1本のゲームについて紹介するのを忘れていました。
先日から「スゴロクで学ぶユーチューブ」15本目の動画として
『創業300年、日本の伝統工芸を元気にする! 中川政七商店編』
を公開しています。
なぜかしら、「トレジャー・ファクトリー」は紹介していたのですが
「中川商店」は忘れていました。
遅ればせながら、ゲームのポイントを解説させていただきます。
中川商店は、創業300年、日本の伝統工芸の再生を目指し
工芸品のブランド化により直営店の経営や共同展示会を実施しています。
ゲームの主人公は、中川政七商店の13代目・中川政七
(「淳」から「政七」に改名)さんです。
『日本の工芸を元気にする!』を参考文献に制作しています。
価格:1,760円 |
「スゴロクで学ぶ ユーチューブ」で検索できます。
(「スゴロク」はカタカナ入力)
中川淳さんは、中川政七商店の13代目として生まれます。
奈良の有名進学校・東大寺学園から一浪して
京都大学法学部に入学します。
弁護士を目指しますが挫折、2年留年のうえ富士通に入社します。
富士通で働きだすと、昇進に時間がかかる
大企業の人事制度に抵抗を感じます。
若くして事業の推進にかかわりたい希望から
富士通を退社して実家の中川政七商店に転職します。
入社後、和雑貨の事業を担当することで
「日本の工芸を元気にする」というビジョンを掲げ始めます。
ビジョンとともに働くということ 「こうありたい」が人と自分を動かす (単行本) [ 山口周 ] 価格:1,760円 |
各地域の工芸品会社に対するコンサルティング
工芸品の販売強化、お土産用民芸品の再生などに取り組みます。
このゲームのポイントは、「日本工芸を元気にする」という理念に基づき
工芸ビジネスで3つのマーケティング戦略を展開したことです。
1ブランドの開発
@游中川:古くからの布を現代風に再現
A粋更(きさら):日本の心を形にした贈り物
B中川政七:機能的な日常の道具
2直営店の出店
他人任せの卸業の限界を感じ、自社の直営店を出店するため
ブランドを育成、直営店を開業
2020年 全国に62店出店
3共同で事業展開
地場企業の商品開発・販売のコンサルティング行い
彼らと共同して展示会や店舗を出店する
展示会「大日本市」 土産店「仲間見世」
伝統工芸品ブランドの感性マーケティング 能作・吉岡甚商店・とみや織物・白鳳堂 [ 長沢伸也 ] 価格:2,090円 |
2008年父に代わり社長に就任、創業300年となる
2016年には13代目・中川政七を襲名します。
このゲームを通じ、中川政七商店の成功要因=
@ビジョンの明確化 Aブランドの開発 B販売力の強化 C共同事業の展開
など、工芸品ビジネスに関する仕事の進め方について学びます。
さらに、「どのようにして自分らしい仕事を見つけ出し
どのようにして自らの知識・能力を高めながら社会に貢献する働き方をする」
かについて学ぶことができます。
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