前年比36%増加の予測が出ています。
JAL・JTBなどコロナで業績不振だった企業も
採用を再開したようですから、増加も当然のようです
ただ、ロシアのウクライナ侵略や円安問題があり
業種によって採用のバラツキはあるみたいです。
どのような業種の採用が多いかと調べていると
面白いデータが見つかりました。
『日経MJ』新聞に、「流通・外食業界」の
来年度採用数の詳細が掲載されていました。
業界全体としては、前年比11.5%増ですが
企業別の採用者数を見て驚きます。
1位はイオングループで3,200名です。
2位ヤマダ・3位ノジマです。
4位以降が驚きです。
4位ウェルシア、5位クスリのアオキ、6位アインG 9位サンドラッグ
10位スギ薬局、11位コスモ薬品、12位日本調剤Gときます。
採用数上位12社のうち、ドラッグストアが7社を占めています。
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こんなに採用して大丈夫なのでしょうか?
市場は常に変化します。
今は好調な業界も、10年にどうなっているかわかりません。
業界10年後に縮小していれば、大量リストラも起きます。
参考になるのは、紳士服のスーツ業界です。
アオヤマ 2012年3月期売上 1691億円 → 2022年3月売上 1200億円
アオキ 2012年3月期売上 942億円 → 2022年3月売上 854億円
コナカ 2012年9月期売上 659億円 → 2022年9月売上 750億円
はなやま 2012年3月期売上 515億円 → 2022年3月売上 410億円
コナカを除き、軒並み大幅赤字です。
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かってスーツ企業が急成長した時に大量採用された人たちは
いま会社でどのような状態にあるのでしょうか?
1987年からのバブル期に大量採用された社員が
多くの企業でリストラの対象になっているようです。
大量採用されると、何年後かに
リストラの危機にまきこまれるかもしれません。
就活中の皆さん、「いま大量採用の会社=好調な会社」
へは入社しやすいはずです
しかし、何年後かに市場が縮小しはじめたりすると
リストラの確率も高くなります。
入社する業界・会社については、慎重に判断してください。
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