2017年07月26日
“ヒアリ”が怖いです。。。
腹部末端の毒針で人を刺す南米原産の「ヒアリ」が東京湾や大阪港、名古屋港などで相次いで発見されています。極めて攻撃的なアリで、地域にていえたくすると住民の大半にあたる50〜90%の人が刺されるとも言われています。今はまだ水際でのニュースに留まっていますが、そのうち内陸部にも姿を現し始めるんじゃないでしょうか。夏になると毎年こういった怖い話が舞い込んできますよね。怖いのでここ2、3日でちょっと調べてみました。
『ヒアリの特徴』
・漢字で書くと「火蟻」となるそうです。赤茶色の小型のアリで、腹部は濃く黒っぽい赤色。体長は5〜6mmとバラつきがある。お尻に毒針がある。
土で蟻塚を作って済むこともヒアリの特徴。(土で蟻塚を作る日本の在来種はいないんだそうです。)この蟻塚を刺激すると、大量のアリが出て来て大変危険なんだそうです。
・国際的にもっとも深刻な影響を及ぼす外来生物として、「世界の侵略的外来生物ワースト100」にも選定されています。
・貨物に紛れて気づかないうちに持ち込まれ、アメリカ、オーストラリア、マレーシア、中国、台湾など環太平洋諸国に分布が急速に広がっています。
懸念される影響
・生態系に関わる影響
他種のアリと競合し駆逐するおそれがある。極めて攻撃的で、爬虫類、小型哺乳類を集団で攻撃し捕食することが知られ、鳥類の営巣等に影響を及ぼした例もある。
・農林水産業に関わる影響
馬、牛、鶏など家畜への死傷被害。
・人体に関わる被害
アナフィラキシーの症状は命に関わることもあるが、台湾を含め海外での死亡例は確認されていない。
・その他
電機製品内部に侵入し配線類をかじる等の電気通信系の被害も多い。
ヒアリと思われるアリを見つけたら
・生きた個体を手で触らない。
・地元の自治体または地方環境事務所に連絡。
<参考:ヒアリの簡易的な見分け方>
・赤っぽくツヤツヤしている。腹部の色は暗め。
・働きアリの大きさが5〜6mmと連続的な変異がある。
・行列を作り餌に集まる。
☆ヒアリでないもの
・黒いアリ(ただし海外には黒いヒアリ類もいる)
・2.5mm以下の小さいアリ。
・赤っぽいアリでも大きさに連続的変異のないもの。
※ヒアリかどうかは、専門家が顕微鏡を使って観察しなければ判断できません。
⇒地元の自治体、または地方環境事務所に連絡する。
『ヒアリの駆除』
駆除方法は、熱湯、液剤、ベイト(毒餌)剤が有効
・熱湯:熱湯が直接かかる範囲のアリは死ぬが、蟻塚の深部にいるヒアリは駆除できない。
・液剤:巣に直接散布する。個体には通常のアリ用殺虫剤が効くが、市販の液剤より、専門業者による高圧散布の方が高い効果が期待される。
・ベイト剤:時間は要するものの、熱湯や液剤よりも確実に駆除できる。
(港湾地域やその周辺等で侵入が懸念される場合には、フィプロニルを含み市販のベイト剤の使用が望ましいとされています。)
⇒ただ、ヒアリは攻撃性が高いため、個人で対応しようとせずに、自治体や地方環境事務所に相談したほうがいい。
『ヒアリに刺された場合』
<主な症状>
・軽傷:刺された部位の痛みやかゆみ
刺された瞬間は熱いと感じるような、激しい痛みが走る。やがて刺された痕が痒くなる。10時間ほどたつと膿ができる。
・中度:蕁麻疹
刺されて数分〜数十分で刺された部分を中心に腫れが広がり、部分的、または全身にかゆみを伴う発疹(蕁麻疹)が現れる。
・重度:呼吸困難、血圧低下、意識障害
刺されてから数分〜数十分の間に、息苦しさ、声枯れ、激しい動悸やめまいを生じることがある。進行すると意識を失うことがある。これらの症状が出た場合には「アナフィラキシー」である可能性が高く、処置が遅れると生命の危険も伴う。
刺された直後の対処
・患部を水で洗う。
・20〜30分は安静にし、体調の変化がないか注意する。
・軽度の症状のみであり、症状が悪化する様子がなければ、急いで受診しなくてもよい。
・ただし、患部は数時間で膿んで腫れることが多いため、念のため皮膚科で診てもらった方がよい。
容体が急変した時
・アナフィラキシーの可能性があるため、一番近い病院で受診する。
・「アリに刺されたこと」「アナフィラキシーの可能性があること」を受診の際に伝える。
『その他注意点』
健康被害を防ぐためには、日常生活で次のことに注意するとよいとされています。
被害が起きやすい状況
・農作業、庭の手入れや家庭菜園など屋外での作業。
・野外に置いてあるサンダル等を履く。
予防策
・野外での作業時にはプラスチック製の手袋を着用するなど、肌を露出しない。
・アリが体を登りにくくするために、ベビーパウダーを靴やズボンに振りかけておく。
・サンダル等を外に置きっ放しにしない。
