４０歳を過ぎて仕事をやめる

今さらながら、映画「15時17分、パリ行き」を見てきました。



実際に2015年８月にアムステルダム発パリ行きの高速鉄道で起きた銃乱射のテロ行為を映画化したものです。

実際にあった話の映画化が好きなので、とても興味がありました。

更に興味深いのは、このテロリストに3人のアメリカ人が立ち向かったのですが、
その実際に立ち向かった本人達が出演しています。

実際にあった映画を見て感動すると、本人はどんな人なんだろうと物凄く気になってしまします。
たまに最後に本人のインタビューなど、本人がちらっと出演する映画もありますが、
この映画は画期的なことに、本人が主演するというもので、
かなり気になっていました。

見終わった感想は、

�@本人の演技は、とても自然で上手でした。
　素人と思えないナチュラルな演技でした。
　特に黒人の方は、物凄くカメラ映えが良かったと思います。

�Aテロリストとの攻防はとてもリアルでハラハラしました。
　テロリストを取り押さえるまでの過程がリアルで、結果が分かっているのに、ハラハラしました。

と良いところも多いのですが、
なぜか見終わった後の満足感は大きくありませんでした。

好きじゃなかった点は、
場面転換する際など途中で、テロリストとの攻防の一部が挟まれるのですが、
その挟まれるシーンが最後にまた流れるので、
テレビのＣＭを何回も見ているような冗長な感じがして、
複線として挟むならまだしも、
結果や流れがわかっている映画で、わざわざ挟む必要は高くなく、なんだか中途半端な感じになってました。

あと、本人が主演しているせいか、
いろんな意味で、深堀りができてなく、
なんだか登場人物がのっぺりとした感じがして、
せっかく本人が出演していても
感情移入ができなかったように感じます。

ちょっと期待しすぎていたのかもしれませんが、
見終わった後の感想は、思っていたほど高くありませんでした。

なので、点数は、
１０点中の６点です。

勇気ある行動をした本人を出演されるという画期的な試みは素晴らしいですが、
クリント・イーストウッド監督には、もう少し上手く表現してほしかった・・・・








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