パ・リーグは、残り試合約20試合を残し楽天のマジックは18、
一方のセ・リーグは同じ残り試合数で巨人がマジック11となっています。

もちろん、セ・パともに優勝争いは気になるところですが、
現在セ・リーグ最下位、クライマックスシリーズの自力での進出も
既に失っている球団がただ1人の外国人助っ人の活躍で球界から
大きな注目を浴びているのは言うまでもありません！

今日の対広島戦でも先発前田健太投手から第1打席でホームランを放ち、
あの大記録にあと1本に迫ったW．バレンティン選手（ヤクルト）！

「大記録」とは、世界のホームラン王の王貞治さんが1964年（昭和39年）に
ご自身3回目のホームラン王に輝いた時の記録です。
※奇しくも、東京オリンピックが開催された年ですね！

過去この記録に2001年にT．ローズ選手（当時近鉄、現オリックス）、
2002年にA．カブレラ選手（西武）が並びましたが、超えることが出来ませんでした。
松井秀喜さんが、巨人入団時に付けた背番号「55」はこの王貞治さんの
偉大な記録から頂いたとも言われています。

しかし、54年の歳月を経てとうとうこの伝説のホームラン記録を超えるまで
あと2本と迫りました。

バレンティン選手は、2011年・2012年のホームラン王（いずれも31本）に
輝いています。
しかも、現在打率．341（セ・リーグ1位）、打点114（セ・リーグ2位）と
ホームランを合わせれば3冠王も狙える成績を残しています。

ヤクルトの残り試合23試合を考えると、残り2本は時間の問題だと思います。
アメリカでイチロー選手がメジャー記録を塗り替えているように、
バレンティン選手が、54年破られなかった偉大な記録を塗り替えても
拍手で称えるべきだと思います。

チームの順位を考えればモチベーションを保つことは容易ではないと思いますが、
ぜひ2020年の東京オリンピックが決まったこの2013年に破ってもらいたいですね！