「ビジネス成功者の仕事ゲーム」の第3弾が完成しました。
今回は、《民間企業では難しいとされた宅配便を実現:
クロネコヤマ・都築さん編》です。
宅配便の事業化は、運輸省との闘いであったとされています。
既得権保護の運輸省と、宅配便という新市場創造に向け
既成緩和をもとめるヤマトとの対立です。
ヤマトは、強硬手段として監督官庁の運輸大臣を
告訴するといったことも行っています。
クロネコヤマトといえば、一番に思い出されるのが
「2代目社長・小倉昌男」さんです。
「運輸省無用論」の発言までして
宅急便の実現に取組んでいます。
規制緩和を唱え続けた人物です。
しかし、今回のゲームは小倉さんでなく、その後を継いだ
3代目社長「都築さん」をモデルにしています。
「都築さん」をモデルにした理由は大きく2つあります。
一つ目は、トップとそのコンビ・相棒の存在です。
「ソニーは井深さんと盛田さん、ホンダは本田さんと藤沢さん」と
優れた経営者は相棒との協力で事業を成功させています。
表舞台で話題になるのは「井深さんや本田さん」であっても
かれらは優秀な相棒に支えられていました。
クロネコヤマトもそのようなケースです。
「小倉さん」の相棒が「都築さん」になります。
運輸省との直接的な交渉にあったのは「都築さん」のようです。
粘り強い交渉があって
はじめて運輸省から規制緩和を引き出しています。
「都築さん」の相棒的活動なくして
宅急便は実現しなかったかもしれません。
2つ目は、「都築さん」が現代に通じる若者だからです。
なんとなく「ヤマト」を受験します。
入社を決めたのは、本社が銀座にあり
自宅から近かったという理由です。
入社3年目に辞表を提出
「七五三退社」に陥りかけています。
どこにでもいるような若者です。
そんな若者が、「小倉さん」とコンビを組むことで
社長にまでのぼり詰めています。
ゲーム学習を通じて、ビジネスにおいては
よき相棒が必要であることを学んでください。
新入社員がどのように育っていくのかを学んでください。
振り返り学習のグループ討議で
自らの「仕事理念」を考えてください。
《民間企業では難しいとされた宅配便を実現:
クロネコヤマ・都築さん編》ゲームは電子出版しています。
「careergame.stores.jp/ 」で購入できます。
電子出版ですので、ゲームシートや関連資料は
ご自分で印刷していただきます。
サイコロとコマも準備してください。
いまは、第4弾はブルドーザーなど建設機械の
「コマツ編」にとりかっています。
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