コロナ、温暖化防止、大国の対立と、世界が不安要因に包まれています。
それでも、来年度入社に向け恒例の就職戦線が本格化しています。
世の中が不安定になり、世界の持続的成長が大きな課題になっている
からでしょうか、「SDGs」という言葉をよく聞くようになっています。
「SDGs」は、2015年9月の国連サミットで採択された
「持続可能な開発のためのアジェンダ2030」です。
SDGsでは、17のゴールと169のターゲットが設定されています。
17のゴールは、「@貧困をなくそう、A飢餓をゼロに
C質の高い教育をみんなに、E安全な水とトイレを世界中に
G働き甲斐も経済成長も、L気候変動に具体的対策を
Pパートナーシップで目標を達成しよう」などになっています。
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ゴールを達成するために、169のターゲットが設定されています。
このゴールやターゲットを読んでいると
将来の社会の姿とその働き方が見えてきます。
自分らしい仕事探しに役立つような気がしてきました。
2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望 [ 落合 陽一 ] 価格:1,650円 |
「40代の非正規で働く就職氷河期世代」の問題から
「753退社」まで、自分らしい仕事をみつけ
自分らしく働いてもらう材料にしてほしくなります。
就職氷河期世代の行く先 (日経プレミアシリーズ) [ 下田 裕介 ] 価格:935円 |
自分らしく働く近道は
「夢中になれることを仕事にする」ことだといわれています。
働き方として、「夢中になれることを仕事にする」のが正解だとしても
現実にはなかなか大変です。
大変な理由は、「仕事につながる自分が夢中になれること」が
わからない人が多いはずです。
このような人達のため、適職診断があります。
マークシート式で質問に回答していくと
あなたに適した職業は〇〇〇と明らかにしてくれます。
職種が提示され、あなたの適職だとされます。
ただ、この診断に関して2つ問題があります。
一つは、適職判断に関して、根拠の説明を欠くようです。
根拠もわからず結論だけ言われても、当事者は困惑します。
適職診断の結果に疑問を感じてしまいます。
いまひとつ、実感がわかなかったりするはずです。
適職診断に関するもう一つの疑問は、仕事を通じての社会への貢献
社会的役割に関しての説明が不足がちな点です。
「夢中になれる仕事」は、かならず社会的な貢献と接点が必要です。
社会に役立つことをしているといった実感、それにより周囲から
働きを認められているという欲求が満たされなければなりません。
長続きする「夢中になれる仕事」は、仕事を通じた社会貢献により
自分の承認欲求が満たされることが条件になります。
単に、あなたの適職はこれだといわれても、社会貢献と承認欲求を
満たすことができなければ、自分らしい仕事になりません。
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SDGsの17のゴールと169のターゲットは、
いま社会で困っている問題のゴールと
それを解決するための方法=仕事になります。
169のターゲットは、社会的貢献を前提にした各種の仕事になります。
169のターゲットは、「自分が夢中になれる仕事がわからない人」にとって
社会が求めているニーズと、それを解決する方法を具体的に表現しているため
自分らしい仕事を選ぶうえで非常に参考になります。
「夢中になれる仕事」を選ぶために
SDGsを有効に活用すべきかもしれません。
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