問題は四肢択一式です。正解と思う肢の番号を1つ選んでください。
[ No.28 ]
事前調査に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
1.着工に当たって,埋蔵文化財の有無について調査を行うこととした。
2.着工に当たって,敷地の高低差や既存樹木が設計図書と整合しているか確認をすることとした。
3.土の掘削計画に当たって,振動が発生するため,近隣の商店や工場の業種の調査を行うこととした。
4.防護棚の設置に当たって,敷地の高低差や地中埋設配管の位置の確認をすることとした。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.◯
4.×
防護棚は朝顔ともいわれ、落下物に対するの危害防止のために足場に設ける。敷地地盤の高低及び地中埋設配管の調査とは関係がない。防護棚を道路上空に設ける場合には、道路管理者、所轄警察署長の許可が必要となる。
[ No.29 ]
仮設計画に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
1.既存の塀が所定の高さを有し,危害を十分防止し得る構造であったため,仮囲いとして使用することとした。
2.工事用ゲートを複数設置するため,守衛所をメインのゲート脇に設置し,その他は警備員だけを配置することとした。
3.塗料や溶剤等の保管場所は,管理をしやすくするため,資材倉庫の一画を不燃材料で間仕切り,設置することとした。
4.施工者用事務所と監理者用事務所は,機能が異なるため,部屋を分けて設けることとした。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.×
可燃性材料の保管については、次のとおり消防法等で定められている。
@不燃材を使用した独立の平家建とし、周囲の建物から規定された間隔を確保する。
A屋根は軽量な不燃材料で葺き、天井は設けない。
B建物内の置き場は、耐火構造の室を選ぶ。
C床には、不透明性の材料を敷く。
D消火に有効な消火器や消火砂等を備える。
E十分換気を図る。
F窓及び出入り口には、防火設備を設ける。
G出入口には戸締りを設け、「塗料置場」や「火気厳禁」の表示をする。
4.◯
[ No.30 ]
建築工事に係る届出に関する記述として,不適当なものはどれか。
1.掘削深さが10m以上である地山の掘削を行うため,建設工事計画届を労働基準監督署長に届け出た。
2.延べ面積が10m2を超える建築物を除却するため,建築物除却届を労働基準監督署長に届け出た。
3.仮設のゴンドラを設置するため,ゴンドラ設置届を労働基準監督署長に届け出た。
4.耐火建築物に吹き付けられた石綿等の除去作業を行うため,建設工事計画届を労働基準監督署長に届け出た。
答え
2
[ 解答解説 ]
1.◯
2.×
建築物除却届は建築行為と同様に、建築基準法第15条により、建築主事を経由して都道府県知事に届出る。ただし、当該部分の床面積の合計が10m2以下である場合は、不要である。
3.◯
4.◯
[ No.31 ]
工程計画の検討に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
1. 工区割りを行い,後続作業を並行して始めることにより,工期短縮が可能か検討する。
2. 作業ごとに1日当たりの作業量が,それぞれ均等になるように調整する。
3. 工程計画上のマイルストーン(管理日)は,工程上の重要な区切りを避けて計画する。
4. 工事を行う地域における労務,資材,機材等の調達状況を調査して,手配を計画する。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.×
工程上の重要な区切りにマイルストーン(管理日)を設けて、総合工程表を立案する。
4.◯
[ No.32 ]
バーチャート工程表に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
1. 出来高の累計を重ねて表現したものは,工事出来高の進捗状況が把握しやすい。
2. 建築現場で長年にわたって使用されており,工事全体の工程がわかりやすい。
3. 各作業の相互関係がわかりやすく,クリティカルパスが把握しやすい。
4. 各作業ごとの日程及び工事全体の工程計画が作成しやすい。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.×
バーチャート工程表は、各作業の工程は把握しやすが、各作業の相互関係がわかりにくく、クリティカルパスは把握しにくい。
4.◯
[ No.33 ]
次のうち,品質管理に関する用語として,最も関係の少ないものはどれか。
1.マニフェスト
2.ISO9000ファミリー
3.QA表
4.管理図
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
マニフェストとは、産業廃棄物管理票のことであり、特に不法投棄防止の観点から産業廃棄物を適正に処理するためのものであり、品質管理とか関係が少ない。
2.◯
3.◯
4.◯
[ No.34 ]
工事現場における試験に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
1.フレッシュコンクリートのスランプの測定は,スランプゲージを用いて行った。
2.外壁タイル張り後のタイル接着力の測定は,油圧式簡易引張試験器を用いて行った。
3.構造体コンクリートのひび割れの幅の測定は,クラックスケールを用いて行った。
4.吹付けロックウールによる耐火被覆材の厚さの測定は,ダイヤルゲージを用いて行った。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.◯
4.×
断熱工事における硬質ウレタンフォーム断熱材の吹付け作業は、ワイヤゲージ等を用いて随時厚みを測定する。ダイヤルゲージは塗膜厚の測定などに用いられる。
[ No.35 ]
鉄骨工事の検査に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
1. 溶融亜鉛めっき面の割れの検査は,目視で行った。
2. 溶接部のブローホールの検査は,目視で行った。
3. 溶接部の表面割れの検査は,浸透探傷試験により行った。
4. スタッド溶接部の検査は,打撃曲げ試験により行った。
答え
2
[ 解答解説 ]
1.◯
2.×
ブローホールとは、溶接金属の中に発生した気孔のことで、溶接欠陥の一種である。目視では確認できない。
3.◯
4.◯
[ No.36 ]
作業主任者を選任すべき作業として,「労働安全衛生法」上,定められていないものはどれか。
1. 工作物のコンクリートの打込みの作業
2. 土止め支保工の切りばりの取り外しの作業
3.高さが5mのコンクリート造の工作物の解体の作業
4.高さが5mの足場の変更の作業
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
工作物のコンクリートの打込みの作業は定められていない。労働安全衛生法施行令第6条各号参照
2.◯
3.◯
4.◯
[ No.37 ]
足場に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
1. 単管足場の地上第一の布は,高さ2m以下の位置に設けた。
2. 単管足場の隣接する建地の継手部は,同一レベルとなるように配置した。
3. 単管足場の建地の間隔は,けた行方向1.85m以下,はり間方向1.5m以下とした。
4. 移動式足場(ローリングタワー)の脚輪のブレーキは,移動中を除き,常に作動させた。
答え
2
[ 解答解説 ]
1.◯
2.×
単管足場の建地の継手は,千鳥となるように配置する。
3.◯
4.◯
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