「モバゲー市場の拡大に向け、想定外の問題を解決」が完成しました。
28弾に続きDeNAがテーマで、今回の主人公は住友銀行から
転職されて会長になられた春田真さんです。
『黒子の流儀』 DeNA不格好経営の舞台裏」や
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『不格好経営 チームDeNAの挑戦』などを参考文献に制作しました。
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春田さんは、モバゲー市場の普及・拡大に努力し
DeNAの成長に大きく貢献します。
モバゲー市場の創造において、新市場がゆえに
発生する想定外の問題の解決にあたります。
モバゲーへの社会的批判の解消から公正取引委員会の立ち入り検査を
受けた取引妨害事案まで、難解な問題の解決でリーダーシップを発揮します。
その実績から、常務にまで昇進します。
そんなとき突然、南場社長が退任することになります。
ガンを発病したご主人を看病するための辞任です。
次期社長を選ぶという想定外の問題が発生しました。
後継者社長候補は、技術屋の取締役・守安さんと
事務屋の常務取締役・春田さんの2人でした。
春田さんは、自分が後任社長に適任とうけとめていました。
南場さんも、春田さんについてよき相棒であり
もっとも時間を共にした人と賞賛しています。
しかし、実際に社長になったのは
南場さんが「いびつな天才」と称していた、
モバオクやモバゲーの事業化を進めた技術屋の守安さんでした。
その最大の理由は、南場さんが「守安さんの才能」に
魅力を感じてたからです。
守安氏について、「こいつに社長をやらせたら面白いだろう
ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズを超える経営者に
なるのではと感じていた」と記しています。
春田氏も「南場さんは以前から守安の才能を
愛している」とみていました。
つまり、「愛している・・・」という極めて主観的で
感情的理由で守安氏が社長に指名されたともいえます。
後継者選びにおいては、「理屈でなく感情=相性」
という人間的な要素によって決定するようです。
出世するということは、椅子取りゲームと似ています。
限られたポジション=椅子を、多くの人で争います。
椅子に限りがあるので、かならず誰かがポストからあぶれます。
超一流会社になると、もともと優秀な学生が入社します。
能力的にみて、誰が管理職になっても不思議でない人材がそろっています。
優秀な人どうしでの椅子取りゲームとなります。
ポジションにあった素晴らしい実績を残せる人ばかりです。
そんな状況で、後任を推薦する立場になったら
おそらく多くの人が自分と人間的に相性の合う
魅力を感じる愛せる人を選ぶようです。
会社の中で、出生していく人、出世できない人
その差は上司とのつながりになります。
上司と相性が合うかどうかに大きく影響されます。
愛される人間性を持っていることが、えらくなるかどうかを決めるようです。
第29弾は、昇進するかどうかを決めるのは、「人間関係=相性」という
生々しい問題に関するゲームでもあります。
なお、春田さんは、会長就任後も想定外といえる横浜ベイスターズの
買収を担当、ベイスターズのオーナーに就任しています。
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