後はタイトルの意味も神様の意味も全部理解でき、伊坂幸太郎にはまるきっかけになった作品だ。
原作はもちろんだが、キャストを含め監督からボブ・ディランの「風に吹かれて」まで全てがハマってて何度も観た。



つい先日GyaOで無料でやってたので記憶を辿りながら。

ひとつ言えることはとりあえず観て、というしかない。

邦画はつまらいなんていうのは迷信だと思えるし、この映画はネタバレせずにみてほしい。


ただ、再び見ると、当時記憶に残ってないシーンが印象に残ったりする。

以下ネタバレありなので、まだ観てない方は飛ばしていただきたい。
41GVO9IaxHL.jpg



・瑛太のブータン人として泣く演技がうますぎる。当時はストーリーがメインだったが、
こういう役者の演技も作品を引き立ててると改めて思った。

・関めぐみ「ことみ」が「神様を閉じ込めとこう」というセリフと浜田岳の終盤でのセリフが重なる所が印象的。

・ことみがはねられて捕まってた犬が逃げてるのみて安心して弱々しく笑うシーン。



やっぱりいい映画や作品は何度も見るべきだ。

テレビなんかでやるロードショウも一度観たからいいやとスルーする人もいるだろうけど、

当時、見落としてる部分であったり、当時と違う自分の視点から観る醍醐味は必ずあると思う。



アヒルと鴨のコインロッカー [DVD]

新品価格
¥3,683から
(2013/10/14 06:33時点)




アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)










アヒルと鴨のコインロッカー [ 伊坂幸太郎 ]

価格:700円
(2014/4/13 14:23時点)
感想(195件)


一日5分で身につくできる人の速読術 金指善孝

a=B00CSQ310U+d=_SCR(2,0,1)_+o=01+s=RMTILE+va=MAIN+ve=383853317+e=.jpg


 今まで速読系の本を何冊か読んできたけど、速読てなにかの魔法や超能力みたいに自分には到底できるようになるものではないて思ってた。

しかしこの速読ノウハウはほんとに実践的で読みやすかった。









今まで読んできた本は読まない部分を増やしたり、部分的なかたまりを繋げて推測をするだとか、面で読むとか難しくてもともとじっくり読む習慣のある自分にはおとぎ話だった。


実際の速読のノウハウについては実際この本を手にとって実践してもらいたいのでここでは割愛させて頂く。

一番面白かったのは読書に対する考え方とその効能だ。

読書をアスリートの一つととらえ一秒一秒を大切にすること。

朝起きたら5分以内に本を手に取り脳を強制的に起こすこと。

速読は魔法ではなくあくまでスキルの一つであり速読によって情報感度力を上げること。


特に何度も本書で出てくる「情報感度力」、という言葉は決して受動的な言葉ではなく、能動的な言葉として使われている。



著者は最後に「情報感度力」を高めたいという意識が重要であり、実行することが必要不可欠とおっしゃられている。

また速読をただの読書術と狭く解釈している人は、インプットだけしても無意味でという意見にも、速読はもっと広い概念でありインプットとアウトプットの両輪である、と最後を閉めている。


この本を読んで自分が一番感銘を受けたの速読のノウハウでなくこの著者の考え方だと思う。


ぜひ読むべき本の一冊。


1日5分で身に付くデキる人の速読術









<< 前へ     >>次へ
プロフィール

ちゃあ
サラリーマンやりながら、ほそぼそとブログやってます。
リンク集
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。