という感じで調べてまとめてみました。あくまで日常に起こりそうな、ありえそうなことだけを拾い集めた情報なので、これ以外にも様々な症状や対処法などがあると思います。最近になって話題になったものなのでまだまだ情報不足なところが多々あるでしょう。ニュースなどで報じられる最新の情報に常に耳を傾けていくことが大切かもしれませんね。
『ヒアリの特徴』
・漢字で書くと「火蟻」となるそうです。赤茶色の小型のアリで、腹部は濃く黒っぽい赤色。体長は5〜6mmとバラつきがある。お尻に毒針がある。
土で蟻塚を作って済むこともヒアリの特徴。(土で蟻塚を作る日本の在来種はいないんだそうです。)この蟻塚を刺激すると、大量のアリが出て来て大変危険なんだそうです。
・国際的にもっとも深刻な影響を及ぼす外来生物として、「世界の侵略的外来生物ワースト100」にも選定されています。
・貨物に紛れて気づかないうちに持ち込まれ、アメリカ、オーストラリア、マレーシア、中国、台湾など環太平洋諸国に分布が急速に広がっています。
懸念される影響
・生態系に関わる影響
他種のアリと競合し駆逐するおそれがある。極めて攻撃的で、爬虫類、小型哺乳類を集団で攻撃し捕食することが知られ、鳥類の営巣等に影響を及ぼした例もある。
・農林水産業に関わる影響
馬、牛、鶏など家畜への死傷被害。
・人体に関わる被害
アナフィラキシーの症状は命に関わることもあるが、台湾を含め海外での死亡例は確認されていない。
・その他
電機製品内部に侵入し配線類をかじる等の電気通信系の被害も多い。
ヒアリと思われるアリを見つけたら
・生きた個体を手で触らない。
・地元の自治体または地方環境事務所に連絡。
<参考:ヒアリの簡易的な見分け方>
・赤っぽくツヤツヤしている。腹部の色は暗め。
・働きアリの大きさが5〜6mmと連続的な変異がある。
・行列を作り餌に集まる。
☆ヒアリでないもの
・黒いアリ(ただし海外には黒いヒアリ類もいる)
・2.5mm以下の小さいアリ。
・赤っぽいアリでも大きさに連続的変異のないもの。
※ヒアリかどうかは、専門家が顕微鏡を使って観察しなければ判断できません。
⇒地元の自治体、または地方環境事務所に連絡する。
『ヒアリの駆除』
駆除方法は、熱湯、液剤、ベイト(毒餌)剤が有効
・熱湯:熱湯が直接かかる範囲のアリは死ぬが、蟻塚の深部にいるヒアリは駆除できない。
・液剤:巣に直接散布する。個体には通常のアリ用殺虫剤が効くが、市販の液剤より、専門業者による高圧散布の方が高い効果が期待される。
・ベイト剤:時間は要するものの、熱湯や液剤よりも確実に駆除できる。
(港湾地域やその周辺等で侵入が懸念される場合には、フィプロニルを含み市販のベイト剤の使用が望ましいとされています。)
⇒ただ、ヒアリは攻撃性が高いため、個人で対応しようとせずに、自治体や地方環境事務所に相談したほうがいい。
『ヒアリに刺された場合』
<主な症状>
・軽傷:刺された部位の痛みやかゆみ
刺された瞬間は熱いと感じるような、激しい痛みが走る。やがて刺された痕が痒くなる。10時間ほどたつと膿ができる。
・中度:蕁麻疹
刺されて数分〜数十分で刺された部分を中心に腫れが広がり、部分的、または全身にかゆみを伴う発疹(蕁麻疹)が現れる。
・重度:呼吸困難、血圧低下、意識障害
刺されてから数分〜数十分の間に、息苦しさ、声枯れ、激しい動悸やめまいを生じることがある。進行すると意識を失うことがある。これらの症状が出た場合には「アナフィラキシー」である可能性が高く、処置が遅れると生命の危険も伴う。
刺された直後の対処
・患部を水で洗う。
・20〜30分は安静にし、体調の変化がないか注意する。
・軽度の症状のみであり、症状が悪化する様子がなければ、急いで受診しなくてもよい。
・ただし、患部は数時間で膿んで腫れることが多いため、念のため皮膚科で診てもらった方がよい。
容体が急変した時
・アナフィラキシーの可能性があるため、一番近い病院で受診する。
・「アリに刺されたこと」「アナフィラキシーの可能性があること」を受診の際に伝える。
『その他注意点』
健康被害を防ぐためには、日常生活で次のことに注意するとよいとされています。
被害が起きやすい状況
・農作業、庭の手入れや家庭菜園など屋外での作業。
・野外に置いてあるサンダル等を履く。
予防策
・野外での作業時にはプラスチック製の手袋を着用するなど、肌を露出しない。
・アリが体を登りにくくするために、ベビーパウダーを靴やズボンに振りかけておく。
・サンダル等を外に置きっ放しにしない。
という感じで調べてまとめてみました。あくまで日常に起こりそうな、ありえそうなことだけを拾い集めた情報なので、これ以外にも様々な症状や対処法などがあると思います。最近になって話題になったものなのでまだまだ情報不足なところが多々あるでしょう。ニュースなどで報じられる最新の情報に常に耳を傾けていくことが大切かもしれませんね。
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